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これから男と修羅場2

昨夜の事纏めました。
結構イラつきながらだったんで、中身薄いかも知れないけど勘弁してください。

夜になって俺の部屋に来た彼女、いつもとまるで変わらない。
単刀直入に聞いた、岡田とお前ってどんな関係だ?と。
一瞬動揺したように見えたけど、本当に一瞬だった。瞬きしたら見逃すくらい。
平然と答えてたよ、誰それ?って。
俺「お前、自分の口で言えよ」
陽菜「言えって言ったって、誰よ、としか言えないんだけど」
俺「もう一度だけ言う。お前が言え。俺に言わせるな」
陽菜「……え、なに?…」
ここでやっとキョドル陽菜。遅いんだよ…誤魔化そうとした時点で腹が立って、残念で仕方なかった。

で、ボソボソと喋り出した。
纏めるとこんな感じ。

岡田には先月告られた。彼氏いるからダメだと断ったら、いてもいいから一方的に追いかけさせて、と言われた。
陽菜と陽菜友、岡田と岡田友の四人で飲みに行って、
酔った所でお持ち帰りされた。
記憶が無いんだけど、抱いたと岡田に言われた。
彼氏にばれたらマズイでしょ、と言われ、強引に誘われるようになった。その後何となく二回抱かれた。

もう馬鹿かこいつは、と思ったよ。陽菜は中学から高校まで女子校、大学で初めて共学になって、間もなく俺と付き合うようになった。
けど、沢山の男どもにチヤホヤされていい気になってたんだろ。俺一人に縛られるのが嫌になったんだろう。

俺「岡田恰好いいもんな。お前、惚れたんだろ?」
首を振る陽菜。
俺「じゃあ何で抱かれた?なんで浮気した?」
陽菜「ごめんなさい…魔がさしたのかも…」
俺「で、他には?」
陽菜「え?それだけだけど…」

思わずビンタしてしまった。こいつはフェラの事、隠そうとしてた。

俺「お前、学校の中でいつもフェラして飲んでんだろ?」

目をまんまるくして号泣し出したよ。別れないで、ゴメンなさい、もう絶対しない、のオンパレード。

取り合えず、岡田に別れると言えと電話させた。オンフックで。
ところがこれを渋る陽菜。
俺「なんで電話したくない?」
陽菜「事を荒立てたくない。同じサークルだし…」
俺「それは、俺よりも岡田の事が大切だという事だな。分かった」
席を立とうとすると慌てて「分かった!分かったから…」
このやり取りの最中に俺自身妙に冷静になっていくのを感じた。陽菜って、こんな奴だっけ?みたいな不思議な感覚だった。
しかし、陽菜はオンフックでの電話は勘弁して欲しいと言ってきた。いい加減泣きたくなったが、ならこの瞬間にお前とはお終い、と言うとやっと諦めて電話した。
そして、陽菜の一方的というか、強引な電話の内容がこれ。

陽菜「ごめん、何も言わずに私のいう事を聞いて」
岡田「は?なに?突然」
陽菜「もう連絡してこないで。お願い」
岡田「はぁ?なんだよ、いきなり」
陽菜「ごめんね、本当に」

有無を言わさずそれで電話切ったんだよ。
何なんだよ、って感じ。怪しさ満点。
すぐに陽菜の携帯奪ってリダイヤル。
俺「岡田くん?」
岡田「はぁ…っつうか、誰?」
俺「陽菜と付き合ってる俺彦だけど」
岡田「あぁ、はい…って、なんなんすか、さっきから」
俺「…陽菜が言ったとおりだけど、なんか言い分あるのか?」
岡田「大ありっすよ、そこにいるんでしょ?陽菜。代わってよ」
陽菜の事を呼び捨てにした時点で何となく分かっちゃったけどね…

俺はオンフックにして、俯いてる陽菜の目の前に差し出した。
俺「陽菜、岡田が話あるってよ。このまま話せ」
陽菜「え!ええ?」
再びキョドル。

岡田「陽菜!いきなり何なんだよ!大体なんで俺彦と一緒なんだよ!」
陽菜「え…あの、岡田くん!あの、違うの!」
岡田「連絡してくんなって、逆だろ?俺彦に言えよ、そんなの!」
陽菜「いや…あ、の…」

浮気女、二股女の常套句だと、童貞歴長い俺でも分かったよ。
半分パニクる陽菜は放っておき、俺が岡田に話しかけた。

俺「岡田くんさあ、なんか話見えないんだけど」
岡田「それはこっちのセリフっすよ。なんでまだ一緒にいるんすか?陽菜に言われなかった?ああ、ひょっとして付きまとってんの?」
付きまとってるって…こいつは…俺は怒りを抑えて聞いた。

俺「お前…陽菜とはどうなってんだ」
岡田「はぁ~?陽菜から何も聞いてないんすか?もう付き合う寸前なんすけど」
俺「俺がいるのに、何言ってんだ?」
岡田「だから、あんたと別れて俺と付き合うの」
俺「別れるなんて一言も言ってないんだけど」
岡田「もう言われますよ。ってか、あいつまだ言ってないのかよ…」

俺は隣で震えながら泣いている陽菜に聞いた。
俺「お前、俺と別れたいのか?このバカと付き合いたいのか?」
顔を横に振る陽菜。

俺「岡田くんさ、陽菜俺と別れないって言ってんだけど。何勘違いしてんの?」
岡田「んなわけないでしょ。大体俺達、もうしまくってますよ。多分あんた以上に」
俺「お前……後で電話するわ」
電話を一方的に切って、返す手で陽菜をまたビンタした。自分でもこんなに女の頬を叩く事になるなんて考えた事もなかった。

俺「お前、あいつとやりまくってたんだってね。二股だね」
泣きながら思いっきり顔を横に振る陽菜。
俺「まあいいわ…何言っても信じられんわ」
陽菜「違う!信じて!別れたくない!」
俺「しかしうちの大学にあんな馬鹿がいるとは思わなかった。あんなのを好きになるお前もおかしいわ…」

号泣してましたよ。二股疑惑には明確に反論する事もなく、ただ一向謝ってました。

そして岡田から着信、陽菜にオンフックで出させました。


岡田「陽菜よ、どうなってんの?まだそこにあいついるんだろ?早く追い出せよ!
俺が守ってやっから。何も心配すんなって。あんな奴、ぶっ○してやるからさ」

この言葉を聞いて、俺は陽菜から電話をむしり取った。
俺「お前、もう一度言ってみろ。俺をどうするって?」
岡田「まだいるのかよ…お前こそストーカーしてないで家で寝てろよ。お前は捨てられたの。陽菜は俺を選んだの!」
俺「お前、本当にうちの大学?頭悪過ぎるだろ」
岡田「うるせえよ。調子に乗ってると○すぞ」
俺「ああ分かった。陽菜んちで待ってるよ。陽菜が欲しいんなら来い。俺が恐かったら無理しなくてもいいけどね」
岡田「…お前…マジ○すわ…」

はい、と言うわけで、今夜陽菜んちで三者面談となりました。


岡田との電話切った後に、陽菜自分のしでかした事の重大さにやっと気付いてたよ。遅過ぎるけどね。
陽菜が全面的に悪い。

でも、それとこれとは別。陽菜抜きにしても、岡田とは男として対峙するしかないと思ってる。馬鹿にされて黙ってられないよ。




こないだの夜の話。

岡田、陽菜の家に現れるや否や中で待ってた俺に掴みかかる。ここでひと騒動。俺は軽く二発殴られ、岡田にはかなり強めの一発を返した。
その間、泣き喚きながら仲裁にはいる陽菜、まるでドラマのワンシーン。
ここで当事者中の当事者である俺、何故か凄く冷静というか、客観的にこの状態を見ていた。もう馬鹿馬鹿しいと思ってたからだと思う。
こないだの電話も陽菜の部屋からだと勘違いしていた岡田は、俺の事ストーカーストーカー喚き散らし、陽菜が必死に誤解を解いていた。で、やっと落ち着く岡田。

夫々の言い分です。

岡田…
そもそも陽菜を狙ってる男は沢山いた。でも彼氏有という事で皆諦めていた。俺からすると、結婚してるわけでもないのに、何で?って感じ。
それで、六月の頭、陽菜に彼氏がいるの知っていながら告白。とにかくタイプで好きで好きで仕方なかった。陽菜に断られるものの諦めきれず、奪い取る事を宣言、陽菜は拒否しなかったし、大学で会う度に今まで見た事もないような笑顔で接してくれていた。

これは多いに脈ありと考え、飲み会を設定。少なくとも陽菜は喜んで参加してくれた。
飲みで夫々の友人を返した後、二人で飲み直してる時に、彼氏の愚痴を話し出した。時間がなくてなかなか会ってもらえない、寂しい、と。
それ聞いて全力でアタック。陽菜、困る、とか言いながらもニコニコと接してくれるので、これはいけるかも、と思い、そのままホテルへ。
まずいまずい、と言いながらも全力で拒否しない陽菜を見て、強引に連れ込んだ。
翌日から電話攻撃、前日の事を覚えていないかも、と言っていたが、絶対にそんな事はないと思った。何故なら、相変わらず愛想良かったし、話の端々で俺の体の特徴、裸にならないと絶対に分からないような事を言ってたから。

三日後、何だかんだ言いながらも買い物につきあってくれた。で、渋る陽菜をまたホテルへ。
この辺りから日中に会う事が多くなる。当然、セックスは毎回していた。七月に入ってからはほぼ毎日会っていたし、時間が無い時は授業の合間に人気のないところでいちゃついていたりした。
陽菜、彼氏に悪いと言いながらも拒まなかった。
そんな、実質恋人同士の
ような関係が一ヶ月近く続き、こそこそ会うのが嫌になったので正式に俺彦と別れて俺と付き合ってくれと迫った。絶対に寂しい思いはさせない、全てに陽菜を優先させる、と言った。
数日後の彼女の答えは、イエス、でも少し待って欲しい、というものだった。
その後、あの電話で俺彦が別れてくれず、ストーカー化して陽菜を苦しめてると思った。陽菜の優しさにつけ込んで居座る悪い奴だと思っていた。
知らなかっとは言え、電話で暴言をはいた事は申し訳なかった。

陽菜の言い分…

岡田に告られた時は戸惑ったけど、素直に嬉しかった。
飲み会も迷ったけど、岡田の強引さと、友人が行きたがっていたので、なし崩し的にいく事になった。
ホテルの件は全く覚えていない。だけど意識が無いにしても、潜在意識で岡田を受け入れたという事は事実。翌日岡田に抱いたといわれて自己嫌悪、岡田を憎むよりも、自分自身が嫌になった。
俺彦に言おうかどうか迷ったけど、授業やバイトに奔走している姿を見て言えなかった。
その後岡田に誘われて、正直言うと悪い気しなかった。何よりも私の事を第一に考えてくれてるのが分かったので、申し訳ないやら嬉しいやら。

頭がボーっとしてた。俺彦以外の男にベッドに誘われて、凄く大人になった気持ちがした。私は田舎娘、都会に出てきて身分不相応の振る舞いをしたかったのかもしれない。大人の女って、男性経験も豊富で…なんて勝手な偶像を自分自身に当てはめようとしていたのかも。
何度も抱かれているのに気付かない俺彦。だんだん罪悪感が無くなってきたと思う。そして、罪悪感がなくなってきた事に気付いては自己嫌悪、の繰り返し。

共学の大学入ってから男にチヤホヤされて浮かれすぎていたかもしれない。でも、一番真剣に誠意を見せてくれ、すごく男っぽい俺彦を選んだ。後悔なんかしてないし、これからも一緒にいたい。本当に馬鹿な事したと思っている。許して欲しい。何だってするから。


二人の話を順番に聞いたんだけど、途中途中で「それは違う」「そんな事言ってない」だの、お互いグダグダになってました。ですが、概ねこんな感じでした。


そして最後に俺の言い分…
俺の文章能力の問題もあるけど、上記のように彼女の言い分聞いてても内容が薄いような気がしました。そんじょそこらに転がっているなんの変哲もない浮気話かと。
だから俺は陽菜にこういう内容の事を言いました。

つい数日前の事なので頭が混乱しているから、まだお前の事が好きなのか嫌いになったのかも分からない状態。だけど、少なくとも信用は出来なくなった。
浮気も許せないけど、俺に嘘を付き、嘘を嘘で取り繕うとしたことが許せない。
こんな事されて信用できると思うか?人間関係は信頼関係が無くなると終わり。やり直せない。いまここで、この場で俺達はお終い。岡田と好きにすればいい。

もう陽菜の泣き喚き方は半端じゃありませんでした。土下座しながら許して欲しいのオンパレード。
なんか、隣にいる岡田が可哀想になるくらい…

そして岡田は陽菜に泣きながら抗議していました。付き合ってくれるといったのは嘘だったのかって。俺(岡田)の事、好きじゃなかったのかって。
逆に俺は涙なんか全く出ませんでしたけど。

陽菜、岡田にも謝るばかりで、もうボロボロでした。


俺が部屋を出ようとした時、陽菜が追いすがってきましたけど、その横を「ふざけるな!」と怒鳴りながら岡田が陽菜を半ば突き飛ばすようにして出て行きました。
床にへたり込んで泣く陽菜は、もう本当にズタボロで、自業自得とはいえ、可哀想だなって思ってしまった…
まぁでもそのまま出てきましたけど。

その日の夜は何も無かったんだけど、翌日から電話とメールが凄かったです。当然、別れないで!のオンパレード。

その日の夜は何も無かったんだけど、翌日から電話とメールが凄かったです。
根負けして今日の夕方、電話に出ましたけど、予想と反して、陽菜は別れを受け入れる、と言ってました。
今度は俺に振り向いてもらえるようにいい女になって、陽菜の方から告るって。それまで他の男とは絶対絶対付き合わないって。


こんな感じです。
自分が陽菜の事を実際どう思っているのか、今は全く分かりません。でも凄く落ち着いています、不思議なくらいに。スッキリした、というのとは全然違いますけど。

あの修羅場、陽菜にとってはトラウマになるだろうな…
でも俺も陽菜が岡田のチンポ咥えていた場面、完全にトラウマだけど。あいつのチンポ、俺よりもデカかったかも。

コメント

これは辛い(T_T)

俺彦君君は可哀想過ぎる(ToT)岡田ってのわ、存在意味無し!後は俺彦君、陽なちゃん彼女にして、扱いをきつくしてみては、どうでしょう。(^-^)v

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