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幼なじみ寝取られ ~4~

「しょーちゃん、晩ご飯できたよ」
 キッチンからエプロン姿で真奈美が呼ぶ。
 一人暮らしを始めて早半月……実際の所、食事洗濯掃除とすべて真奈美に面倒を見てもらっている……いや、何が一人暮らしだろうな……。
「あ、ああ」
 慣れない。
 真奈美は夕食が終わるとすぐ帰るのだが……この同棲的な雰囲気がとても耐えられない。
 幼なじみでずっと一緒にいたとはいえ、まさか毎日のように食事を一緒にしてきたわけでもないし、ましてや二人きりという状況だっていつもじゃない。
 油断すれば真奈美とどうかなってしまうような衝動がある。
 特に最近真奈美が女っぽく見える。何と言うか、すごく艶っぽいとでも言えばいいのかそんな仕草をする時があるのだ。
「しょーちゃん」
 真奈美が可愛らしく首を傾げる。何だかそれだけの仕草なのに胸がドキリと鳴った。
 いやいやいや、二人きりという状況のせいで錯覚を起こしているんだ。そんな真奈美が色っぽく見えるだなんて、な。
「どうかしたの? 早くご飯、食べよ。今日のおかずはサバの味噌煮だよ」
「あ、ああ」
 食卓につきながら俺は何だか曖昧な返事をしていた。
 すごくドギマギする。


 いやいやいや、相手は真奈美だろ?
 小さいころから真奈美のことだったら何でも知ってる。断言できる。
 そんな真奈美相手にドキドキするなんて……そりゃまぁ、真奈美のことは好きだと思うよ、俺の本心は。
 でも……まぁ、幼なじみとしてはなかなか告白できないもんなんですよ。
「変なしょーちゃん」
 いや、一人きりの男の家で平然と料理つくれる真奈美もたいがいだぞ。
「真奈美……」

 ブーッ、ブーッ、ブーッ

「あ、しょーちゃん、ちょっとごめんね」
 俺の言葉をさえぎり真奈美が鞄の中から携帯を取り出した。
 どうやらメールが来たらしく真奈美は何だか嬉しそうな顔で携帯をいじっていた。
「うー、しょーちゃぁん……」
「え、どうかした?」
「急にクラスのみんなで集まることになって……今から行かなきゃ」
「え? ああ、そうなんだ」
 だいぶ夜も更けた時間だったが今日は金曜日……友達みんなで集まってもおかしくない。


「ごめん、後片づけだけお願いね」
 言うが早いか、真奈美は鞄を手に取り、走るように出かけていく。
 あれ……?
「ん、んん」
 真奈美がいなくなって急にシンとした室内。
 俺の胸に唐突に重いなにかがよぎる。
「…………」
 携帯をいじっていた真奈美の嬉しそうな顔。
 …………。
 いつもだったら、もう少し違うリアクションじゃなかっただろうか。
 うぅ、ごめんねしょーちゃぁん。
 って唸りながらイヤそうな顔で出ていく。それは俺の自意識過剰だっただろうか……。
 真奈美……?


「ご、ごめんなさい、遅れました」
 いつものカラオケボックスのいつもの部屋に駆け込みながら私は言った。
 でも、ご主人様も急だなぁ……せっかくしょーちゃんとご飯食べてたのに。
 いつもはしょーちゃんとご飯を食べて、後片づけを終えてから呼び出されるのに。
「ああ、意外に早かったね。てっきりしょーちゃんとゆっくり食事してくるのかと思ったよ」
 ご主人様……月夜くんが由里におちんちんをしゃぶらせながら笑ってた。むぅ……二人とももう裸ですっかり出来上がってる感じだ。
「だってご主人様が呼び出したくせに」
 ぷくぅ、って頬を膨らまして私は言う。
 ご主人様から呼び出しがあったらいつでも飛んでいく……そんなことご主人様が一番分かってるのに。
「しょーちゃんとご主人様だったらご主人様を優先するに決まってるもん」
「そっか、偉いぞ」
 えへへ……褒められちゃった。
「ほら、真奈美もおいで」
「はい」
 私はためらうことなく服を脱ぎ捨てご主人様の足元にひざまずく。
 由里の奉仕するおちんちんを横から奪うように私もフェラチオに参加する。
「真奈美、そんなにがっついてよほどしたかったのか?」
「ご主人様のおちんちんだったらいつでもどこでもしたいもん」
「そうよね」


 隣で由里が同意する。由里も私の気持ちがよく分かるんだろう。ご主人様のおちんちんがどんなに魅力的かって。
 今でもしょーちゃんのことは好きだった。でもご主人様のほうがもっと好き。
 たった半月の間だけどしょーちゃんと過ごした日々の何倍もの魅力を与えてくれた。
 気づいてしまってる。もう私はご主人様無しには生きていけないってことに。
「ねぇ真奈美ちゃん……しょーちゃんとは上手くいってるの」
 ?
 頭を撫でながら聞いてくるご主人様に私はおちんちんから口を離して答えた。
「うん? ……仲の良い『幼なじみ』だよ?」
 ご主人様だって知ってるはずだ。
 それ以上でも以下でもない。
 でも私がこうやってご主人様とセックスをしにこれるのもしょーちゃんのお世話をするってアリバイがあるからだ。
 おかげで多少夜遅くなっても両親には何も言われてない。
 その点しょーちゃんには凄く感謝している。
「じゃあさ、しょーちゃんと付き合えと言ったら付き合える?」
 え?
 私はご主人様が何を言ってるかわからずうろたえた。
 しょーちゃんと付き合えって?
「で、でも私はご主人様のものだよ! ほかの誰かと付き合うなんて……」
 びっくりした。
 だってご主人様はこの前後ろから貫きながら誓わせたんだもん。
 私の身体も心も永遠にご主人様のものって。なのに、どうして?



「分かってないなぁ、真奈美。私にだって彼氏はいるでしょ」
「え、あれ? あ……」
 そうだそう言えば、私と同じ雌奴隷の真奈美には彼氏がいた。昔の私がうらやましくなるくらい仲の良い彼氏が。でも、あれ?
「ご主人様に迷惑かけないために彼氏をつくるのよ?」
「???」
「真奈美だって膣出しされたいでしょ? 妊娠したときのことを考えて『父親』の用意はしとかなきゃ……」
「え?」
 それって、つまり……。
「妊娠したときはしょーちゃんが父親だって言えるように準備しておけ、ってことだよ」
 つまり、しょーちゃんに私とご主人様の間の子をしょーちゃんとの子どもだって嘘つくの?
「ご、ご主人様は……?」
 私に赤ちゃんが出来るとしたら、それは絶対に月夜くんの子どもだ。ご主人様はそれでいいの?
「出来るかな?」
 有無を言わさぬ強さで語りかけながらご主人様は私をひく。
 ご主人様の上に抱えられながら……うぅん、私のおまんこにご主人様の熱いおちんちんが当たる。
 ただ舐めていただけでいやらしい蜜を垂らすおまんこはご主人様を求めてひくついていた。
「……出来るなら今から挿れて膣出しもしてあげるよ」


「あ……」
 おちんちんで軽く私の性器をなぶりながらご主人様が笑う。
 ご主人様に隷属しつくした私の体は、おちんちんが欲しくて欲しくて悲鳴をあげていた。
 このままだといつか赤ちゃんが出来てしまうことや、しょーちゃんのことがとても些細なことに思えてしまう。ああぁ……。
「どう?」
「で、……出来ます……」
 たまらず私は誓っていた。
 ご主人様の熱いおちんちんを前に……拒絶や抵抗なんて出来るわけなかった。
「嘘でしょーちゃんと付き合います! 子どもが出来たらしょーちゃんとの間の子どもだって言います!」
 だから、早く入れてほしい。こんな目の前でお預けなんてひどすぎるもん……。
「ん。よし……でも分かってるよね、真奈美ちゃんがだれのものか」

 ずぷぷっ


 卑猥な音を立てておちんちんがめりこんでくる。待ち望んだ熱さに私の身体はすぐさま反応していた。
「わた、しはご主人様、月夜くんのものだもん! いやらしいおまんこもおっぱいも……
全部全部ご主人様の所有物です!!」
 何度も何度も犯されて教え込まれた言葉を絶叫する。でも多分これは今の私が心の底から思っていることだった。


「あひぃぃん、あああっあああ! 気持ち良い! 良いんよぉぉ!!」
 ご主人様の突き上げに合わせて一生懸命腰を振る。奥までつつかれて頭に電流が走るくらい気持ち良い。
 ああ……もう私はこれ無しじゃ生きてけない……。
「もう真奈美ったら……次は交代してよ、ご主人様」
「ああ、分かってる」
「じゃあ、ちょっと真奈美が早くいけるようにお手伝い、っと」
「あぁ、あああ! ゆ、由里ぃ」
 乳首に走る甘い刺激に私は背筋をのけぞらせる。由里いっつもするんだもん!!
「はは、真奈美ちゃんもすっかり慣れたみたいだね」
「はい、はぃぃ」
 うん、すっかり慣れてしまった。最初は『特訓』のつもりだった……でも、ご主人様とのセックスはもう私の大部分を占める存在だった。
「ご主人様のおちんちん、とっても固くて熱くて気持ちいいよぉ……あ、あ、あああああ!!」
「!!!!」
 熱い。
 絶頂に達した瞬間、私の膣内に熱い精液が注がれる。ああ、ご主人様の射精に合わせることが出来た。
 今の私にとって一番嬉しいことだった。
「んむぅ……ご主人様……」
 ご主人様のひざのうえから下されながらセックスの後の甘いキスを交わす。
 んぅん……ご主人様……大好きです……。
 だから……私は明日しょーちゃんに告白するよ……。


 待っててね……しょーちゃん……。



おわり。

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