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その男、昏睡中につき(4)

俺は、質問はそのくらいで、今は村上をエクスタシーに導く事に専念した。
「いってもいいよ」
俺は村上をぎゅっと抱きしめるとそうつぶやいた。
村上も俺にしがみついて腰を激しく前後に振った。
村上は白目をむいて息遣いも胸の鼓動も激しくなった。
「あぁぁぁ」
村上はせつなげな声をあげると静かに俺の体に体重をあずけた。

村上の全身は汗ばみ、呼吸は乱れ、胸の鼓動が俺の体を伝わって全身で感じる事ができた。
村上はエクスタシーに達したのだった。
俺は静かに、上半身を後に倒し仰向けになった。
村上の上半身もそれに伴い俺に覆い被さる。俺たちはいつもそうしていた。
村上の息を整えるためだった。その間も、俺は、村上の全身を抱きしめてゆっくりと腰を
上下に動かしたり回転運動させたりして余韻を楽しませていた。


「ごめんね」
息の整った村上は言った。
「いいんだよ、俺が聞きたがったんだし」
「まだ、秀樹いってないのに先にいっちゃった」
「私の中でまだ凄く硬くなっている。なんかいつもよりも硬いみたい。鉄みたいだよ」
確かに、俺はいつもよりも興奮していた。村上が過去にしたセックスの話を聞いて興奮
したことは確かだった。

俺は、いやらしくねちねちと腰を回転運動させながら村上をさらに責める事にした。
「その先輩とはどれくらいしていたの?」
「先輩は一人暮らししていたし週に4回くらいはしていたと思う」
この言葉は再び俺に嫉妬させるのに十分だった。
俺も村上も自宅通いで家も離れているから、俺たちが愛し合う事は多くても月に2,3回しかなかった。
俺が、一月に愛し合うのよりも多い回数を週でこなしていたというのがたまらなかった・・・
「フェラもその先輩が仕込んだの?」俺は悔しくてたまらなかった。
その悔しさがさらに勃起度を高め俺を粘着質にさせた。


「そう、ごめんね・・・」
いちいちあやまる村上の言葉がさらに俺を嫉妬させてさらに興奮させた。
「フェラでいかせたこともあったの」
「うん・・・」
「外でHしたことあるの?」
「先輩の部屋のベランダでしたことがある」村上は恥ずかしそうに言った。
この言葉のショックは今までで一番大きかった。
「ベ、ベランダで???」

「夜だったし、バスタオルを干しているその陰でしたから外からは見られていないよ」
「・・・」
はっきり言って村上は便女扱いされていたのだ。俺だったら本気で愛している彼女を
誰かから見られてしまうようなベランダで犯すことなど考えられなかった。
「ごめんね」
「学校でやったことはあるの?」
俺は心臓が止まるくらいにどきどきしながら聞いた・・・


「学校でしたことはないよ・・・」
俺はホッとしたような期待はずれなような気がして妙に複雑な気分だった。
「学校でHはしてないよ・・・」
「・・・」Hはしてない???ほっとしたのはつかの間、村上の言葉を理解するのに時間がかかった。
「Hはしていないってどういう意味?」
俺は再びゆっくりと腰を動かしながら聞いた。
「フェラさせられたことがある」
村上は俺のからだに全体重をあずけて俺のことをぎゅっと抱きしめた。
「ごめんね、ごめんね」
「いったい、どこで?」
「図書館のトイレでさせられたの」
「いつ?」
「2年の時、昼休みとか授業中の図書館って人が少ないでしょ、
本棚の影でフェラしろって言われたけど、それだけは無理って断ったの。
そしたら、じゃ、トイレでしろとか言われて・・・」


「一度だけ?」
「ごめんね、ごめんね」
「何回もしたの?」
村上は俺の質問には答えずに、ごめんねと繰り返すのみだった・・・
確かに、図書館は試験前以外は会計士や司法試験などを目指しているような奴ら
しか勉強していないから、トイレのなかなら誰にも悟られずにフェラすることも
できるかもしれないが、このことはショックだった。
俺も利用していたような場所で村上がそんなことをしていたのは衝撃だった。
村上はその先輩に完全におもちゃにされていたのだ。
なまはめ、なかだし、精液を飲ます、屋外プレイに図書館でのフェラ、しかも
週に4,5回やられていたとは・・・
俺の女はその先輩に性欲処理工場にされていた・・・その事実は俺に激しく
嫉妬の念を抱かせて勃起度は最高潮に達していた。


はっきり言って、知りたくなかったような事実だった。
村上のテクニックは凄かったのでそれなりの経験はあるのだろうなとは思っていたが
ここまで酷い事をされていたというのが悲しかった。
俺は、村上に対してすまないと思った。
村上もこんなことを思い出したくはなかったのだろう、俺に何度もごめんねと繰り返すのみだった。

「初体験はどうだったの?その先輩がはじめてなの?」
俺は、その先輩に村上の処女を奪われたのかと思っていた。
そう思うとたまらなく悔しくて悲しかった。

「違うよ、はじめては高校の時の地元のサーフィン仲間だったの」
これも衝撃だった。
「何歳の時?」
「16の時」
「相手は?」


「22歳だったの」
「学生?」
「ううん」
「社会人?」
「定職にはついてなかったみたい。サーフィンショップでバイトみたいな事
しながら、朝夕とかサーフィンしていたの」

サーファーってのはDQNな奴しかいないのかよ・・・
俺はかなり腹ただしかった。ろくな仕事もしてないプータローの22歳の野郎に
16歳のころやられてしまったというのがショックだった。
「そのサーファーとは何回もしたの?」
「ううん、あんまりしていないよ」
「あんまりしてないってどういう意味だよ」
「怒らないで、もう、してないよ」
「もうしてないってどういうことだよ?」


「ごめんなさい、怒らないで」村上は泣きそうな声で訴えていた。
「怒らないから正直に全て話して欲しい」俺は、落ち着いてそう言ってみた。
「3年生の時までたまに会ってたの・・・」
「3年生って高校の?」
「去年のこと・・・」
これもまた俺には衝撃的だった。去年までそのサーファーと会っていた???
「いったいどういうことなんだ・・・」
「ごめんなさい」
「ごめんじゃ分からないだろ・・・」
「だって、その先輩が他にも女の人がいるって分かっていたから、
先輩がやっているなら私もいいだろうと思って・・・」
「なんで、そうなるんだよ」
「その先輩と会っていても携帯とかなっても保留にしたりとか
しょっちゅうメールとかはいてってきたりしていて、凄く不安になって、
でも、その先輩に嫌われるのはイヤで・・・」


「だからって、なんで他の男と寝るんだよ」
「先輩が、他の人としているのが我慢できなかったの、地元でボディーボード
してると、その前の人ともたまに会うし、それで誘われたから・・・」
「美香が16の時22だったってことはそいつもう28くらいのおっさんじゃないかよ
そんな奴と・・・」
「違うよ、去年までしか会ったないから」
「1年も2年も一緒だろ!」
「怒らないでよぉ」
「だから言いたくなかったんだよ」村上はほとんど涙声でそう言った。
確かに、村上にとっては思い出したくもない出来事だろう。
それに、俺が無理やり聞き出そうとしていたのだし、怒るのは筋違いかもしれない。


「他にはいないのかよ?」
「お願いだから怒らないで」
「怒ってないよ!」
「何で、そんな言葉使いなの?普段みたいにしゃべってよ」
俺は確かに頭に来ていた、言葉も自然と荒っぽくなっていた。
「分かったよ・・・」
「まだ普段と違うよ」
「もう、大丈夫だから話してみて」
「怒らない?」
「怒らないよ」俺はまだ他にも嫌な話が出てきそうな気がしていた。
「去年、不倫した・・・」
この言葉は衝撃が大きかった・・・
「去年って、さっき地元のサーファーともやったって・・・」
「いったい、どうなってんだよ・・・何人とやってんだよ!」
俺は嫉妬や悔しさを通り越して激しい怒りを感じた。


「その先輩と付き合っている時に、地元のサーファーと関係していて
その先輩と別れた後もその人とはしばらく続いていたのだけれども、
その人も、他に女がいてすごく落ち込んでいて、そんな時、バイトしていた
コンビニの店長に飲みに誘われて」
「コンビニの店長とやったのかよ!」
「違うの、コンビニの店長じゃないよ」
「じゃ、なんなんだよ!」
「店長と飲みにいった店のバーテンがいい人だったの・・・」
「・・・」俺は黙り込んでしまった。
「店長の行きつけの店で、そこに若い人がいて、その人が話していて
いい人だったからこの次に会いましょうってことになって」
「そいつから誘ってきたのかよ」
「えっ・・・私の方から誘ったの」


「なんで、そんな奴誘うんだよ!」
「怒らないでよ、だから話したくなかったのに」
「分かったよ、怒らないから」
「その地元のサーファーの人にも彼女がいて、だから落ち込んでいたのだけれども
そのバーテンも凄く人のいい人で、」
「そりゃ、客商売してんだからそう見えんだろ」
「もう、話すのやめる」
「ごめん、もう横から口はさむの止めるから」
「それで、その次の日のお昼にその人と会ったの」
「うん、それで」
「ワインを飲みながらお昼ご飯を食べていたんだけども」
「なんで昼まっからワインなんて飲むんだよ」
「もうー」
「ごめん、もう黙っているから」俺は口にチャックをするしぐさをして黙りこくった。


「話しているうちに、その人、結婚しているって言い出して、最初のうちは
冗談かと思っていたんだけれども、それが冗談じゃなくて」
「気がついたらワインも2本あけてしまっていて、気分が悪くなって
家に帰るのもめんどくさくなって気がついたらホテルにいたの」
「そいつはワイン飲んでたんじゃないのかよ?」
「その人は車だったから、はじめの1杯か2杯くらいしか飲んでなかったみたい」
「じゃ、はじめかっらやるつもりで美香にのませていたんじゃないのか?」
「違うよ」
「何でかばうんだよ、店長と飲んでいるとき、男に二股かけられていて落ち込んでいるとか
そんな話してたんだろ。その話をそいつ聞いてたんだろ?」
「多分・・・」


「お前、バカかよ・・・」
「だって、私かわいくないし、秀樹だって私の事からすとか鶏がらとか言っていたじゃない、
だから自分に全然自信がなくて、」
村上は涙を流しながら自分の気持ちを正直に吐露した。
「だから、もしかしてこの人はとか思うとすがりたくなって」
「ごめん、もう、泣くなよ、怒ってないから」
「ごめんね、もう秀樹以外の人とは絶対にしないから・・・」
「そのバーテンには何されたんだよ」
「何もしてないよ」
「何もしてないはずないだろ!ホテルに連れ込まれたんだろ!」
「普通にしただけだよ」
「普通ってどんな体位でやったんだよ」
「正常位でしただけだよ、フェラもなにもしてないよ」


「なまでやったのかよ・・・」
「してないよ、多分」
「多分ってどういうことだよ」
「なまではしてないよ」
「そいつとは1回だけかよ」
「・・・」
「2回した・・・」
「2回ってその日に2回したってことか?」
「それから1ヵ月後くらいにもう一度したの・・・」
俺は怒りを通り越してあきれてしまった。
これだけ嫌な話を聞かされた俺はいつのまにかちんちんも萎えてしまっえいた。
自分の女がとんでもないヤリマンだったという衝撃的な事実が萎えさせてしまったのだろう。


「何で妻帯者なんかと何度もやんだよ!」
「1回きりでもうやめようと思っていたの、その時だって、気持ち悪くて
どうでもよくなっちゃたの」
「じゃぁ、なんで、もう一度会っているんだよ」
「また連絡があって、前に話し聞いてもらっていたから、また聞いてもらいたかったの」
「で、なんでまたやるんだよ」
「その時もお昼ご飯に会って、またワインを飲んでいたらいつのまにかにホテルに行っていて」
「でも、もうイヤだからって思っていたの」
「じゃ、なんで断らないんだよ!」


「断ったら、お前みたいなブスはやってもらえるだけでもありがたく思えよって怒鳴られて
物凄く恐くなって、それで・・・」
「なんなんだよそいつは!ぶっころしてやる!」
「やめて、だから言いたくなかったのに」
「秀樹が怒らないっていうから話したのに!」
「そんな野郎許しておけるかよ!」
「なんでそんな奴と2回も・・・悔しいよ」
「お願いだから悲しまないで、もう、秀樹以外とは絶対にしないから」
「そいつ中に出したのかよ?」
「出してないよ、ホントだよ。お腹の上に出してたよ」
「一回目も中に出してないのか?」
「一回目もお腹の上にだしていたよ、中に出してないよ」


「さっき、なまでやっていないとか言っていたじゃないか!嘘ついていたのかよ!」
「ごめんなさい、ホントのこといったら怒ると思ったから・・・」
村上は俺の誘導尋問にひっかかってつい本当の事を言ってしまったのだ。
この事実も俺のことを憂鬱にした。よりによって妻帯者と・・・
しかも、二股をかけられて落ち込んでいるところを慰めるふりをして妻帯者のくせして
こいつは極悪人だ。二股の中でも妻帯者が一番性質が悪い。本当に殺してやりたいくらいだ。
しかもなまでやられているとは。
「じゃ、美香の経験は16にプーサーファにやられて、大学に入ってからマリスポの
先輩にやられて、再びプーサーファーにやられてバーテンにやられて・・・」
「その後、ゼミで山本君と知り合ったの」


俺が知りたかったのは山本の性癖だった。
それが思わぬ方向に向かって俺を憂鬱の谷底へと叩き込まれるとは思わなかった。
「山本とはどんなことしてたんだよ」
「えっ、そんな事も言わなくちゃいけないの?」
当然だろ!俺はそれが一番知りたかったんだ。心の中でそうつぶやいた。

「えー、だって友達だったのにそんなこと聞きたいの?」
「あんな奴、今じゃ友達でも何でもないよ」
「怒らない?」
「もちろん、約束するよ」
やはり、友人の性癖は気になるものだった。


「あいつとはどんなHしていたの?」
「えー、やっぱやだよー」
「奴とはじめてしてのはいつどこで?」
「3年の時、夏のゼミ合宿があったでしょ」
「ああ、そういえば、あの時、軽井沢の合宿所に山本の車でいったよね」
「そう、山本君と秀樹と私とSさん(女性)の4人で合宿所まで行ったじゃない」
「帰りもその4人だったよね。Sの家が埼玉県のT沢だったから、彼女をはじめに下ろして
そういや、次に俺が高井戸の駅でここでいいよとかいって降りたな」
「それで、湘南の美香の家まで山本が送ってやるとかいっていたな」
「まさか、その時に・・・」
「もう、いいでしょ、そんなことは」
「いいや、聞きたい、そこまで話したら最後まで聞かせろよ」
「そんなことよりHしようよ、秀樹まだいってなかったんでしょ」
俺のちんちんはすっかり萎えて村上のおまんこからいつのまにか外れていた・・・
確かに、中途半端で終わっているが、話の続きが気になってしまいHに集中できそうになかった。

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