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妻が色事師に

私の妻は由佳里といい、38歳です。
小学2年の娘の3人家族です。
妻は中学で数学を教える教師で、私とは見合い結婚でした。
初めて会った時の私の驚きは相当なものでした。この世にこんな美人がいたのかと思った程衝撃的な出会いでした。
当時私は33歳、由佳里は29歳でした。
由佳里程の美人がどうして今まで独身だったのか不思議でしたが、
聞く所によると付き合っても由佳里の方から男をフッてしまうらしく、長続きがしなかったとの事でした。
由佳里は自分が大学教授の娘として産まれ、自分も中学の教壇に立つ身なので相手にも知性と教養を求めていたようです。
私は実は父親が高校の校長を勤めた教員で、それが縁で由佳里を紹介されたのです。
私自身はサラリーマンですが、由佳里も尊敬する父親の強い勧めもあって、私との結婚を決心したようです。
そして無事、絶世の美女である由佳里と結婚して、私は二度びっくりしました。
驚くべき事に由佳里は男を知らない無垢な体で私と結婚したのです。
確かに男と付き合っても深い関係になる前にフッてしまうのですから、
わかる気もしますが、それにしても私は天にも昇る心地で由佳里との結婚生活をスタートさせたのでした。

ところが…そんな私の夢心地の結婚生活は一瞬にして期待を裏切られる事になったのです。
とにかく由佳里は潔癖でした。
不潔なものを嫌うのはわかるにしても時間や考え方でも少しでもだらしがないと思った時には鬼の形相で怒るのです。
時間が不規則な仕事をしている私などは妻に言わせると論外だそうです。
家族の為にと一生懸命に働いて帰宅しても妻は先に休んでいました。
そんな潔癖症の妻にストレスが貯まり、たまに酒を飲んで帰るとしばらくは口も聞いてはくれません。

同僚や友人からは、あんな美人な奥さんがいて羨ましいと言われますが、私は複雑な思いで苦笑しています。

夜の営みも同じでした。

由佳里は正常位しか許してくれません。ある時、無理矢理バックから挿入しようとして激しく怒られたものです。

私は毎日ため息の吐き通しでした。
こんな事なら、もっと優しくて普通の女性と結婚すればよかったと反省する事もありました。
でも、そんな妻でも私の子供を産んでくれたし、他に良い所もたくさんあるのだからと自分を慰めています。

そんなある日。私は仕事帰りに行きつけのスナックに寄って酒を飲んでいる時にある人物に会ったのです。
その人物との出会いがそれからの私の人生を狂わせてしまいました。



私がカウンターで飲んでいると同じくカウンターで飲んでいた見知らぬ客がマスターと何やらヒソヒソ話をしていたのです。
「へー、本当ですか?それは凄いですね」
マスターが驚いた顔で言った。
私は何の話をしているのだろうと思いながら、一人で飲んでいたが、マスターが私の所に来て小声で話し掛けて来たのだった。
「今田さん、色事師って知ってますか?」
「え?知らないよ。どんな職業?」
私は聞いた事もない名称だと思いながら、大した興味も湧かず、マスターに聞いてみた。
「色事師って…女を自分好みに仕立てちゃう人らしいですよ」
マスターが目を輝かせて言った。
「女を…自分好みの女に…?」
私は自分で復唱しながら、ふとその色事師と名乗る客に顔を見た。
相手もこちらを見て頭を下げた。
「あの人の手にかかると、どんなに貞淑な奥さんも淫らな女に変身しちゃったり、
堅物の女が優しくて気の付くおんなに変わったりしちゃうらしいですから凄いですよね」
マスターが他の客には聞こえないように小声で私に説明した。
(まさか…そんな…?)
私は由佳里の事が頭に浮かんでいたが、あの由佳里がガラリと性格を変えるなど考えられなかった。
だが、興味のある話であり、私は席を移動して、色事師と名乗る客に話し掛けたのでした。
これが私の運命を大きく変える事になる運命の出会いだとはその時は知るべくもなかったのでした。

その日は計画の実行日だった。
私はどうしても会わせたい人がいるからと何とか妻を騙して連れ出したのだった。
相手は大学で助教授を務める小野寺という四十代の人物だと話してある。
由佳里も相手が大学の助教授と聞くと渋々ながらついて来た。

指定された場所は小野寺のマンションだった。

途中で手土産を買い、約束の時間に訪問した。
私は平静を装いながら、内心は穏やかではなかった。
色事師という小野寺がどんな方法で由佳里を変身させようとしているのか?セックスだけでそんな事が可能なのか?私は半信半疑だった。

呼び鈴を鳴らし、出てきた小野寺に迎え入れられる。
妻は他人には笑顔できちんと挨拶をする女だった。
「小野寺です」
「今田の家内です」
二人がソファの前で丁寧に挨拶を交わす。
私と並んで腰を下ろした妻の前に小野寺がさっそくコーヒーを出してくれた。
小野寺は私より二つ年上の44歳との事だった。
実際にある大学で心理学の講師を務めていた事もあるらしく、どこか知性的な紳士だった。
体型は中肉中背だが、自信に溢れた表情と動作に只者ではない印象を受けた。
「奥様は中学で教えてらっしゃるとか?」
小野寺がコーヒーを私達に勧めながら聞いた。
「はい。もう16年になります」
由佳里が笑顔で答えた。
こんな穏やかな表情は私に対しては滅多に見せないのに‥私は心の中で舌打ちしていた。
世間話や互いの身の上話に花が咲き、あっと言う間に1時間が経とうとしていた。
「それにしても本当に素敵な奥様ですね。今田さんが羨ましい」
小野寺がそれとなく由佳里を誉める。
「そんな事ありません。私など、全然…」
由佳里が謙遜する。
「いやいや、あなた程魅力的な女性はなかなかいませんよ。ただ綺麗なだけじゃなく、知性的だし、何より品がある…」
小野寺がそう言って由佳里を見つめた。
「またまたお世辞がお上手ですね」
そう言って照れたような顔をする由佳里だったが、万更でもない嬉しそうな表情をするのを私は見逃さなかった。
「失礼な事を申し上げるようだが、こんな奥様と一晩を伴に出来たら死んでも構わないと思わせる方ですよ」
小野寺が流暢な語り口で言った。
「え…?そんな…ご冗談ばかり…」
一瞬、驚いた表情を見せた由佳里がすぐに謙遜したが、明らかに動揺しており、気のせいか頬を赤らめているではないか…。
私はさっそく由佳里が小野寺の術中にはまり始めたのを知った。
この辺りで私は急に眠気を催して寝てしまう段取りになっていた。
私は二人の会話に頷きながらも何時しかコクリコクリと居眠りを始める。

「あなた…?」

由佳里が隣で居眠りを始めた私に驚いて起こそうとする。
「無駄ですよ…」
小野寺が意味ありげに由佳里に声をかける。
「えっ?」
意味がわからない由佳里が小野寺の顔を見た。
「旦那さんのコーヒーにだけ睡眠薬を入れておいたんです」
小野寺が手筈通りに説明した。
「えっ…?睡眠薬…?」
由佳里の驚く声が室内に響いた。
「さあ、これで私と奥様だけです。私の願いを聞き入れてもらえませんか?」
あくまでも穏やかに紳士的な口調で話す小野寺だった。
「願いって…何の事ですか…?」
由佳里が私の肩に手をかけたまま聞き返した。
「先程、お話しましたが…あなたのような素敵な女性と一晩を伴にしたいと思いましてね」
小野寺が相変わらず落ち着いた穏やかな口調で話す。
「……?」
由佳里はそんな信じられない小野寺の申し入れにショックを受けたらしく言葉が出ない様子だった。
「奥様は本当のセックスをご存じですか?本当の快楽を知っていますか?」
小野寺がズバリと切り込んだ。
「小野寺さん…一体、どうしたんですか…?」
由佳里の顔が青ざめているのがわかる。
「失礼だが、多分、あなたは知らない筈だ。気持ちが良過ぎて失神したり、失禁した事がありますか?」
小野寺の単刀直入な質問に由佳里はすっかり顔色をなくしていたに違いなかった。


小野寺がソファから立ち上がったのがわかった。
「あなたは自分の本当の美しさに気付いていない。自分が最高の女だという事を知らない…」
そう言いながら、小野寺が私と反対側の由佳里の隣に腰を下ろす。
私はソファに寄り掛かって寝ているフリをしながら、一部始終を目撃していた。
小野寺がゆっくりと由佳里の肩に手を回す。
どう応じたらいいのかわからない感じの由佳里が戸惑っているのがわかる。
「奥様、いえ…由佳里さん、あなたは素敵だ。あなた程魅力のある女性を私は知らない…」
小野寺がそう言いながら、静かに由佳里を抱き締めた。
「由佳里さん、私にあなたと素敵な一晩を過ごす資格はないかも知れません。でも、せめて一時を過ごす資格をくれませんか?」
由佳里を抱き締めながら、小野寺が耳元で囁くのだった。
「お、小野寺さん…私は、そんな大した女じゃありませんわ…。それに…私には、夫がいますから…」
私は聞き耳を立てて、二人の会話を聞いていましたが、由佳里の言葉を聞いた時、胸が熱くなったのを覚えています。
「わかっていますよ!あなたが貞淑な妻で、旦那さんの事を愛している事も…」
そう言いながら、小野寺は由佳里の髪に手を触れていた。
「でも、旦那さんじゃ…あなたの本当の魅力や美しさは引き出せない!それが…私なら出来るんです」
由佳里の目を覗き込むようにして話していた小野寺が、クイと由佳里の顎を持ち上げた。
次の瞬間、由佳里は小野寺に唇を奪われていた。
「う…?んむっ…」
由佳里は驚いて目を丸くしていた。
30秒もの長い接吻の後、ようやく唇を離した小野寺はソファから立ち上がって由佳里の手を引いた。
由佳里は小野寺に手を引かれるまま、ソファから腰を上げる。
「さあ、おいで…」
小野寺が穏やかな口調で語りかけ、由佳里の手を引いて歩き出した。
由佳里も困惑しながら小野寺に手を引かれるま後に続いた。
小野寺は由佳里を隣の部屋に案内した。

私はすぐに目を開けて二人の後ろ姿を追った。

隣の部屋の入り口で立ち竦む由佳里が見えた。
隣の部屋はどうなっているのだろう?
私は由佳里が驚く様を見て興味が湧いて来た。
入り口で立ち竦む由佳里を小野寺が中へ誘う。
由佳里の姿が見えなくなってから、ドアがゆっきり閉まった。

そして私は教えられた通りに壁に掛けてある大きな油絵の描かれた額を外したのだった。
するとそこはマジックミラーになっていて隣の部屋がはっきりと見渡せるようになっていた。
私は思わず息を飲んでいた。
その部屋は所謂SMルームだった。ベッドは勿論だが、
三角木馬や張り付け台や天井に設置された滑車から伸びたロープやら、とにかくSMの調教部屋に違いなかった。
由佳里にはその部屋がどんな目的の部屋なのか理解出来ていないようだった。
部屋の中程で珍しそうに回りを見回している。
私はまるで映画かビデオでも観ているかのような気分になった。
画面に映る平凡な主婦が色事師と名乗るプロの調教師の手にかかって官能の世界へ導かれていく……!
私は、一人でそんな筋書きを頭に描きながら、次第に気持ちが高ぶっていくのを感じていた。
「驚きましたか?」
小野寺が唖然と室内を見回している由佳里に声をかける。
「この部屋は…何の為の部屋なんですか…?」
由佳里が緊張した声で聞いた。
「わかりませんか?ここは女を調教する部屋なんですよ」
小野寺がいかにも真面目な顔付きで答えた。
「えっ…?調教…?」
由佳里は調教の意味が半分しか理解出来ていないようだった。
「調教って…動物なんかを躾ける時に使う言葉ですよね?女を調教って…?」
由佳里は本当にその意味が理解出来ていないのだった。
男は私しか知らないし、雑誌を見ていてもイヤラシイ記事は飛ばして見ている由佳里だったから、世間知らずは無理もなかった。
「さあ、こちらへ来て下さい」
小野寺が由佳里をベッドに誘う。
「小野寺さん…あなた…変態の趣味をお持ちなんですか…?」

由佳里が眉をひそめながら軽蔑したような口調で答えるのだった。
「ほう…由佳里さんは変態を知っているんですか?なら、話が早い。私がこれから、あなたを調教してあげますよ」
そう言って微笑んだ小野寺がゆっくり由佳里に歩み寄っていく。
由佳里はようやく小野寺の意図が理解出来て来たらしく、顔を青ざめさせていた。

「嫌っ…!近寄らないで…」
自分に歩み寄ろうとする小野寺に向かって叫ぶように言った由佳里は、次の瞬間、身を翻してドアまで走ったのだった。
そしてドアノブに手を掛けて回そうとした。
だが、何故かドアノブがビクともしなかった。
「申し訳ないが、この部屋は調教部屋だから、女が逃げられないように出来てるんですよ」
小野寺が必死にドアを開けようとしている由佳里に容赦のない事実を告げる。
由佳里は忽ち顔を青ざめさせ、他に出口はないかと探すのだった。
だが、窓にも仕掛けがある筈だったし、他にドアは見当たらなかった。
「お、小野寺さん…私に何をなさろうというんですか…?」
歩み寄る小野寺にそう尋ねる由佳里の声は震えていた。
「大丈夫。心配しないで下さいよ。危ないや痛い真似はしませんから…」
小野寺はあくまで紳士的に穏やかな口調で言った。
ドアを背にしている由佳里のすぐ前まで歩み寄った小野寺は由佳里の手を取って、手の甲に接吻する。
「あなたの出方次第で私はやり方を変えなくてはいけなくなる…。素直に私に従うか、それとも反抗的な態度を取るか…」
そう言った小野寺の声には反論を許さない威圧感があった。
由佳里は次第に恐怖を覚えて来たらしく、言葉を失ってただその場に硬直していた。
「素直になりますか?」
小野寺が由佳里の手を握り締めて聞いた。
「嫌ーっ!」
次の瞬間、由佳里が掴まれた手を振り払い、小野寺の胸を突き飛ばすと再度ドアを開けようと試みた。
ドアノブは相変わらずピクリとも動かず、由佳里は叩いたり、押したりと必死に脱出を謀るのだった。
「ハハハ、だから無理だと言ったでしょう?そのドアは私が持っている鍵じゃないと開かないんですよ」
小野寺がそう言って鍵を由佳里に見せた。
「小野寺さん、お願いです…。ここから出して下さい!」
由佳里は弱々しい声で哀願した。
「駄目ですよ。私は決めたんです…。あなたを調教する事にしたんですから‥」
小野寺が突き放すような冷たい口調で言った。
私はマジックミラーの向こう側で始まった妻の調教劇に思わず拳を握り締めていた。
「あなたが覚悟して、その身を私に預けてくれれば今から6時間もあれば全てが終わります。
でもあくまで抵抗するつもりなら、その反抗的な性格を直さなければならないから明日の朝まで調教させてもらいますよ…」
小野寺が有無を言わさぬ強い口調で説明した。
「……?」
由佳里は言葉が見つからないようだった。
恐怖に怯えた顔で信じられない事を平然と語る小野寺を見つめるばかりだった。
ドアを背にして立ち竦んでいる由佳里に近寄った小野寺はいきなり由佳里の頬に平手打ちを見舞った。
パチーンと乾いた音が響いて由佳里がよろめいた。
バシッと反対側の頬も叩かれた由佳里はその場に屈み込んで嗚咽を洩らし始めた。
私は妻が平手打ちされるシーンに衝撃を受けていた。
恐妻家の私にとっては頭の上がらない恐い妻だったが、
そんな妻でも、いざ他人に暴力を奮われるシーンを目の当たりにすると気分がいいものではなかった。
「やめてっ‥叩かないで…!」
由佳里は両手で顔を覆って防御しながら必死に懇願していた。
「じゃ、素直になりなさい。私の言う事を聞くんだよ」
小野寺が一歩後ろに下がりながら言った。
由佳里は何度も頷いていた。
「じゃ、由佳里さん…まず着ている物を全部脱いで下さい」
由佳里はのろのろと立ち上がり、諦めたようにジャケットを脱ぎ始めた。
私はついに妻が小野寺に屈伏した事を知った。

脱いだジャケットを床に落とし、次いでスカートのジッパーを引き下げていく由佳里。
私は妻が初めて他人の男に下着姿を見せる覚悟をした胸の内を思い、切なくなった。
パサッとタイトスカートが足元に落ちた。
「ほう…」
小野寺が思わず感嘆の声を上げた。
由佳里のスタイルの良さに改めて気付いたようだった。
由佳里は胸や腰には適度な脂肪が付いて肉感的で女らしい体型だったが、脚は細く長い美脚だった。
日本人にしてはプロポーションは抜群だったのだ。
ブラウスのボタンを震える手で外し終えた由佳里は静かにブラウスを脱いで足元に落としていた。
由佳里の白く滑らかな肌が露になり、またも小野寺が感嘆の声を洩らしていた。
由佳里が時間をかけてパンティストッキングを脱いでいった。
時間をかければ、私が眠りから覚めて助けに来てくれるかも知れないとでも思っているかのようだった。
だが、その可能性はゼロだった。
小野寺に妻の調教を頼んだのは他ならぬ私なのだから…。

ベージュのお揃いのブラジャーとパンティの下着姿になった由佳里は、その後、動こうとしなかった。
両手で胸を隠すようにしたまま俯くだけだった。
「どうした…?気が変わったのか?」
小野寺が一変して叱るような口調で言う。
「もう…許して…」
由佳里が頬に涙を伝わせながら懇願する。

下着姿で屈み込む由佳里に小野寺がゆっくりと近付いていく。
そして泣きながら哀願する由佳里を抱き起こして、ブラジャーとパンティをあっと言う間に脱がせてしまった。
そうして由佳里を軽がると抱き上げた小野寺は、そのままベッドの方に歩き出すのだった。
「お願い…!小野寺さん、馬鹿な真似はやめて…!」
小野寺に抱き上げられながら由佳里は最後の説得を試みていた。
「由佳里さん、私は何もあなたに危害を加えようとしている訳じゃないんだ。
それどころか、あなたがこの部屋を出る時には私に感謝しているかも知れませんよ」
小野寺は自信有りげにそう言いながら由佳里をベッドに下ろすのだった。
ベッドに寝かされた由佳里が咄嗟に逃げようと試みる。だが、小野寺は慌てる事なく、由佳里の方足を掴んで自分の方へ引き寄せた。
そして予めベッドの下から伸びていたロープの先端に付いている足枷を由佳里の足首に巻いたのだった。
「ああっ?嫌っ、嫌っ…!」
不気味なものを足首に巻かれて、由佳里の恐怖が最大限に高まった。
だが、暴れる由佳里のもう片方の足首も手慣れた感じで革製の足枷を巻き付けた小野寺はあくまでも冷静だった。
抵抗する由佳里を頼もしげに見やりながら、ついに両手の自由も奪ってしまった。
これで由佳里はベッドの上に手足を左右に目一杯に引き伸ばされた大の字型に固定されてしまった事になる。
「嫌ーっ!!」
由佳里の口から恐怖に怯えた悲鳴が上がった。
私の位置からも由佳里の剥き出しの股間が丸見えだった。
「初めに説明させてもらいますが、私はあなたの許可を得るまではあなたに指一本触れない事を約束しますよ」
小野寺が恐怖に取り乱している由佳里に穏やかな口調で説明した。
小野寺にそう言われて由佳里は少しだけ安心した素振りを見せたが、それも束の間だった。
小野寺が得体の知れない道具を手にしているのを見た由佳里の顔から忽ち血の気が引いていく。
「どうしたんですか?私は自分の手や指ではあなたに触れないと説明しただけで、代わりに小道具を使わせてもらうつもりですよ」
小野寺のそんな卑怯な言葉に由佳里は怒りの表情を浮かべたが、今は恐怖の方が大きかった。
これから自分の身に加えられようとしている拷問を思うと生きた心地がしない様子の由佳里だった。
習字に使う毛先の太い筆を手にした小野寺が優しく微笑みながら身動き出来ない由佳里の上に腰を屈めた。
そして何も言わずにいきなり筆先で由佳里の足の裏を擽り出したのだ。
「……?」
初めは驚いた様子の由佳里だったが、散々、恐怖と不安に怯えていた筈の小野寺の行為が単なる擽りと知って、
妻が幾らか安堵した表情を浮かべたのを私は見ていた。
だが、妻はまだ知らなかったのだ。小野寺の行為が単なる擽りではない事を…。
足の裏や足の指の間、そして脛から太腿へと小野寺の操る筆が由佳里の体を這っていく。
初めはたかが擽りと甘く見ていた由佳里だったが、
微妙な筆使いを見せる小野寺の行為に次第に全身が汗ばむ程の興奮を与えられて来ている事に気付くのに時間はかからなかった。
筆先が内腿から腰へ移動し、脇腹や脇の下、へその周りを滑らかな足取りで徘徊している……
私は小野寺がわざと股間や胸を避けて擽っている事を見抜いていた。
「ああ…あっ、あっ…」
何時しか、由佳里の口から熱っぽい喘ぎが洩れだしていた。
「では次はこれを使いますよ」筆を置いた小野寺が次に手にしたのはコードの付いたピンク色をした卵形の玩具だった。
恐らくローターなど見た事もない筈の由佳里は得体の知れない玩具への不安に怯えた表情を浮かべた。
小野寺がコードの先に付いているスイッチを入れ、ローターがジーと振動音を響かせた。
そしてまたも小野寺は由佳里の足の裏から責め始めたのだった。

それから10分も経った頃、ようやく小野寺のローターを使った責めが終了したが、
全身を汗ばませた由佳里は、疲れ切ったようにぐったりと顔を横に伏せて簡単には止まりそうにない熱い息を洩らし続けていたのだった。
今度も小野寺の責めは、わざと由佳里の股間や胸には近寄らなかった。
焦らしのテクニックだった。

私の場所からでは由佳里の股間の変化までは見て取れなかったが、
もしかしたら由佳里は自分でも知らない内に女の弱さを溢れさせていたかも知れなかった。

筆やローターを使った小野寺の微妙な責めを受けて、由佳里の全身は汗ばみ、口からは熱い吐息を洩れ続けている。
「では由佳里さんのあそこの具合を調べさせてもらいますよ」
ぐったりと顔を横に伏せている由佳里に声をかけた小野寺がベッドの真ん中辺りに移動し、
手にした男性自身の形を真似た玩具を股間に押し当てた。
「えっ…?な、何ですか?」
自分の羞恥の部分に何かが当てられたのを感じた由佳里は慌てて顔を起こし、小野寺が手にする玩具を発見した。
見る見る顔色が青ざめていく。
「嫌っ!何を…するつもりなの…?」
由佳里は恐怖に声を震わせて悲鳴を放っていた。
だが、片頬を歪めた小野寺は手にした男性自身そっくりの玩具で由佳里の秘裂を割っていた。
私はミリ単位でゆっくりと由佳里の中に沈められていく玩具を息を殺して見つめていた。
「ああっ?嫌っ、嫌ーっ!」
由佳里は無機質の玩具が自分の胎内に押し入って来る感覚に恐怖を覚えて悲鳴を上げた。
小野寺の手にする玩具が意外にあっさりと由佳里の膣に挿入されていく所を見ると、
由佳里の内部が既に興奮状態にあって自分でも知らない内に男を迎え入れる準備が整っていたようだった。
「ああっ…あっ、あっ…」
玩具がほとんど見えなくなって由佳里の膣を満たしたのと同時に由佳里の口から戸惑うような悲鳴が上がり出していた。
小野寺がさっそく玩具の下の方を持ちながら、ゆっくりと抜き差しを始めた。
「あ…あっ…ああ…」
その途端、由佳里は顔を仰け反らせ、内腿の筋肉をピーンと張ったまま戸惑うような声を上げた。
玩具とはいえ、太さも長さも並みの男性より一回りは大きなモノで抉られる感覚は
恐らく本物と変わらない快感を由佳里に呼び起こしていたに違いなかった。
小野寺の手の動きが徐々に早くなっていった。
「ああっ?あっ…嫌っ…やめてっ…!」
明らかに私とのセックスの時と同様か、それ以上の快感を与えられて由佳里は戸惑うように引きつった声を上げていた。
私は手に汗を握りながら、妻が玩具に犯されている様を凝視していたが、それから間もなく信じられない光景を目にする事になった。
「あっ、…嫌っ、嫌っ…ああっ、ああああっ…!!」
何かに怯えるような差し迫った表情を見せていた由佳里がいきなり全身をピーンと硬直させ、
感極まったようなけたたましい悲鳴を上げたのだ。
(……?)
私の心臓がズキンと高鳴った。
(まさか……?イッた…のか?)
私は由佳里がイク様を目の前で見せ付けられて強いショックを受けていた。
私は今までに由佳里をイカせた事がなかったのだ。
由佳里が私に許してくれた性行為が指によるクリトリスや乳首への愛撫と正常位だけだったせいもあるが、
私は由佳里はイカない女だと思っていた。
それなのに由佳里は今、小野寺に玩具で責められて、あっさりとイッてしまったのだ……!
私は嫉妬心に胸を焦がしていた。
「どうでしたか…?」
小野寺が由佳里にイッた感想を尋ねている。
由佳里は、ふと小野寺に目を向けたが、すぐにまたうっとりと絶頂の余韻に浸るかのように目を閉じるのだった。
しばらく由佳里を休ませた小野寺は再び玩具による責めを開始した。
「ああっ?あっ、ああ…」
再び由佳里の口から快楽に怯え溺れた喜悦の声が上がり始めた。
間もなく、二度目の絶頂が近付いた由佳里が狼狽し始める。
だが、あと一歩の所で小野寺は責めを中断してしまった。
「……?」
今にもイキそうだった由佳里は責めを中断されてしまい、困惑した表情を浮かべた。
由佳里の快感曲線がゆっくりて下降して来たのを見計らって、再び小野寺が責めを再開した。
「ああっ…!あっ、あぁっ…!」
今度はイケる…!
そんな期待で由佳里の乱れようは前よりも激しかった。
「ああっ、あっ、あんっ…」
そして今度こそ、二度目の絶頂が由佳里を襲おうとした瞬間……またも小野寺が責めを中断したのだ。
「……?」
由佳里は困惑した視線を小野寺に向け、何か言いたげな表情を見せた。
だが小野寺は微笑むばかりで責めを再開しようとはしなかった。
恨めしそうに小野寺を見る由佳里の色っぽい表情を私は複雑な思いで見つめていた。
やがて小野寺がまた責めを再開し、忽ち、由佳里の顔が凄艶なまでに歪んでいく。
そして由佳里がまたも絶頂に登り詰めようとした時、いきなり、
「お、小野寺さん…やめないで…!」
と自ら口走ったのだ。
(由佳里…!)
その瞬間、私は胸が痛い程の切なさを覚えていた。
「じゃ、私とセックスしてくれますか…?」
小野寺が責めを中断しつつ由佳里に条件を出した。
一瞬、何か考えていた風の由佳里だったが、すぐに首を振り、
「します…!あなたと…セックスします…!」
と迷う事なく答えたのだ。
またも私は強烈な嫉妬心を覚えて唇を噛み締めていた。
それから間もなく、由佳里は小野寺に褒美として二度目の絶頂を与えられていた。

小野寺が自分の服を脱ぎ始めた。
中肉中背で腹も幾分出てはいたが、引き締まった体をしており、特に私の目を引いたのは体に似合わない巨大な男性自身だった。
相変わらずベッドの上に大の字に固定されていた由佳里も小野寺の男性自身を目にして、驚きを隠せないでいた。
「由佳里さん、悪いがこのままであなたを抱かせてもらいますよ。
私に犯された事にすれば、ご主人を裏切った事にはならないし、あなた自身の罪悪感も軽くて済むでしょうから…」
小野寺はベッドに上がりながら由佳里に話し掛けた。
由佳里は頷いていいのか迷っている様子だったが、
いざ小野寺が腰を進めて来るとこれから痛い注射をされる前の幼児のような表情を浮かべた。
(由佳里が…妻が…犯される!初めて私以外の男を受け入れる…!)
私は激しい切なさと強烈な嫉妬心に身を焦がす思いで結ばれようとしている二人を茫然と見つめていた。
「あっ…?」
小野寺の先端を感じた由佳里が眉を潜めた。
そして小野寺が一気に腰を進める。
「うあっ…?」
そんな悲鳴ともつかぬ声を上げた由佳里が顔を仰け反らせた。
「全部入りましたよ…。なるほど、由佳里さんは膣の具合もいいですね。
美人だし、スタイルも良いし…やはりあなたは私の見込んだ通り、最高の女ですね」
小野寺が由佳里を奥深く貫いたまま冷静な口調で言うのだ。
だが、由佳里はそんな言葉など半分しか耳に入らない様子で火照った顔を小刻みに震わせながら
小野寺を受け入れた圧迫感と充実感、そして鈍重に沸き上がってくる快感とで翻弄されている感じだった。
小野寺が静かに腰を動かせ始めた。
ゆっくりと引き、次にゆっくりと奥まで挿入する。
「あっ、ああ…」
内蔵を突き上げられる圧迫感と重苦しい快感とを感じながら、由佳里は大きく深呼吸するかのように息を吸い、吐き出していた。
私は初めて私以外の男性を受け入れた戸惑いと罪悪感、そしてそれを上回る甘美な快感に酔い痴れそうな妻を複雑な心境で見守っていた。
次第に小野寺の動きが早まっていき、リズミカルに由佳里を責め始める。
「ああっ、嫌っ…」
由佳里は忽ち快楽の波に呑み込まれそうになる自分に狼狽し、苦悶の表情を浮かべた。
小野寺は単調だが正確なリズムで由佳里の膣内を抉り続け、子宮を突き上げていく。
そして由佳里が次第に快楽の波に押し流されようとしているのを見抜いた小野寺は由佳里の耳に何事かを囁くのだった。
「嫌っ!駄目よっ…!お願い…!」
途端に由佳里は恐怖に怯えた悲鳴を上げてイヤイヤと顔を振った。
(……?由佳里は一体何を言われたのだろう…?)
私は気になった。
小野寺は相変わらず単調な責めを続け、時折、由佳里の頬や首筋に接吻を施していた。
「あっ…?ああっ…ま、待って…!」
突然、由佳里が切羽詰まった悲鳴を上げて激しく狼狽した。
だが、小野寺は動きを止めなかった。
今では自分の巨大な男性自身にすっかり馴染んで来た由佳里の膣内を有無を言わさぬ強引さで貫き続けていた。
「ああっ…?ああっ、ああっ…!」
由佳里が堪え切れない喜悦の声を上げて、悦楽の絶頂が近い事を教える。
そして間もなく、由佳里は全身の筋肉を硬直させながら苦しげな呻きを洩らして絶頂に登り詰めてしまった。
引き伸ばされた手足を小刻みに痙攣させながら、由佳里は夢の中を彷徨っていた。

それからも小野寺は妻を責め続け、何度、絶頂を極めさせたかわからなかった。
最後に小野寺が由佳里の腹の上に欲望をぶちまけて全てが終わった。
手足の戒めを解かれ、ようやく解放された由佳里は
散々女の恥態を見られてしまった小野寺の顔がまともに見れない様子で何も語らずに服を着ていた。
最後に小野寺が服を着終わった由佳里を捕まえてディープキスをした。
由佳里は最初はにかんだ様子だったが、自分から小野寺の背中に手を回していた。

間もなく二人がリビングに戻って来た時、私はまたソファで眠り続けていたのだった。
「あなた…」
由佳里が眠っている私に声をかけて来た。
何度か声をかけられて肩を揺すられた時、私はようやく夢の中から呼び起こされたのだった。
「あなた、もう随分長い時間お邪魔しちゃったから、そろそれ帰りましょう」
由佳里が何時になく明るい表情を浮かべている。
「うん…?そうか…。すまん、何時の間にか寝てしまったよ…」
私は首を回しながら、まだ眠たそうに欠伸をした。
「小野寺さんに失礼ですよ」
由佳里が微笑みながら言った。
私は妻の変わりように驚いていた。
他人にはともかく、妻が私に笑顔を見せる事など滅多になかったから…。
それから小野寺のマンションを出て、二人で帰る間、私達は会話を交わさなかった。
私は何も見てはいなかったのだし、何も知らない筈なのだから!
妻も自分からは何も話す事はない筈だった。

だが、次の日から由佳里は明らかに変身を遂げていた。
何より、私に優しくなった気がする。
これも全て小野寺のお陰だった。
やはり小野寺には感謝すべきなのだろうか…?

私は複雑な心境だった。

コメント

文章が長すぎて途中で切れてて最後まで読めないよぉ。°(>_<)°。

携帯の文字サイズ設定を最小にすると読めると思うよ!

読めましたぁ!ありがとうございますっ(^∀^)

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