自分の彼女が自分以外の人にさえたＨ 総集編

彼女とは休日が会わず、店が終わっても毎日終電近くまでカットの練習をして残っている
ので、土日でも会えなく、電話する時間さえも貴重な時間と思える日が続きました。
彼女の誕生日、私は思い切って仕事帰りの遅い時間に彼女の店の前で待って、驚かそうと
彼女の店が見えるコンビニで雑誌を読むふりをしたりして時間を潰していました。
閉店になっても、彼女が出てくる気配は無く、メールを入れると、誕生日なのに今日は
電話できないかも。なんて返信が入りました。
私は彼女の喜ぶ顔を楽しみに、待ちました。
2時間後、彼女が出てきました。･･･背の高い、彼女の店の美容師らしき男と仲良さそうに。
笑顔の彼女と、その男は二人で横に並んで歩き、時折、彼女は笑って男に自ら持たれかかる
ような動きをしていました。はたから見れば仲良し、を通り越してカップルです。
そんな筈は無い、と何度も胸の中で唱えながら二人の後を追うと、今度は、やたらと二人の
手が触れ合い出しました。そして、そのうちに自然の成り行きで二人は手をつなぎました。


私は耐えられなくなり、二人に近づき、つながれた手を割裂いて、
「おいおい、何やってんの～」
とギャグ口調で言ってしまいました。

私は完全に浮いてしまいました。
男は唖然とし、彼女も事態が飲み込めていないようでした。
そして彼女は私に向かってこう言いました
「何か用？」
立ちつくす私を尻目に男が行こうぜと、目で彼女に合図を送ると、彼女は再び男の手を
握って歩き出しました。

私の恋は彼女に髪を切られる前にカットされてしまったようです。