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動き出した歯車(その27)

俺に向けて放った鬼畜な雑言と、今の言葉とのギャップに混乱して完全に注意が疎かになっていて、そのため 不意をつかれた格好になってしまった。 気が付いた時には、もう鼻先寸前。...

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動き出した歯車(その26)

職員室の手前で急ブレーキをかけて足取りを緩め、乱れた呼吸を無理やり整え、努めて冷静な表情で中に 入る。 「失礼します。音楽室の鍵を借りにきました」 けれども、返事は聞こえない。席には音楽の教師はいなかった。...

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動き出した歯車(その25)

その後、暫くはお互いの都合がすれ違う日が続いたこともあり、会うとすぐエッチ という展開になる事 は無かった。 抱きしめあってキスをして お互いの気持ちを確かめ合ってそれぞれの家路へと別れる日々、より深い肌 の触れ合いの無い、セックス抜きの日々は、苦痛の日々だった。...

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動き出した歯車(その24)

胸の中は、激しい後悔で一杯だった。 見ればこうなるのは解っていたのに、なぜ、見てしまったんだろう。 あれほど、自分でも見るなって言っていたのに。...

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動き出した歯車(その23)

彼女の太腿の締め付けが強くなったり弱くなったり、その周期が短く、振幅が激しくなっている。 喘ぎ声も段々とリズミカルになってきたようだ。 大丈夫だ、絶頂は近い。このまま突き進むんだ。頼む、イってくれ。 祈るように花芯を舐め上げていく。...

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動き出した歯車(その22)

真中にある 窪み、というか裂け目にそってゆっくりと指を動かしていった。 粘り気のある液体に覆われたクレバスを辿る。 小さな突起に指先が触れた瞬間、微かに『ウッ』とも『ハァッ』ともつかない声が漏れてくる。恐らくここが 女の娘の一番敏感な所-クリトリス-なんだろう。 さらに前進していくと、不意に指が何か深みに嵌った様に、ずぶずぶとのめり込んでいった。...

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動き出した歯車(その21)

大人しくて 控えめな彼女が、自分の方から抱きついて来るなんて、考えても見なかった。 でも、何で。 どうして、突然こんな事をするんだ。 「どうしたの?」 返事は返ってこない。...

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動き出した歯車(その20)

「でもさ、断るにしてもあんなむきになって『やめろ!』なんてすごい顔して言う必要ないと思うんだけど」 「もう少し大人なあしらい方しないと、餓鬼だとおもわれるよ」 うるさいな。こっちの気も知らないで。今ので 俺がどれだけ焦りまくったか、お前には解らないだろうな。...

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動き出した歯車(その19)

遅い。 時計を見ると、電話があってからかれこれ1時間たつ。 一体何をやっているんだ。 電話が終わった後、手早く朝食を済ませ、身だしなみを整え、服を着替えて待っていたものの、待てど暮らせ ど来やしない。 いいかげん焦れて約束をすっぽかして出かけようと思った矢先に、玄関の呼び鈴が鳴った。...

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動き出した歯車(その18)

結局、山のような大きくてドッシリしたアイツの愛情の上で、ドキドキワクワクの恋愛ごっこを楽しみたかっ ただけだったんだ。 丁度、夫婦という安定した地盤を築きながら、刺激が欲しいと不倫に走るような主婦と同じだ。 ははは……最低。 気持にずれがあった訳じゃない。ただ私が自分勝手にラリってただけ。 本当、アイツには勿論、先輩にも申し訳ない気持で一杯。 自分を消し去ってしまいたい。...

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動き出した歯車(その17)

私は、先輩の表情を見ながら、ゆっくりとスカートをたくし上げて行く。 やがて、徐々に股間を被う白いものが姿をあらわしていく。 腰まで姿を見せた処で、先輩が私の両腰に手を当て、その白いものをこれまたゆっくりとずり降ろしていった。...

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動き出した歯車(その16)

8月某日、ひろクンのお母さんから電話があった。 アイツ、風邪引いて寝込んでるんだって。いわんこっちゃない、あんな無理な事して。 家に行ってみると、アイツは苦しそうな表情で汗をびっしょりかいて眠っていた。額にそっと手を触れてみる。 熱い。かなり熱あるみたいだ。何だか辛そう。...

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動き出した歯車(その15)

「お互いに洗いっこしよう」 て言われたけれど、そんな気になれなかった。急速に醒めていくのが自分でも解る。 シャワーは一人で浴びた。 全身の汗をくまなく洗い流した後、股間のぬめりを入念に流していく。...

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動き出した歯車(その14)

2、3歩はなれ、振り向いて香織の表情を観る。 その顔は、何とも形容し難かった。悲しみ 諦め 嫉妬 愛しみ 憎悪 その他様々な感情が同居しているの だろう。今まで生きていてこんな表情の香織を見た事はなかった。...

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動き出した歯車(その13)

桟橋では、お目当ての客船がより一層その巨大さを見せ付けていた。 「すごいね」 「うん」 俺達は言葉も無く、巨大な塊に見とれていた。 船のテラスには客がこちらに向かってニコニコ笑いながら手を振っている。 思わずこっちもつられて手を振り返す。...

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動き出した歯車(その12)

翌々日 日曜日、午後6時頃。 そろそろあいつの予定も終わると思われる頃、俺は電話を掛けた。 『はい、もしもし?』 『もしもし、僕です』 『あ…田川君? どうしたの?』 『いや、別に何の用も無いんだけどね、ちょっと君の声がききたくなっちゃって』 『あー、もしかして口説いてるつもり?だめよ、伊藤さんがいるじゃない』...

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動き出した歯車(その11)

「あいつを……香織を……見たんだ」 「見たって、何を?」 「月曜日の日、帰るのが遅くなって、夜部室棟の前を通り過ぎようとしたら、サッカー部の部室で何か音がし て」 「何かなって思って 近づいてみたら、声がして」 「覗いて見たら、香織がいて………………してた」 「何を………してたの?」 彼女の声も震えていた。...

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動き出した歯車(その10)

連休明けの月曜日、俺は上機嫌だった。 コンクールの予選以来 トラウマとなっていた、『人前であがらずにピアノを演奏する』ということが、すんな りとできた事、さらに、聴いて欲しい人に聴いてもらい、喜んでもらえた事、この二つの事が 今まで苦痛で あった人前での演奏を、一気に快感に変えてしまっていた。...

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動き出した歯車(その9)

9月。 2学期 始業式が行われ、授業が再開された。 何事も無く。...

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動き出した歯車(その8)

当日、俺はあいつの瑞々しいばかりの水着姿に見とれていた。 赤、黄、青、緑の鮮やかな原色の模様のビキニ、その体の端から生えている長くて細い手足、 小さな顔に一杯に浮かんだ笑顔。 すれ違う男たちは、みんな振り返っていく。 すげぇ、こいつこんなに綺麗だったんだ。...

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動き出した歯車(その7)

下着を脱がすと、先輩は私の股間に顔を埋め、割れ目を指でひらいて、その間を舐めはじめ。 私のそこが、全て先輩の目の前にさらけ出されている。 股間の裂け目に沿って先輩の舌が行き来する。 花弁を啄ばみ、尿道を擽り、ヴァギナに舌をねじ込でくる。...

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動き出した歯車(その6)

部屋へ通されると、先輩は 「お茶、入れてくるね。」 といって、出て行った。 あたりをぐるっと見回す。 意外と(といっては失礼か)男っぽい部屋だった。 貼ってあるポスターにしても、本棚の雑誌にしても、サッカー関係のものばかりだ。 水着の女性の写真なんか一枚もない。 きょろきょろと見回していると、先輩がやってきた。...

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動き出した歯車(その5)

「初デートで……………………なんで?」 「元々、高校に入ったら素敵な恋をしたいと思ってた。」 「そして、そのまま初体験までできたら、なんて思ってた。」 「そしたら、かっこいい先輩がいて。」 「その先輩がデートに誘ってくれて。」 「何か夢を見ているみたいだった。」...

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動き出した歯車(その4)

何もできないまま、日が暮れていった。 時刻は既に午後8時30分 普通ならとっくに家に帰っている筈だ。 思い切ってあいつの家へ電話を掛けてみた。 出たのは、あいつのおふくろさんだった。 おふくろさんは、今日はてっきり俺と出かけたとばっかり思っていたらしく、びっくりしていたようだった。...

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動き出した歯車(その3)

恐れていた事が起こった。 今までは絵や写真といった、二次元でしか知り得なかったものが、今回は3次元、 しかもすぐ側にあって、手を伸ばせば容易に触れることのできる距離だ。 しかも、本人に直接確かめる事ができると言うのは、あいつにとって、魅力万点、 情報を取って取っても尽きる事の無い魔法の泉のようなものだったであろう。...

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動き出した歯車(その2)

高校に入学した。 あいつは2組、俺は1組だった。 あいつは不満気だったが、俺は内心ほっとした。 入学式のために登校している最中から好奇の目は向けられるし、自己紹介で立 った途端に歓声が沸き起こるは「いよ!有名人」なんていう野次がとんだりする は、これがもしあいつと一緒のクラスだったら何を言われていたか、と思うと 背筋が寒くなる。...

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動き出した歯車(その1)

幼稚園のころからずっと一緒に居たあいつ。 気が付けばあいつのことを好きになっていた。 俺はあいつに「好きだ。」と言い、あいつも俺に「好き。」と言ってくれた。 なのに、 あいつは、俺以外の別の人の彼女になっていた。 そして宣告。...

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