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嫁の彩たんが寝てる間に -7-

次の日、目覚めるとお昼近かった。
彩はもういなかった。テーブルに手紙が置いてある。


『このままずっと二人でいたかったけど、学校があるから行きます。
大阪に行ってから、いろんなことを考えたけど、私はやっぱり、〇〇君
(俺)が好きです。許してもらえるかわからないけど、もし許してもら
えるのであれば、元に戻りたいです。自分勝手はわかっているけど。
また、電話するね。コンビニでパンと牛乳買ってきたから、食べてね』

俺はこの手紙を読んでも何も感じなかった。
何も考えられなかった。思いは複雑だった。

夕べの俺は俺じゃなかった気がして怖くなった。
確かに今までになく激しい自分がいた。
獣のようだったと思う。
こんな自分が前のように純粋に彩を愛することができるのか。
心から彩を許すことができるのか。
できないと思った。絶対許せないと思った。

それから、彩はほぼ毎日のように電話を掛けてきた。
会話は当り障りのないものであったが、彩が俺との関係を修復しようと
一生懸命であることは伝わってきた。
それでも俺は心から彩を許すことはできなかった。

俺たちは昔のように週一回は会った。
その度に彩を抱きたい衝動にかられたが、俺は獣になる自分がいやで、
自分を必死に押さえた。
俺は無理やり仲のいい友人であるように演じていた。

俺は彩への気持ち(性欲も含む)のはけ口を求めていた。
その頃、俺が所属しているサークルに俺を好きだという後輩がいた。
その娘をアパートに連れ込み抱いた。
また、友人と大人数のコンパに参加し、そこでナンパした女の子と寝た。
彩への気持ちは治まるどころか、小林と同じことをしている自分が情けなくなり、余計に落ち込んだ。

俺はまた2ヶ月間の苦しみを彩の身体に叩きつけた。
また獣になって・・・・・
性欲は収まったが、また苦しくなった。
その苦しさから逃れるように、俺は彩へ「もう一度やり直そう」と伝えた。
彩は泣いていた。彩も辛かったのだと思う。
俺もそう伝えると少しだけ楽になった気がした。

それでも俺は心から彩を許してなかったと思う。
彩と付き合いながら、彩の替わりを探して、
彩に俺と同じ辛い気持ちを味あわせたいという思いが少なからずあったことは否定しない。
そんな自分がいやだったが、それも自分と思った。

再び付き合いだした彩と俺、これからまたたくさんの修羅場はあるの
ですが、スレ違いとなるので一旦終わりにしたいと思います。

ご意見、ご要望がございましたら、毎朝俺もこのスレは見てますので、
いただければ、お話したいと思います。
長い間、お付き合いいただきありがとうございました。

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