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朝からずっと雨(3)

(?誰これ?…)
N内。(???)思い当たらない。
嫌な気分がしたが、もうメールを開いていた。
「ところでA子のお気に入りの****に今日行かない?」3/28
次もN内。
「スロット勝った!」3/28
「うん、まあ身体のほうはなんともなかったけど」3/27
「朝から車ぶつけられて…」3/27
N内、N内、…○○の社長と同じ苗字…。
少し記憶を探った後に「ぁ」…。


思い出した…。

彼女の部屋の真上に薬学部の先輩(女性)が住んでいる。
彼女が引っ越してきてすぐに大家さんによる、歓迎パーティが開かれ
そこで意気投合したようだ。
で、その場で薬学さんは元彼とヨリを戻したいってずっと、ぼやいていて
パーティが終わる頃には、二人きりで会うのが気まずいので良かったら
薬学さんと彼女、元彼とその友人とで飲みに行く事が決定していた…。
その時の話は電話で聞いていた。

その元彼の友人(営業、24)の名前がN内だった。


(ちょっと待て、ちょっと待て…)
もしメールのN内と、薬学さんに誘われていった飲み会で会ったN内と同一人物なら
それから今日までずっと付き合いがあったってことなのか???
去年の四月から少なくともメール着信最終日の3/28日までほぼ1年間、
A子とN内は…

思いっきり気分が悪くなった。動悸がする。
(いや、でも…)
その飲み会についてA子から電話で聞いたときはただ「もう一人来たのはめちゃジミな人」
「パチンコとか趣味らしい」くらいしか聞いてない。
彼女はギャンブルを毛嫌いしてるので、とても彼女が付き合おうと思う男ではないはず。
一旦携帯をトイレの床におくと、そっと鍵を開けて、音を立てないように冷蔵庫のウーロン茶
を取ってトイレに戻り、再びメール内容を確認。



「スロット勝った!」
「うん、まあ身体のほうはなんともなかったけど」
「朝から車ぶつけられて…」 これはとりあえずどうでもいい。
「ところでA子のお気に入りの****に今日行かない?」これだ。
A子?A子だ?なんで呼び捨てなんだろう?
そんなに親しい間柄?
「****」(伏字は外来種のフルーツの名前です)
これどこだ?聞いた事ない。俺が彼女のとこに遊びに行ったときにも
この名前を見掛た事も、聞いた事もない…。
間違いなくなんかの店舗名だろう、洋風の名前…カフェ?バー?
クラブはこんな名前、流石に付けんよな…。
でも、嫌な事はすぐ思いあたるもんだよね。
(まさか、ホテルとかじゃないよな…)


しかも「 お 気 に い り 」
頭に血が昇ってて、一番大事なとこ忘れてたよ。
この文字見たら何故か今度はすーっと血が引いてくような気がした。
(お気に入りって、すでに一回はここに行ってるってことか…)
と考えたとたん、思わず「ぁあ」って声を上げてしまった。
トイレを出て(もう音はあまり構わなくなってた)
携帯をテーブルに置く。一旦引いた血がまた昇ってきて頭がグラグラする。
とりあえずまたお茶飲んで落ち着こうとしたんだけど、もうダメだった。
気付くと足が貧乏ゆすりみたいに、震えている。
両手をもみ合わせながら、何を考えたらいいのかが分からなくなった。


忘れてた。携帯をまた開けて今度は送信メールと送信先を確認する。
俺、俺、Aママ、俺、Hちゃん、M先生、俺、俺…
(なんで俺ばっかしなんだよ!)ってキレそうになる。
もう訳がわからない。
…結局N内はなかった。削除したのか?
そこでまた忘れてた事を思い出す。
(あ、ところでK川ってやつは???)
また受信、送信ともに確認したがK川のメールはなかった…。


それから気持ちを落ちつけるのに結構な時間掛かったと思う。
何か考えてたような気もするが、実際はただ放心していただけなんだと思う。
顔洗いたかったけど、物音立てるのさえ彼女に大して疚しい感じがして
冷凍室から氷嚢を取り出して、頭に当てしばらくじっとしていた。
少し落ちついて思いついた事は、また最低な事だった…。

A子を騙って、このN内にメールしようかと考えたんだよ。
カマ掛けて色々聞き出す…。簡単そうだし、事実を知るにはこれが
一番手っ取り早いと思った。
で、そう考えたとたんに、なんかもう急に自分が嫌になってね。
A子に対しても電話でそういう汚い方法使ったしね。
今考えてる事や、彼女の浮気の事とかそりゃ大問題で、
事実を知りたいのは山々なんだけど、そこまではやるまい、と思った。


で、そういうこと考えてたら部屋の中にいるのが嫌になって
冷蔵庫から缶ビール一本取って、静かに家を出た。
途中コンビニで煙草買って、近所の公園のベンチに座って一服した。
確かもう一寸で禁煙七ヶ月目くらいじゃなかったかな?
ニコチンたっぷり吸い込むと、ちょっとくらっとした。
…しばらくそのままぼーっとしたままベンチに座っていると
結構落ち着いたよ。で、改めてメールの件考えてみると
例の****って、結局なんの店かまだ判明してない事思い出した。
でもほとんど、確信はしてたんだけど。


ベンチに座っている間、泣くのかな?って他人事の様に思ったけど
結局涙は出なかったな…。
その時俺は、悲しいという気持ちではなく、憂鬱ながらも
どうなってもいいやって投げやりな気持ちの方が強かったと思う。


結局またA子を色々と問いつめないといけないのかって考えたり、
N内って奴と彼女が関係あったとしたら、俺どうするんだろう?
もうダメだよな…。とか考えている間に、夜が開けてきたので一旦
家に戻ると彼女はまだ幸せそうに寝ていた。
仕事に出掛ける準備を済ませて、随分早すぎたがさっさと車に乗って
職場に向かった。


会社に向かう途中、赤信号に気付かないで交差点に突入した。
午前5時くらいだったんで、他にクルマが走ってなく
なにもなかったが、やっぱし心配事抱えたままのクルマの運転は危険だと思った。
会社に着いて始業まで寝た。
午前中はずっと事件の事で頭が一杯だった。
①どうやってメールの件問いただそうか?
②もし浮気確定なら、今後どうするのか?結婚は?俺と彼女の親になんと話すか?
③今日近所に住む、俺の妹夫婦との食事はキャンセル
④新しく買っておいたアナルバイブ、使う機会がなくなったかも
などなど。


昼休み。なんで思いつかんかったんだろう?って事で
****の屋号で番号案内を頼んだ。104に繋がる。
「××県の****という店舗でお願いします」
「カフェ、パブ、スナック、ホテルでの登録六件ございますが?」
最後のホテルって聞いて(あーやっぱり)と思った。
「ホテルでの登録番号お願いします」
で、その番号に電話。「もしもし****です」「あのそちらホテルですよね?」
「はい、そうですけど?」「あの・・・どういったホテルでしょうか?」
「ええと、こちら一応ラブホテルという事になっております」
再び(ああ、やっぱり…)
念の為「そちら、ご住所どの辺りになりますか?」「どちらからでしょう?」
「@@@@大学(彼女が在学)からですと、どの辺になりますか?」
「だったらすぐ近所ですね、3号線を…」
決定。ホテルの名前は聞いてなかったが、学校の近所に以前友人のNちゃんが彼と一度行った
物凄くオシャレなラブホがあるらしい、と彼女が話していた事を思い出した。


「美容院行ってきます、終わるのは夕方頃」とメールが入っていて仕事の後迎えに行く。
クルマで拾いあげるとすぐに「どう?」と聞いてきた。
メイクもやってもらったらしく、やっぱし可愛かったよ。「…うん。可愛いよ」「?どうかした?」
帰宅。妹夫婦との食事に出掛ける為、準備しだした彼女をダイニングテーブルに呼ぶ。
「あのさちょっと、話がある」「うん」不穏な空気を察知したのか少し緊張する。
「正直に答えて欲しいんだけど、いい?」「?え?なに?…ん、わかった」
「N内って奴知ってるよね?」驚いたあと「…うん」「でさ、****ってホテル知ってるよね?」
「え?え?」おろおろし出す。「付き合ってるの?」間髪いれず「付き合ってない!」と彼女。
「でもホテル行ったんだよね?」「え?なんで?」


「悪いけど昨日携帯見た。メール入ってたよ。いつからなの?」「…」
「黙ってても分からない。本当の事教えて」「…」泣き出す。
「教えてくれよ。どういう付き合いで、いつからそうなったのか」「…ごめんなさい」
「謝るのは後にして、どういうことか教えて。付き合ってるの?」「付き合ってない!」


互いに少し押し黙ったあと「N内って君が薬学部の先輩と四人で会った奴だよね?」「うん」
「付き合ってないのに、どうしてラブホ行ったの?」ここでオーバードライヴ発動。
「あのね、泣きたいのは俺のほうだよ。本当の事教えて」で泣き止むまでしばし待った。
「ホテル行ったんだよね?」「うん」「したの?」
「…うん…でもそのメールで誘われた日は会ってない」
「どうして?なんで?」また頭に血が…。

そうやって泣き続ける彼女から聞き出した事情は…
・N内と彼女がヤッたのは、そのラブホでの1度だけ。
・去年の春に会って、今年の二月に一緒にラブホに行くまでには1度も会ってない。
・今年二月に突然、新しいクルマ買ったとドライブに誘うメールが来て、一緒に
 出掛けた帰りにラブホに行った。
・それ以後会っていない。メールはラブホに行った後、しつこく何度も来たが、
 殆ど放置。相槌程度の返信のみ。
・3/28の****に誘うメールには返事もせず、もちろん行ってない。
 等、突っ込み所満載の答えだった。

N内とヤッたのは本当に1度だけ。彼女はジーンズ下ろしただけで上半身は着衣のまま。
「男だったらそれは我慢できないでしょ?君の胸絶対触りたがるはずだよ?」
・どうしても服を脱ぐのは拒否した
・正常位だけ。フェラ無し。クンニ有り。クリが痛かっただけ。
・行為中はずっと早く終われと思っていた。N内は5分くらい腰を振っていたが
 膣が痛くなってきたので、俺が教えた通りにキュッとしたらあっさり逝った。
・1度N内が逝くと、マグロ状態の彼女にげんなりしたのか、2度目は無し。
・終わるとすぐに帰り支度をし、お金を置いて一人でタクシー拾って帰ったあと家で泣いた。


「あのさ、1度しか行ってないのに、A子お気に入りのってどういう意味?」
・クルマ買った後、嬉しくて知り合い全てにN内はメールしたが、たまたま女性からの
 返信は彼女だけ。で、ドライブの後ホテルに行こうと誘われ、頷いた。
 ホテル行くのにN内は随分時間掛けて迷ったらしく、ウンザリして以前Nちゃんに聞いた事のある
 大学近くの****を教えた。****を知っていた事から、遊んでる女だと誤解された。


ここまで聞くにも彼女は泣きながらなので結構時間が掛かった。
でとりあえずN内に関しては打ち切り、次にK川。
「K川って先輩とラブホ行ってさ、何もなかったと君は云ったけど、本当?」
・ヤッた。この時も正常位だけ。フェラ無し。クンニ有り。クリが痛かっただけ。
 N内と違いフェラをしつこく求められたが拒否。
・K川が腰振っている間ずっと吐きそうだった。途中でトイレで吐いたあと
 続けたが何時の間にか寝ていた。
・朝起きるとK川につまらないセックスだったとなじられた。


「ごめん○○ちゃん、ごめんなさい」と再び激しく泣き出したので、
ここで質問は中断。妹夫婦に食事のキャンセルを伝える。
俺はソファに彼女を座らせ、彼女の横に座り、身体を抱いて髪を撫でた。
何故こんな行動に出たのかは今でも良くわからない。
話を聞いてる途中、(殴ってやろうか)とも考えたのに。
水を飲ませると「ごめんなさい」と言いながら、膝に頭を乗せてきた。
膝枕のまま、長い間そのままにしていた。


ここでまとめてみると
2003 4月 彼女入学、遠距離決定 4月の終わりにN内と会う。
   5月 ゴールデンウイーク俺が彼女のところへ遊びに行く。
     N内の名前程度は聞いていた。
      5月終わり頃、歯科大生と知り合い付き合い出す。
   6月 中旬に歯科大生と別れる。
      
        で、しばらくは何も無く
2004 年始 俺の郷里で親戚どもに紹介。結婚を報告。
   1月  俺の祖母が何度も危篤になり、その度に行ったり来たり
      彼女を放置。彼女も学校の事でストレス大。電話での諍い多し。
      不眠に悩まされる。
   2月  N内と浮気。    
      そのすぐ後に祖母の葬儀
      葬儀が終わった後、彼女のアパートへ。
   3月  K川と浮気


彼女に「手帳見せて」という。システム手帳をカバンの中から取りだし
黙って手渡してくれた。簡単な日記代わりにも使っていて、結構細かい事まで
彼女が書いてるのは知っていた。
N内と浮気した翌日の欄に、「最低な事をした。どうしよう。ごめんなさい」
「なんで、どうしてあんなことしたんだろう?」とある。
翌々日には「Nちゃん、Hちゃんホントにありがとう」とあった。
K川との浮気の翌日は空白だった。


質問を再開する
「なんで浮気したの?」
・2月にN内と浮気した時は、精神的に参っていて、数日前に俺と大喧嘩になっていて
 気分がふさぎ込んでいた。ドライブに誘われ気分転換にと出掛けたが、最初から
 H目的だったらしく適当にクルマを流したので全然気分転換にならなかった。
 いい加減投げやりな気分だった時に誘われて、ついていった。
・K川とは最初女性も飲み会に加わっていたため警戒皆無だった。
 アルコールを久し振りに飲み(彼女は調子良い時はザル。バーボン一本空けた時があった)
 テンションが上がり、楽しい気分で送ってもらった。誘われたときはまだ酔ってて
 実際にラブホに着くまでは、機嫌は良かった。


「これからどうしたらいいと君は思う?」「…」
「別れるしかないよね」「いや別れたくない。もう絶対にしません。信じて」
「俺多分もう君を信じられないし、このままでは付き合えないよ」
「どうしたらいい?」「分からん。ただ別れるのが一番いいよ」
別れる別れないの消耗戦で、二人とも疲れたのでその日は寝る事にした。
布団を二つ敷いてお互い仰向けになったまま寝た。
明け方目が醒めたら彼女は俺の布団に入っていて背中に抱きついていた。


翌朝彼女が起きてくると、俺は「モスで朝ご飯食べて、教会見にいこう」と言った。
自分でもなんでこの言葉が出たのかは分からない。
仕度をし、朝食をとると高速に乗って30分くらいのところにあるマリーナに着いた。
その日は風がとても強く、肌寒かったが眺めは言う事なかった。
ちいさいチャペルが敷地内にあるレストラン。マネージャーに見学の件を伝える。
チャペルを案内してもらう。白い小さなチャペルだったが中は驚くほど綺麗だった。
高い天井のステンドグラスからは外とは違い暖かい光が流れ込んでいて、凄く落ち着いた。
マネージャーはユニークな人で、説明の間俺と彼女は笑いっぱなしだった。
レストランではランチをご馳走してもらい、沢山お礼を言った後にそこを後にした。


帰りに海沿いを走っていると「今日は楽しかった。来て良かった。○○ちゃんと教会見に来れて
今までで一番今が幸せかもしれない。ありがとう」と彼女がいった。
「うん俺も楽しかった」「ご飯美味しかったね」「うまかったな」
「あの人(マネ)変だったねw」「変だよなw」ぽつぽつと会話が出来た。
帰宅するとごく自然に、一緒にお風呂に入り、お互いの髪と身体を交代で洗った。
で、その夜セックスした。途中から彼女は「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返していた。
逝けずに身体を離し、半起ちのチンチンからゴムを外すと彼女が上に乗ってきた。
久し振りの感触ですぐに復活(これが最後かな)。で、彼女は懸命に腰を振りたくっていた。
(結局騎乗位だけは上手にならんかったな)と彼女の腰を手で押さえ下から突き上げる。
すぐに上体をかぶせて来てキスをしてきたが、応えられなかった。


終わった後、ふと質問をしてみる。「N内とはこの1年の間に最初と2月の2度会ったっきり?」
「そうだよ」というと裸のまま自分の携帯を差し出して「電話していいよ」
「うんにゃ、もういいよ」と言うと、彼女はメールを打ち出した。
メールを打ち終えると俺に見せる「結婚したい大好きな彼がいます。迷惑だからもうメールしないで」
送信。しばらくして返事が来るとまた俺に見せた「お幸せに」それだけだった。
「メモリ消すね」と言って操作し終えると、また泣き出して「○○ちゃん、別れたくない、お願いだから」
「○○ちゃん、おらんくなったら…」
どう言う意味で言ったのか憶えてないけど俺は「もういいよ」「寝よう」と言った。
泣き止むまで背中をさすった後、腕枕して寝た。

このゴールデンウィークは結局最後まで彼女は俺の家にいた。
演奏会のためのドレスも決めた。ベースが深い紺のオーガンジーに
ちょっと珍しい反射をするスパンコールがついた奴。色白の彼女に良く似合ってた。
昼間は普通に話してたが、夜になると毎日同じ問答の繰り返しだった。
結局、連休最終日までうやむやのまま駅のホームで彼女を見送る。


また普段通りの生活が始まった。夜になると彼女から電話が掛かってきたが
「今は話したくないから」と切った。
彼女が帰ってから3日後に、彼女の友達のHちゃんから電話があった。
「Aちゃんから話聞きました」「うん」
「あの…Aちゃんが2月にホテルに行ったことなんだけど」
「次の日AちゃんすぐわたしとNちゃんにその事を話して来て」
泣いて目を腫らしながら、最低の事してしまった、どうしよう、とおろおろしてたそうだ。
Nちゃんは激しく怒ったらしく「どうしてそんな事したの?」と責めたらしい。
色々と理由にならない理由や状況を聞いた後、二人は(Nちゃんは怒りつつ)
絶対黙ってる事を薦めた後、3人で学校の練習室で抱き合って泣いたらしい。
(この辺の女同士のメンタリティは良く分からない)


まぁだから許してやって欲しいとの電話だったのだが、
その時は彼女が俺の家にいた時に、聞きそびれていた疑問とかが頭を占領していて
ただ(何勝手なことを…)と思っただけで、ちょっと上の空で聞いていたようだ。
電話の後、彼女にメールでも打とうかと思ったがその夜は止めた。


Hちゃんの電話から二日後、仕事から帰宅すると彼女が家にいた。バイオリンケースも。
「どうしたの?」「今週休講多いから」まぶたが脹れて、ちょっとクマも出来ている。
バイオリンケース見ると「来週レッスンあるから練習しないと」と笑って言った。
ちょっと呆気にとられてたが、「本当に休講なの?」と聞くと「信じない?」
と笑って携帯でNちゃんに電話する。Nちゃんが出ると「ちょっと代わるから」
と言って俺に携帯を差し出す。
すぐになにを話せばいいのか思いつかなかったんだが、「こんにちは」
と挨拶した後「A子、学校休講っていってるんだけど本当?」
「はいそうですよ。今週は…だから…で休講なんです」「ホント?」「本当ですよ」
「ならいいんだけど、あ、ありがとう。また」と言って彼女に返した。
彼女はNちゃんに挨拶すると電話を切った。で「ただいま」と
俺は「あ、お帰り」と。

彼女はそれから四日間うちにいた。
連休が終わって彼女が学校に戻って数日は、やはり夜中になると色々な事を
想像してしまい、良く眠れなかった。
疑問も色々と新しく頭に浮かんできたし。
でも、こうやって傍にいて、顔を見ていると正直安心した。
この四日間も、夜になると俺は彼女を詰問して、新しい疑問などを尋ねたが
それに対し、時折泣きながらだが答えてくれた。



新しく聞き出した事は
・服を脱がないでシタってのはウソで、N内はしつこく胸をもんだり舐めたりして
 A子の胸に異様に執着した。
・どちらも性急で、感じる間はなかった。どちらかといえばK川のほうが女性慣れ
 していた。
・N内は体格が小柄だったが、あそこが長くて痛かった。
 などなど。



話が終わるとセックスした。最初の日の夜、彼女は異常に敏感になっていて、胸を撫でたり
下着の上からなぞるだけで激しく反応し、いつもよりも高い声を上げた。
身体を使って繋ぎ止めようとしているようで(醜いな)と思った瞬間もあった…。
ローターやバイブを隠している引出しから使わないでいたアナルバイブを見つけると
「開けて良い?」と聞くと自分からパッケージを開けた…。


帰る前日は明け方まで、話をした。浮気をした本当の理由は
「多分こころの何処かに、○○ちゃん以外でも気持ち良く慣れるのか
 自分を試してみたい気持ちがあったから」
ということだった。
俺の怒りや疑問はそれでも解けたわけではないが、それを聞いてちょっとだけ納得した。
俺としては一番理解がしやすかったんだと、思う。
他にも浮気に関して、二人で話した事は沢山あったが、簡単にまとめる事が出来なかったので(ry

駅で再び彼女を見送ったが、今度は浮気を知る前の普段に近い見送り方ができたような気がする。
今度は俺がそっちに行くよ、と約束して別れた。



ここからはここ数週間の話になります。
彼女が学校に戻った後、また1日の終わりにする電話するようになった。
この六月は彼女が行った実習先での話を毎日聞いた。
学校に短パンでくるヤンキーみたいな美術教師や、かわいい生徒のこと、
実習で考えた事、自分の将来について、実習最後に河川敷であった花火大会のこと
それを聞いていて、やはり彼女を尊敬しているという気持ちは、昔のままだった。
今書き込んでいるこの時点で愛しているとは云えないけど、好きである事は変わらなかった。
鬱な時は、浮気の事をちくちく責めたりもしたんだが、彼女は我慢して聞いてくれた。



最初に書き込んだ日のように、雨続きで天気が鬱陶しかったり、
このスレッド読んだ時とかは、流石にまだ冷静ではいられなくなり
嫌な事ばかり考えてしまい彼女の事を憎んだりする、
ただ時間が少しだけ経ったおかげで幾分楽になったよ。
特にここに書き込んだ今週はそうだった。


結 論 と し て は
やはり当初の予定通り、彼女の卒業を待って結婚します。
1日のうち数回は(もうちょっと良く考えたほうが良くないか?)
と声が頭であがりますが、浮気した彼女を受け入れてみようと思ってる。
まだまだ、責めたい事や、聞きたい事はあるけどそれは追々やっていこうと。
あとここで書いた、俺が彼女を傷つけた事についてや、他にも色々と。
それは電話だけでは出来ないので、ちゃんと顔を見ながら話したい。聞きたい。
夏休みにはまたこっちに戻ってくるんだけど、ちょっとそれまで待ちきれない。
で、今週末彼女のとこに行ってきます。
ホントクソ長い愚痴だったけど、わざわざ聞いてくれたひとたち感謝してます。

あ り が と う ご ざ い ま し た !!

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