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嫁の彩たんが寝てる間に -9-

本編続けます。

大阪の事件後、俺と彩は寄りをもどし、半年間は何ごともなく過ぎていった。
特に強いてあげれば、渡辺が彩に告白しふられたことぐらいのことか。
この件で俺と渡辺の間でいろいろとあったが、特にエッチなこともないので、
割愛することする。
4月、彩は予定通りその企業に就職した。
小林や中村は大阪配属であり、入社式等でも会うことはなかったらしい。
しかし入社後2ヶ月くらい経ったとき、新たな敵が現われる。
それは、彩の同じ職場の2期上の先輩、島村である。
彩は経理部に配属になった。
彩は経理部では久しぶりの女性新人らしく、一番下の女性の先輩でも
30歳で、彩としては何かと聞きづらいことが多かったらしい。
そんなときやさしく相談にのってくれたのが島村だったらしい。

島村の話ですが、情報源は彩の話しかないので、そのとき自分が想像したことを
織り交ぜながら書き込みたいと思います。
多少事実と異なるかもしれませんがご了承を。

彩が就職して3ヶ月、そのころ俺は大学4年になり就職活動の真っ只中にいた。
ここ半年の彩の献身的な努力によって、拭い去ることができなかった彩への
気持ちは徐々に薄れつつあった。
俺もゼミ、就職活動と忙しく、他の女性との出会うきっかけもなく、
気持ちは彩に落ち着いていた。

そんな状況と彩に甘えてか、就職活動が上手くいかないジレンマと
ゼミのストレスを多少は彩にぶつけていたと思う。
彩はそんな俺のイライラを感じながらも黙って受け止めてくれていた。
・・・・・と俺は思っていた。ある日までは。

ある夜、会社帰りに俺のアパートに立ち寄った彩。
俺はすでにゼミの仲間と夕飯を食べてきていたが、彩は何も食べておらず
「おなかすいた。なんか買ってくる!」といって一人で近くのコンビニへ
出て行った。
俺はテレビを見ていた。
すると何処からともなく携帯のバイブレーションの音が聞こえる。
自分の携帯を取り出すと鳴っていない。
ふと床に目を落とすと彩の携帯があった。

彩は携帯大好き人間で携帯を自分の身から外すことなんてほとんどない。
俺は珍しいなと思いながら、携帯を拾い台の上に置いた。
音は一時鳴って止まった。
さらに1分後再び彩の携帯が鳴った。
俺は無視していたが、なんか気になって彩の携帯を空けた。
携帯の着信の文字は『島村さん』。
たしか彩の話では、会社の男の先輩だったよな。
その人がこんな遅くに彩の携帯に。何故ゆえ?
なにか胸騒ぎがした。

人の携帯を見るのは最低とは思ったが、俺は自分を止められなかった。
まず、彩の着信履歴を見てみる。2日前の11:30に島村からの着信が
あった。胸の鼓動が速くなる。
次にメールチェック。
早くやらなきゃ彩が帰ってくる。
使い慣れない携帯の操作にてこずりながらも着信メールにたどり着いた。

昨日の夜の日付。
内容はこのような感じだったと思う。

〇〇さん(彩の苗字)今日もお仕事お疲れさま。
昨日は2次会つき合ってくれてありがとう。
仕事もプライベートもお互いいろいろと辛いことあるよね。
俺もがんばるから、彩ちゃんも前向きにがんばれ。
辛いことがあったら言ってね。
いつでも愚痴でもなんでも聞くから。
あっ今度元気付けに昨日話していたうまい沖縄料理の店連れて行ってあげるからね。
それではおやすみ。

俺の鼓動がさらに速くなった。
もう一度読み返す。
『2次会』『プライベートも』『沖縄料理』
この文字が気になった。
一昨日、会社の飲み会があったのは知っている。
その日は彩から電話はかかってこなかったし、俺もしていない。
2次会は二人でいったのか?
プライベートとは俺とのことか?
沖縄料理は二人で行くつもりなのか?

彩の返信は?
すかさず返信メールを捜す。あった!
そのとき、ドアが開く音が。
「ただいま!」いつもと同じように明るい彩の声。
俺は慌てて彩の携帯を元の床の位置に置いて、何ごともなかったかの
ようにテレビに目を遣った。

気になりだしたら、収まらないのが人間の心理か。
俺は彩の携帯のメールの内容が気になって気になって落ち着かなかった。
でも彩の前で開く訳にもいかない。
何とか見る方法はないだろうか。
そのとき、再び彩の携帯が震えだした。

島村からか?
彩は買ってきたお茶を飲みながら、携帯に見向きもしない。
「彩、携帯鳴ってるぞ!」
「いいよ。後で確認するから」
普段であれば全く気にかけない彩の言葉も勘ぐりから悪い方向へ考えてしまう。
『見なくても島村とわかっているのか』
『俺の前では話すことができない会話をしているのか』

ますます彩の携帯のメールが気になりだした。
そんな俺に全く関せず彩は買ってきた女性のファッション雑誌を読んでいる。
そうだ風呂に入れさせればいいんだ。
その間にチェックしてしまえば。
俺「彩、疲れたろ風呂いれたるから、入っていけよ」
彩「明日会社早いから、もうちょっとしたら帰るからいいよ」
作戦失敗。


『今日はえっちしないで帰るつもりか?』
彩の雑誌を取り上げ、強引にキスをする。
彩「どうしたの?」
無言でキスを続け、右手で彩の胸を触る。そして股間へ。
不意に彩が離れた。

彩「今日はあの日だからダメだよ~」
俺「そっか、仕方ねーな」
そう言いながらも本当かと疑ってしまう。
『島村のこと考えて、俺とはえっちしたくないんじゃないか?』
その日、彩はいつもより早い電車で帰っていった。
結局、その日は彩の携帯の返信メールはチェックできなかった。

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続きを早く読みたいな。

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