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カセットテープ


「授業終わったーーよし帰ろうぜミキ」
今日のミキはいつもと違って、どこか様子がおかしかった。
「…大丈夫だよ……それよりナオちゃんの具合はどう…」
「えっナオの具合って? ナオは今日昼休みにあったけど元気だったぜ」
「…そう…それなら…よかった…」
「おい…ミキどうしたんだよ…ナオがどうかしたのか?」
ナオは俺の一つ下の可愛い後輩だ。
ナオは色白で童顔で髪の毛はショートカット。
街に一人で買い物に行くとよくナンパされるって本人は言っていた。
だからナオはナンパされるのが嫌だからいつも俺を誘う。

ミキはそれからだまったままだった。適当に話をふってもどこか上の空だった。

「じゃあなまた明日学校でな。」
「うん…」

俺は学校から帰ると鞄をいつもどおりにベッドに放り投げる。
ガチャ…
「なんか音がしたぞ…」

普段勉強道具などはいつも学校の机の中に入っていたりするので鞄の中はほとんど空なのだ。
鞄を開けると…見慣れない封筒が入っていた。
封筒の中にはカセットテープが一本と便箋が無理くり入っていた。
便箋には『これを聞け』と短く一言添えてあった。

「…ぷっ…何だこれ…いまどきカセットテープって…俺テープレコーダーとかラジカセなんて持ってないぜ!」
俺は思わず笑ってしまった…聞こうかどうか迷ったが…とりあえず聞くことにした。

「かあーさん!ラジカセかしてーーー」

「愛の告白なんてものが入っていたりするのかな…くくっ…さあ何がはいっているやら…」

グチャ…グチャ…
なんか卑猥な音が聞こえてくる。

「何だこれ…」

あぁぁん…うぅん…はぁぁあああぁぁああん…はぁあん…うはぁあん
あぁああん…あん…あ…めぇえ…だめえぇなのぉおおーーーーー
…もおぉおお…あぁん…だめぇええ…ひぐぅう……あん…うぐ…うぅあん…ぃあぁ…だめぇええ
…きちゃうー…きちゃうよぉお…何かがきちゃうぅー…だめぇええーーー
いぐぅううううーーいっちゃうぅうううよーーーー
はじめてぇなのにーーうあぁんああん…こ…こ…こんなに…
…長くて太いちんぽ……くわえて…おぼえちゃぁうよぉおお………おぼえちゃうぅぅ……
もう普通じゃ……ま…まっ…満足……んできぃん…ないんん…
あなたのおちんぽ……おぼえちゃうぅ……
あぁぁ…おぼえたくぅ…なぁい……おぼえちゃああぁだぁぁめなのにぃ……ひぐっ…
…あぁ…あなたのおちんぽの大きさに……………マンコ……広げられちゃうよぉ…うぁ…ぐっ…
あなたの…長くて…ぶっとい……たっ…たくましいちんぽでぇ…ひっ…ぃかされちゃうぅぅん……
…だめえぇ……だめえぇ……おぼえちゃうぅーーー
…おぼぇたくぅ………うはぁはぁ……なぃいいーーー
この……この気持ちよさを知っちゃたら……きっと……も…戻れ…んぁ…戻れ…ない…よぉおおぉ…
あなた以外のじゃあぁ…きっと満足できなぃ…あなたとじゃなきゃ…もう…
…もう好きな人とのエッチじゃあ…満足できないぃぃぃーーー
いっちゃたら…ぅぐぅ…き…きっと…戻れないよぉおおおーー
いっちゃうーいっちゃうーいっちゃうよーー
だめぇえええーーいきたくないよぉぉぉーーいかされたくなぁあいいぃーーー!!

そこでカセットテープが切れた。


「間違いないこの声はナオだ…」

ナオが…ナオが犯されてる……相手は誰だいったい………

そうだ今日のミキの様子はおかしかった…ナオの様子がどうだとか…
もしかしたら何か知っているのか?
俺は携帯にかけるがミキの携帯にもナオの携帯にも繋がらない。

くそ…どうして繋がらない…

俺の家からならミキの家が近い。まずは何か知っているかもしれないミキからだ。

俺は自転車でミキの家まで行きチャイムを鳴らす。
だが誰も出てこない。
ドアには……鍵が━かかっていない!?

俺はドアをあけるそこには靴がある!
ミキとそれと…何足の靴が…

「…うぁあああん………いいぃぃーーー!!」

2階のミキの部屋からだ!
俺は無我夢中で2階のミキの部屋へと向かう。

ミキの部屋に入るとそこにはナオと同じクラスのケンジがベッドの上で抱き合っていた。
俺は一歩足を踏み出すと後ろからミキに腕をつかまれ間接をきめられた。

「ミキ何している…ケンジを止めろ!ナオが嫌がっているだろ!!」
「ナオちゃんが嫌がって見えるのあれが?」

「………あぁんーダメェーー」
ケンジはナオに抱きつき激しく腰を振る。


「腕をはなせミキ!!!」
「キミはいつもナオちゃんのことばかり…僕との約束よりもナオちゃんの約束。僕とのデートよりもナオちゃんとの買い物が優先」
「デートって何をいっているんだミキ! 俺達はつきあってなんていないだろ!!!」
「…セイジ、はやくやっちまえよ…ナオみたく…」
ケンジはミキを苗字でなく名前の方で呼ぶ。

ミキは無言でケンジをにらむ。
ケンジはだまりナオとの行為をはじめる。

「じゃああのときの告白は何だったの?」
「あれは罰ゲームで先輩達に無理やりいえって命令されたんだ後で説明しただろ! 男同士でなんて気持ち悪いだけだ…」
「…男同士で気持ち悪いって、ナオちゃんのこと好きだろキミ!!…澤近直樹のことが!!」
「………そっ…そんな事はない…ナオは…可愛い……ただの後輩だ……」
「じゃあなんでここまで来たんだよ!キミはナオのことが好きだから来たんだろ!
キミは可愛ければ男でも女でもどっちだっていいんだろ!! それを認めろよ!! キミは僕と同じなんだ!! それを認めろ!!!」
「違う!!! 俺は別にナオに特別な想いなんて…もっちゃいない…ナオは男だから…」

ミキはドアの方に俺を突き飛ばす。

「キミさぁ、カセットテープ聞いて興奮したんだろ? 男同士のからみなのに興奮したんだろ? 嘘つくなよ!!」

「…俺は…興奮……なんか…して…いない…」

「まったくキミは往生際が悪いね…キミのパソコンの履歴知っているんだよ…」
「…り…履歴って知っているはずはない!! 履歴は毎日自動で削除している…親も知るはずがない…それを見る事は…」
「以前遊びにいったときプログラムを入れといたんだよ…履歴というかアクセスしたURLをこっちに送るプログラムをね…」

ミキが俺の正面に立つ。
「キミ…最初は女性のHなイラスト画像収集してたけど、途中リンク先でフタナリのイラストをたまたま見てしまって興奮したんだよね……
次にキミは自分の好みの可愛いキャラが実は女装した男だと知りノックダウンされ、見た目が可愛ければ男でも大丈夫になったでしょ?
それからキミはBLにはまっちゃったんだよね……僕は全て知っているんだよ……キミの性癖を……全て……」

「…そ…そんな…性癖なんて持っていない!!」

「…フタナリに興奮した時点でキミはいずれこっちの世界にくると思っていたよ…なのに…キミは僕ではなくナオの方にいくなんて…
まさかショタ属性だったとはね…まぁありがちだけど…」

「………………」

「男同士が駄目だなんてことないんだから…認めちゃった方が楽になるよ…ぬけるジャンルが増えるんだ…女でも男でも…
ほら…ナオちゃんが向こうでケンジとキスしているよ…ナオちゃんはもうケンジにぞっこんだよ…」
「…ちがっ…俺は…ノーマルだ…お前たちとは違う!!」
「いいかげん認めろよ…キミはナオのあえぎ声で興奮したんだ。認めろ!! キミは外見が可愛ければ男でもぬける。認めろ!! 女装した男でもぬける。認めろ!! 
外見がまったく男でもぬけるようになった。認めろ!! 認めろ!! キミは男相手でも興奮するんだ! 認めろ認めろ!!
そして、キミはもう二次元だけでなく現実でも男同士でエッチしたいことを望んでいる! 認めろ認めろ認めろーーーー!!!」

「…うっ…うぅ……す…少しは………認めるよ…けど…それは2次元の中だけだ…現実では絶対にありえない…
現実では受け入れられない…男同士だなんて…」
「2次元で好きなものは現実でも好きになるんだよ……」
「…………」

「また黙り込む…もうこうなったらキミの心に聞くしかないようだな…そうしないとキミは認めないようだから…」
「心に聞くってどうやって? 何するきだよ…」
「キスをするんだよ…僕たちもあいつらに負けないキスしよう…あのときよりも激しいキスを……そして認めるんだ心から…」

ミキが俺の顔を両手で固定する。
「まだ男同士でキスをするのが抵抗あるんだね…だったら目をつぶっていればいいよ…そう…そして力もぬいて……」
俺はなぜかミキに言われるように力を抜き目を閉じてしまった。

ちゅ… 軽く唇にキスされる。
それが俺のファーストキスだった。

ぷちゅ… 今度は唇全体がゆっくりと触れる。
以外と唇ってやわらかいんだ・・・

「ねぇ…キスは男同士でも気持ちいいだろ…………さぁ…舌を出して…後は僕がリードするから…」

俺は本来なら女性とするべきキスをミキとする。

ジュル…ジュルル…くちょあ…じゅぶぶぶ…

俺はどこで分岐点を間違えてしまったんだ…
俺にはみんなに内緒にしていた幼馴染みの彼女がいた。彼女に告白したのが中学校3年のとき。
一緒の高校へ行けると思っていたが…
彼女の両親が厳しく女子高へと彼女を進学させた。
彼女は俺に浮気しないよう男子校にいってほしいといわれて…男子高に進んだ…

それから、あのカセットテープを聞いて後輩のナオがケンジに犯されたのを知った俺…
俺はナオを助けるため、ミキが何か知っているかもとミキの家までやってきた…

どうして俺は今ミキとキスしている…男同士なのに…
まだ彼女とキスもしてなかったのに…それをミキに奪われた。

…ごめん……
俺は彼女に謝る。

俺はミキのキスだけで興奮してしまっていた。
「下はもう、すごいパンパンだよ…でもぉ…今は0ま0だ………ダ0メェ…ふふっ……キスだけでいかせてあげるから……ね?」
ミキの言葉が勝手に頭の中でフィルターがかかって可愛く聞こえてしまう……

ミキは俺の股間を軽くさする…
ドピュ!
俺はミキに少しさわられただけでいってしまった。

「えっ?…今のだけでいっちゃたんだ…キスだけで興奮してくれたんだねぇ……やっぱりキミって可愛い…」

くちゅう…ぐちゅ…
男同士なのに…キスがこんなに気持ちいなんて…
唇が離れるときにお互いの唾液が糸を引く。

「…はぁ……大丈夫ぅだよぉ…キスが終わったらぁ…フェラもしてあげるからぁ…それから後ろも…」
股間を触られ再び元気になる俺のあそこ。

「もっと男同士だけしか、わからない気持ちよさを教えてあげる…フェラする気持ちよさも教えてあげるぅ…
ザーメンのおいしさも教えてあげるしぃ…アナルの…ケツマンコの気持ちよさを教えてあげるからぁ…ナオちゃんみたく…」

「……あぁん…だめぇえ……マ……ン…コ……ケ……ケツ…マンコでまたいかされちゃうーーー」
そのときナオのあえぎ声が聞こえたが俺はミキとのキスが気持ちよくナオの事などどうでもよくなっていた。
ナオはケンジを受け入れてるからもう助ける必要なんてないんだ。

俺の方もミキを完全に受け入れてしまっていた。
ミキとの行為の間、まったく幼馴染みの彼女のことなど思い出さなかったからだ。

カセットテープ [終]

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