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兄妹の再会 2

「兄妹の再会と、私とお兄様の出会いに乾杯」
誰かが用意した缶ビールを掲げ、奈美が音頭を取って乾杯が行われた。
その横には智生、そして対面には裸の千尋と少年たちがいる。
千尋は嬲り抜かれて憔悴していた。
三匹の青獣と続けざまに交わった事を考えれば、それも止むを得ないが、
実際の所、兄の目の前で素肌を晒した上に、幾度も恥をかかされた事が、彼女の精神を病ませているように思える。
それ故か兄を直視せず、黙ってビールを口に運んでいた。

「ねえ、君」
「お兄様、私の事は奈美って呼んで」
「じゃあ、奈美ちゃん。ちょっと、千尋と話をしてもいいかな」
妹の様子が気にかかり、たまらず智生が口を開いた。
「どうぞ。せっかくの再会なんですし、心ゆくまでお話しあそばせ」
奈美は智生の頬に軽くキスをしてから、千尋に目配せをする。
何か主導権をこの少女に握られているようで、兄妹は戸惑うばかりである。

「久しぶりだな、千尋」
「ええ・・・兄さんも元気そうで」
二人は目を合わさぬよう、心持ち俯き加減で話をした。
互いに生き恥を晒しており、今さらどの面下げてと思うのだろうか、どちらも沈んだ顔をしている。
「いきなりだが、この状況を説明してくれないか。僕にはちょっと、理解しづらくて・・・」
そう言うと千尋はうっと言葉を詰まらせた。
そして、お伺いでもたてるかの如く、上目遣いに奈美を見つめるのである。

「いいのよ、千尋先生。お話になったら?」
奈美が言うと、千尋は小声でぽつぽつと話し始める。

「・・・実は私、奈美さんのお父様に、借財をしております。その理由がちょっと後ろめた
いので、身柄を預かるという形で、ここに住まわせて頂いているんです」
「後ろめたい理由?」
「はい」
「ずばり言うとね、お兄様。横領よ、横領」
奈美が横から口を挟むと、千尋の表情が曇った。

「まさか、千尋がそんな事を」
妹の真面目な性格を良く知る兄は、目を丸くして驚いた。
「横領・・・というのは、正確ではありません。
私が預かっていた修学旅行の積立金が、無くなってしまったのです」
「それを横領って言うんじゃないの?」
ビールを半分ほど干した奈美が、含み笑いを見せる。
その様に、智生は悪意を感じた。

「預かっていたお金を紛失したのは事実です。
でも、私は学校に置いてある金庫にお金を入れて、鍵を預かっていただけなのです。
それが、銀行へお金を振り込む段になって、金庫を開けたら中は空っぽで・・・」
途中で涙ぐんだために、語尾はかすれて良く聞き取れなかったが、智生は話の概要を掴む事が出来た。
後ろめたいというのは、横領の疑いがかけられているからなのだ。

「でもね、一本しかない金庫の鍵を先生が預かっていたんでしょう?
それだったら、お金を盗んだ──おっと、失礼、無くしたのは、先生以外に考えられないじゃないの。ねえ?」
奈美は少年たちに向かって、そんな事を言うのである。これではまるで、千尋は犯罪者扱いだ。
智生は握り拳を作って、怒りに身を震わせている。

「そのお金、いくらなんだ?」
「・・・三百万円です」
「大金だな」
真面目一途に生きてきた妹が、そんな事をする訳がないのは、この兄が一番、良く知っている。
そもそも、大学出たての新米教師に、旅行の積立金を預ける学校があるだろうか。
智生はこの話に、きな臭さを感じている。

「でね、お兄様。千尋先生が警察に突き出されそうになった時、
たまたま私のお父様が学校へ来ててね、融資を申し出てくれたってわけ。警察沙汰になると、学校の名誉も汚れるから」
奈美は智生の胸板に縋りながら、やや自慢げに言った。
しかし、消えた積立金ときて、都合よく奈美の父親が出てくるとは、いよいよ怪しい。

「千尋が君のお父さんに借財している理由は分かった。
しかし、この有り様は何だ?
どうして千尋は、彼らとこんな事をしてるんだい?」
「ふふふ。それはね、私の退屈しのぎなの。はっきり言って、教師の安月給じゃお金の返済もままならないから、体で返してもらってるの。先生が男の人に輪姦されて泣く姿って、とても魅力的なんですもの」
奈美は目を輝かせ、生き生きと話し出した。
それにしても、恐ろしい事をさらっと言ってのける少女である。

「先生の処女は、小汚い学校の体育用具室で、この子たちに奪われたわ。その時の先生ったら、わんわん泣き喚いて・・・ああ、とても可愛かった・・・」
うっとりと頬を緩める奈美に対して、千尋は屈辱に耐えるかのように、身を小さくしていた。
教え子たちのオモチャにされ、尊厳を失った教師の哀しみと、今まで守ってきた純情が奪われた事実で、号泣したい気持ちに違いない。

「先生はね、今、私の男友達の間で、大人気を博しているわ。
なにせ、東京育ちの美人女教師ですもの。誰だって気張るわよね」
「お願い、奈美さん。兄さんの前で、その話は」
「ええ、そうね。お兄様も呆れ返るでしょうし、この辺にしておきましょうか」
奈美は残っていたビールを煽ると、智生にしなだれかかった。
そして、「ねえ、お兄様。私たち、別室へ移りませんこと?」
そう言って、淫靡に微笑むのであった。


「お兄様、こっちよ」
奈美は部屋を出て、入り口の方へ向かって歩き出す。
まだあどけない横顔は愛らしく、先ほど千尋の前で見せた悪意は微塵も感じさせなかった。

入り口の少し手前に、広めの部屋がある。
奈美はそこに落ち着こうと言うのだ。
「ここ、私の部屋なの」
扉が開くと、中は黒一色に染められていた。
天井から壁紙、カーテンや敷物に至るま
で、すべてが黒。智生はこの部屋の装飾に、奈美の心根を見たような気がした。

一歩、部屋に入ると、香を炊いたような甘い香りがする。
テーブルの上を見ると、何やら怪しい煙草が転がっていた。
どうも、それがこの甘い香りの原因らしいが、智生はすぐにこの煙草が法律に反するような代物だと分かった。
「お兄様、お煙草いかが?」
「いや、やらない」
奈美が手にとって進める煙草には、恐らく大麻樹脂が混じっているに違いない。
滲み出る汗を拭きながら、智生は辛うじて動揺を抑えている。

「残念。千尋先生も好きなのよ、これ」
奈美は煙草を咥え、ライターで火をつけた。
青白い煙と共に、奇妙な香りが室内に満ちる。
「千尋が吸うのか?こんな物を」
「ええ。セックスの時に吸うと、何倍も気持ち良くなるっていってね」
ふうっと煙を噴き出してから、奈美はベッドの縁に腰掛け、足を組んだ。
まるで洋画に出てくる悪女を演じるように。

「先生を抱くのは一人や二人じゃないし、正気を保てないから、いつもこれ頼みよ」
人差し指と中指の間に挟んだ煙草をくゆらせながら、奈美は言うのである。
あなたの妹は淫売か、それ以下の生活をしているというような意味の事をだ。

それは同時に、智生への恫喝にもなっている。
横領の疑いだけならまだしも、妹が麻薬に染まっているとなれば、この兄もそう無闇な行動には出られないだろう。
これは、万が一にも警察などにたれ込んではくれるなという、奈美の意思表示なのだ。
「なあ、奈美ちゃん」
「なあに、お兄様」
悪戯な目つきで智生を見る奈美は、足を組み替えてわざと下着をちらつかせた。
誘っている態度がありありと分かる。

「千尋はいつまで、ああいう生活を送らなきゃいけないんだ?」
「そうね、一年くらいかしら。ほら、政治家なんかが囲う愛人のお手当てって、月三十万くらいが相場っていうじゃない?
それで計ると、一年って所が妥当じゃないかしら」
一年。一年も妹は嬲り者になるのかと思うと、智生の胸は締めつけられた。
輪姦というおぞましい行為に、はたして千尋は一年も耐えられるのか──それが心配だった。

「子供とか出来ないのかな」
「そういうのが出来ないお薬を渡してあるし、大丈夫でしょう。私も飲んでるわよ」
世の中には経口避妊薬という物がある。
ただし、それは処方箋が無い限り買えなかったはずだが、町の権力者を父に持つ奈美の事だ、どうにかして手に入れているに違いない。
いよいよ千尋には逃げ場が無いのかと智生はうなだれた。

「ねえ、お兄様」
奈美が立ち尽くす智生の前に傅き、縋るように抱きついた。そして、潤んだ目でこう言うのである。

「千尋先生・・・いえ、私もなんですけど、ちょっと被虐的な嗜好を持ってるの。
恥ずかしいんだけど、女って幾らかはそういう物を持っているって、お父様は言うのよね」
奈美の手が、智生の股間の前で愛しげに縁を描いていた。
今さっきまで、これで極楽気分を味あわせてもらったのだ。
愛さずにはいられないのだろう。

「だから、私をうんといじめてくださらない?その働き如何によっては、千尋先生を解放してあげてもいいわ」
「本当かい?」
「ええ、私、嘘はつきませんのよ。さあ、お兄様。これで、私をいじめて・・・ね?」
智生は男根に血が流れ込むのを感じ取った。
この少女を辱めるのだ。
そうすれば、妹はあの煉獄から逃げ出す事が出来るかもしれない。
三人の少年による、陰惨な輪姦劇を見た後では、智生の思考に是非を問う能力は無かった。

「奈美ちゃん、約束は守ってくれよ」
「もちろんです。さあ、お兄様、私を押し倒して」
こうして奈美と智生は、再び忘我の境地へ向かった。
だが、これが兄妹を中心とした、聞くも無残な淫奔物語の始まりになるとは、この時の智生には分からなかったのである。


「奈美ちゃん、いじめるって具体的にどうすればいいんだい?僕、そういうのに疎くて」
「ああ、そうね。じゃあ、これを見てもらいましょうか」
そう言うと、奈美は部屋の隅にあるテレビのスイッチを入れた。

「このテレビ、実は今、千尋先生がいる部屋を映してるの。お兄様、よく見るのよ」
奈美はくすくすと笑って、テレビを指差した。
彼女の説明通りだとすれば、千尋と三人の少年がいる部屋には、カメラが仕掛けられている事になる。
いくらなんでも悪趣味が過ぎると、智生は思った。

「声も拾えるわ。感度良好よ」
画面には、千尋が少年たちに囲まれる姿があった。
千尋は再び体に縄をかけられ、身動きできぬまま這わされていた。
「お願い、これ以上、先生を辱めないで」
そう哀願する女教師を、少年たちはせせら笑う。

「兄貴が来て、正気に戻ったみたいだな。また、調教しなおさなきゃならないか」
「立場を分からせてやろうぜ」
三人は各々、千尋の急所を責めた。
一人は乳房をやんわりと揉み、他の二人は桃尻を撫でたり、若草を失った恥丘を指でなぞったりした。
はたして女が、多数の異性に性感帯を同時に嬲られるのは、どんな気持ちなのであろうか。
智生は画面に映し出される淫靡な光景を、固唾を飲んで見守っている。

「千尋先生ね、最初はああやっていやいや言うのよ。でもね、しばらくすると・・・」
奈美は智生の横顔を眺めながら、好奇心一杯の微笑みを見せる。
そして、手はいつしか熱を帯びた智生の股間へと伸びていく。

「お願い、やめて・・・ああ・・・」
千尋は少年たちに誘われ、欲望の深みへ嵌まっていく所であった。
行き着く先は、快楽という名の地獄であろうか。
まるで底なし沼のような場所へ、千尋は身を沈めて行くのである。

「舐めろ、先生」
少年が突き出した男根に、千尋は一瞬、禍々しい物でも見るような目をやった。
しかし、次の瞬間、いきりたつ少年自身を、千尋はそっと口に含んだ。
身に縄を打たれ、戒められているので、寝転んだままで捧げる口唇愛撫だった。
「千尋!」
目を閉じ、懸命に舌で男根をねぶる妹の姿を見て、智生の股間は怒張した。
年若い少年から命ぜられ、拒む事も出来ぬ妹の状況に哀れを感じつつ、興奮を覚えたのである。

「やだ、お兄様。カチカチになったわ」
奈美がおどけて言った。今までとは違い、硬さも太さも一段と逞しくなっている智生の男根は、奈美の手の中で剥きつけの欲望を見せている。
「先っぽからお汁が垂れてきたわ・・・いやね、お兄様ったら」
反り返る男根の下へ潜り込み、奈美は先走りを唇を尖がらせて吸った。
いきなりの事で智生は思わず腰を引いたが、奈美は構わず男根を啜る。

「実を言うと千尋先生はね、この界隈の不良たちの慰み者になってるの。学校でもね、よく男子トイレに連れ込まれてるのを見るわ。うふふ・・・」
奈美はたくみな舌使いで、智生の男根を舐め、子種袋をコロコロと転がした。
時に手を添え、茎の部分を擦ったりするので、智生はたちまち腰砕けになる。

「千尋が・・・ちくしょう・・・」
尻の穴がきゅうとすぼまり、智生は射精の予兆を感じ取った。
そして達する瞬間は、まさに妹が少年の男根で、田楽刺しにされるのと同時であった。

「きゃあッ!すごい射精・・・ああ、お兄様ったら、早々とおもらししちゃって」
跳ねるように飛ぶ白濁液を見て、奈美はたまらず男根にかぶりつき、今も発射される粘
液を、ごくごくと飲むのである。
「千尋は、真面目な子なんだ・・・それが、あんなバカみたいなやつらに」
「バカはひどいわね。ふふ、でもお兄様の言う通り、頭は良くないわ」
じゅるっと最後のひと啜りをした後、奈美はテレビのスイッチを消した。そして──

「さあ、これで女のいじめ方は分かったかしら?それなら、次は私の番よ」
射精を終えても萎える事の無い男根をぶらつかせた智生の前に体を投げ与え、奈美は淫靡に微笑むのであった

おしまい

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