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姉寝取られ


夜遅くになって姉の千晴が帰宅した。が、二階に上がってきた気配は無く、玄関辺りで
酔い潰れているのかもしれないと思った俺は、様子を見るべく自室を出た。すると、予想
通り姉は玄関でうつ伏せになって寝ているではないか。

近づくと異様に酒臭く、着ている
物もやや乱れており、俺はそのだらしなさに閉口しつつ、姉を部屋まで担いで行き、ベッ
ドへ寝かせてやった。
「んん?誰?浩太郎?」
「オフコース」
姉は気づいたようで、目をやたらと瞬かせていた。ちなみに俺の返事が英語なのは、おし
ゃれ気分がそうさせたから。ついでに言うと俺の名は吉本浩太郎というので、以後、お見
知りおきをば。


「水、水持ってきて」
「分かったよ」
今年から隣町の商社に勤めだした姉は、この所、こうして正体がなくなるまで飲んでくる
事が多くなった。新人ゆえ、あちこちの取引先に顔を出さねばならぬというのが本人の
弁だが、それにしても社会人は大変である。そうして俺は台所から水を持ってきて、姉に
手渡した。


「悪いね」
「じゃあ、俺は部屋に戻るぜ」
「ああ、それにしても、疲れたなァ・・・」
姉はそういうと着替えもせず、すぐに眠ってしまった。俺はせめてスーツに皺が寄らない
よう、姉の体を起こして着替えさせようとした。と、その時である。
「ん?」
前合わせが開いたブラウスの胸元に、ミミズが這ったような跡があるのを俺は発見した。
それはブラジャーの下を通り、鎖骨、そして袖口まで伸びている。俺はここでパソコンの掲
示板にアクセスし、性の先人たちに意見を乞うた。すると、それは縄で縛られた跡だろうと
いう意見が大量に寄せられた。


(やはり、か)
世の中にはSMという奇異な性癖を有する男女がたくさんいる事ぐらいは俺でも知っている。
ただその中にわが姉が含まれている事は、由々しき問題だった。姉は二十三歳、自他共に
認める美人で、俺の友人などにはこの姉の為になら、悪魔に魂を売るとまで言うやつもいて、
とにかく男をひきつける何かを持っていた。そんな姉が社会に出れば、獣の如き男たちがそ
の旨味を求め、色々と画策するに違いない。俺は姉を寝かせると携帯電話を探し、PDAから
ブラウザにアクセス。セキュリティを突破し、アドレスと画像ファイルを覗いた。アドレスには
男の名前が羅列し、画像ファイルには姉と異様なまでに接近し、写真を撮った中年男の姿
が目立った。


俺は更にブラウザを通して米国防総省のサーバーへ、至急、この男の正体、知りたし、
と暗号を送った。すると一分後、メールが返ってきた。
「しましま商事、庶務課、古畑和夫、四十八歳。課長職。家族編成、妻と十歳の長女、
七歳の長男と同居。夫婦仲、いたって良好・・・か」
しましま商事は姉の勤務先である。そして課長職の古畑という男の存在──俺は胸に
不安を抱きつつ、メールとキャッシュを消去。自室へ戻ったのであった。



翌日、俺は夜の街に溶け込んでいた。前には姉が古畑と肩を組んで歩く姿がある。俺は
気配を悟られぬようにし、そっと二人の後をつけているのだ。姉は終業後、一人で会社を
出て、それから駅裏にある小さな喫茶店に入ると、五分もしないうちに古畑が合流。ここ
までは絵に書いたような不倫劇の様相を呈している。そして二人は一軒の安宿に入った。
えげつないネオンを掲げた、ラブホテルと呼ばれる場所だ。
(やはり・・・)
姉が最近、夜遅くまで飲んでくるのは、こういう訳なのだ。仕事どうこうではなく、妻子ある
中年男と同衾し、限られた時間の中で楽しむ。



それは、まだ高校生の俺にはどうにも理解できぬ世界の話だった。しかし、姉が選んだ
事であれば口出しは無用。帰宅しようと踵を返したその瞬間、男が数人、例のホテルへ
入っていったのである。
(なんだ、あいつらは)
ホモカップルの乱交という下品な想像も浮かんだが、そういう雰囲気ではない。俺はまた
嫌な予感を抱いた。そして気がつけばホテルの外壁を素手で登り、姉の姿を探していた
のである。



俺はかつて米国の海軍で、特殊部隊の訓練を受けた事があり、建物への潜入はお手の
物。侵入後は室内の会話を盗み聞きできる機械を手にして、各部屋を回った。ホテルの
部屋は二十一。その中で客がいるのは八。そして更に絞込みをかけ、俺は姉が十五号
室にいる事を確認。今度は天井裏に潜み、十五号室の様子を盗み見る事にした。天井
の隙間から室内を窺うと、ベッドの上では古畑と交わりながら、歓喜の声を上げる姉の姿
が──
「あッ、あッ、いいわあ・・・」
姉は両足をM字に開き、古畑を受け入れていた。信じたくは無いが、これは現実だった。
俺は軽く萌えつつ、姉の性交シーンに見入った。そして軽く陰茎を勃起させていた。


口の中が乾いている。かつて行軍中、熊と出くわした際にナイフ一本で戦った事がある
が、その時だってこれほど緊張はしなかった。また、食料も持たずにアラスカの山中に
放り込まれ、一ヶ月間生き抜く訓練をやった時だって、ここまで絶望はしなかった。過酷
な訓練続きで屈強な隊員が次々と精神に異常をきたす中、俺だけはやすき節を踊るく
らいの余裕が常にあったが、この時ばかりは足が震え、気を失いそうだった。と言うか、
見たくねえよ、肉親がやってる所なんか!それでもおっきさせているのは、男の悲しい性
か。俺はこの後、古畑に世にも残酷な死を捧げる事を誓う。



「いいのか、千晴。それッ、それッ」
「い、いい・・・もう、いきそうよ」
いってる場合か、姉よ!よっぽど叫びたかったが、黙りこくる俺。しかし、古畑め、一体、
どうやって姉を手活けの花としたのだろうか。後学の為にそれだけは聞いておきたいが、
ちょっと無理そうな気もする。
「そろそろ出すぞ。いいか、しっかり締めるんだぞ」
「は、はい・・・」



そういうと古畑は激しく腰を振り、姉の中で射精。さて、もう思い残す事も無いだろうから、
殺すか・・・とか思っていたが、なんと姉がですよ、
「中出ししてくださって、ありがとうございました」
と、のたまったのである。は、腹立つなあ!
「あの、いつも中出しですが・・・もし、子供ができたら」
姉が恐る恐る尋ねると、
「お前はセックス奴隷なんだから、俺の子種でありがたく孕め」
「は、はい」
このやり取りを耳にした後、俺は懐からサバイバルナイフを取り出した。後は部屋の明かり
を消してから暗闇に乗じてやつの首をかく──姉には悪いが、古畑を生かしてはおけない。
それが俺の正義である。



「あの、あなた」
「なんだ」
「本当にいずれ・・・奥さんと別れて、私と結婚してくれるんですか」
「信じられないか」
「いえ、そういうわけでは・・・ただ、あんな恥ずかしい接待をさせられるのは、もう・・・」
「嫌なのか」
「いいえ、あなたの為なら喜んで。でも、私が他の男性に抱かれると、あなたの心が離れてい
きそうで」
「そんな事は無い」
「信じます」
さあ、おねむの時間だよ、古畑君・・・俺はナイフを持つ手に力を込めた。正直、これほど殺戮
を楽しみにした事はなく、俺の心はかなり高ぶっていた。と、その時である。不意に扉が開き、
部屋へ男が数人、入ってきたのは。


「待ちかねたよ、古畑君」
「これは竹沢様。おい、ぼうふら商事の竹沢様だ。挨拶をしろ」
老醜といった風貌の男が現れると、古畑はやけに卑屈になり、姉に挨拶をしろと言った。
「このような姿で申し訳ありません。吉本千晴と申します」
「なに、構わんよ。千晴君か。良い名だね」
竹沢という男はそう言って、姉の乳房を触った。何といういやらしい手つきか!俺は頭の
中が沸騰したかのような状況になった。



「あ、あの・・・竹沢様・・・悪戯は・・・おやめに・・・」
戸惑う姉は救いを求めるように古畑の方を見るが、
「失礼の無いようにな」
「は、はい」
古畑は咥えタバコ姿で、姉にされるがままでいろと言う。自分の女をまるで売春婦か何か
の如き扱いである。そしてそれに従う姉の姿に俺は萌えていた。



「それじゃあ、古畑君。千晴君は私の接待の相手を務めて貰えるんだね?」
「どうぞ」
「では千晴君。シャワーを浴びたいんで、付き合って貰えるかね?」
「はい・・・」
そうして姉は竹沢に伴われ風呂へ。その後、部屋に残った古畑と竹沢のお付きの連中は、
酒を酌み交わし始めた。
「まったく、うちの社長も好き者で困るな」
「それにしても古畑さん、自分の女を差し出すってのはどんな気分だい?」
そう問われると古畑は笑って、
「あんなの、ただの性欲処理女ですよ。商売女と一緒」
何という事だ。古畑は別段、姉を好きではなかったのである。



「じゃあ、ずっとああやって枕接待やらせるのかい?」
「まあ、利用できる所まではさせて貰いますよ。おっと、ビールが切れたかな」
古畑が台所へ立つと同時に俺も天井裏を伝って移動。そして、冷蔵庫を漁るやつの真上へ
忍び寄る。俺は天井板を一枚踏み抜き、古畑の背後へ飛び降りた。と、同時に口をふさぎ、
驚く間も与えずに首の後ろをナイフで一閃──はたしてやつはご臨終と相成った。次いで
ベッドルームへ移動。お付きは二人いて、それぞれが適当な事を話している。
「社長はアナルマニアだが、その事をあの娘は知ってるのかね?」
「知らねえだろう。ほれ、風呂場から泣き声が聞こえてくるぜ」
次の瞬間、俺は部屋の明かりを消した。そして音も無く首をかく。心臓を狙わないのは声を
出させない為だった。


風呂場へ近づくとシャワーの水音と一緒に、姉の啜り泣きが聞こえてきた。
「ああッ!竹沢様、裂けてしまいます・・・許してください」
「逆らうと取引の量を減らすぞ。古畑君を窮地に追い込んでも良いのか?」
「そ、それは」
「だったら尻を振れ!わしを楽しませろ」
「はい・・・ああッ、酷いわ・・・」
すりガラスの向こうに、立ち姿で犯される姉の姿がある。そして背後には醜いあの竹沢
とかいうオッサンもいた。そこまで生きて好き勝手な事をやってるんだ、今死んでも悔い
はないよなとか思いつつ、俺は浴室の明かりを消す。



「なんだ?停電か」
夜目の利く俺は、姉の尻の穴に竹沢の陰茎が入ってるのを確認。姉よ、そんな所まで
犯されているのかなどと思うと、鬱萌えした。そして竹沢のオッサンは、ナイフを首に突き
立てられて死刑。
「何かありましたか?竹沢様・・・あッ」
姉はここで卒倒した。何故かというとカメムシよりも臭いと評判の俺の靴下の匂いを嗅が
せたからだ。ほら、ドラマでエーテルを嗅がせて眠らせるシーンがあるでしょ?あれの代
わり。



そして俺は姉を抱きかかえホテルから脱出。ついでなのでボイラー室に爆弾を仕掛け、
五分後に爆発するようにしておいた。これで後腐れがなくなるというもの。俺は満ち足りた
気分で帰宅したのであった。
「うーん」
姉は夜遅くになって目が覚めた。いつの間にか服を着てベッドで寝ているのを不思議に
思っているようだが、俺の、
「また酔っ払って帰ってきて。運ぶの大変だったんだぜ」
という言葉で、ああ、そうかと呟き頷いた。実を言うと俺は姉に催眠術をかけ、記憶操作
をさせて貰った。それで幕引きを図ったのである。



古畑や竹沢の事も無く、今日は友達と飲んで帰ってきた。そういう記憶を植え付けた。
まあ、明日、やつらが死んだ事を知り傷つくもしれないが、それは時が癒してくれるであ
ろう。めでたし、めでたし・・・それから数週間が過ぎた頃、姉はほとんど毎日、定時に帰
ってくるようになった。家では酒を飲む事も無く、いたって平穏な日々が過ぎている──
と言いたい所なのだが、再び問題が起きた。
「ねえ、浩太郎。あんたの友達の山田君・・・最近、遊んだりしないの?」
「しないね。学校が別になったし」
「そ、そう・・・」
山田というのは中学時代の友人で、それほど親しくは無かったが、たまに我が家へ遊び
にきたやつである。


実は前述した姉の為になら悪魔に魂を売るといった男、それこそが山田なのだが、ここ
しばらくは顔をあわせた事も無い。が、しかし、ふと出てきたその名前に、俺は不安にな
った。
「山田がどうかした?」
「いいえ、別に・・・」
姉は何か隠している感じである。俺は姉が風呂に入ると言った後、例によって携帯電話
を拝借し、データをスティール。すると、そこには山田に圧し掛かられる姉の姿が!
「萌え!」
とか言ってる場合ではなかった。良く見ると姉は数人の男と性交しているではないか。



どうやら山田を中心に姉を輪姦している状況らしく、俺はその画像を自分の携帯へコピー
すると、中学時代の名簿を片手に夜の街へ飛び出た。
「山田以下、全員、抹殺だ!」
理由はどうあれ、姉におかしな真似をするやつには、悉く死をプレゼントする。俺はそう胸
に誓いつつ、僅かに花萌ゆる桜の美しさに見惚れるのであった。


おしまい

コメント

ありえなくて面白い。

久々にワラタw

こういうの好きですww

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