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沙有里 -2-

翌日。いつもと変わらぬ足取りで予備校へ向かう沙有里。そして日に日に募る沙有里への想い…。今までは家にひとりでいる時間は静かで好きだったが、最近では退屈どころか寂しささえ感じるようになった。
そんな暇を持て余している時に和也の携帯が鳴った。
「ん、誰だろ?」
液晶画面を見ると登録したばかりの氷高からであった。この間再会した時に、携帯番号を交換したのだ。

「もしもし」
和也が電話に出る。
「あ、和也?この間はどうもな」
「いえ、こちらこそ。ごちそうさまでした」
「で、どうしたんですか?」
「ああ、今日ヒマなら会えないかと思ってさ。まあヒマだと思うけど」
「どうせオレはいつもヒマですよぉ!」
少し不満気な口調で和也が答える。とはいえ、気心の知れた相手である。本気で怒っているわけではないことは、氷高にも当然わかっていた。
「ははっ、わりぃ、わりぃ。で、どう、会えない?」
「んーいいッスけど、なんかあるんですか?」
「いや、オレもヒマだから」
…即答で返された。
「…ってそれだけですか」
「はは、それにあれだ、オレ高校卒業してから一人暮らししてるんだよ。お前まだオレの部屋に来たことないしさ。ははっ、ちょっと自慢したいんだよ」
「あー、うらやましいッス!オレも一人暮らししてぇ~」
「まあ、そういうことで、待ち合わせはこの間の喫茶店でいいか?あそこ、うちの近くなんだよ」
「いいッスよ。じゃ、出る前に連絡しますんで…」


氷高から遊びの誘いは久しぶりである。彼が高校卒業以来であろう。この間偶然再会していなかったら、もうずっとなかったかもしれない。

(それにこの際だ…。氷高センパイに沙有里とのこと、相談してみようかな…。)
和也にとって恋愛の相談を出来る相手など、そうそういなかった。まして実の従妹との恋愛となると…。その点、氷高は沙有里を知っているし、相談相手にはうってつけだった。少なくとも和也の知る氷高という男ならば…。

氷高の部屋は予想より遥かに広かった。メインの洋間は12畳ほどの広さがあり、あまり荷物が置かれていない分なおさら広く感じられた。また、寝室にはダブルベッドが置かれ、それでもなおゆとりのある間取りだった。
「ふぇ~ダブルベッドッスか!いい彼女がいるとやっぱり寝室も豪華になるんですねぇ」
「何言ってんだよ、おまえは」
笑いながら氷高が答える。氷高の彼女のことは和也も知っていた。女子バスケ部のセンパイで、氷高とは美男美女のカップルとして有名だった。
「掃除も行き届いてるし…やっぱ、彼女がしてくれてるんですか?…あ、でもベッド周り少し散らかってますね」
和也が目にしたものは透明な小石のかけらのようなものだった。別に気にもとめず指で弾いてしまったが…。
「おいおい、お前は口うるさい姑かい」
「ははは」

和也が氷高の彼女のことを褒めているうちに、いつしか恋愛談義となっていた。少しではあるが、氷高に勧められてビールを飲んで、酔っていたせいもあるだろう。

「センパイ、オレ今好きな女がいるんですよ…」
「んーどんな女だよ…オレの知ってる女かぁ?」
「はい、実は、その…」
「沙有里ちゃんか?」
「え!?」
「違うの?」
「いや、そ、そうです…沙有里です…」
氷高から見事に図星を突かれたことにドキッとした和也だったが、
「なぁに、あんなカワイイコが近くにいたら、いくら従妹とはいえ、まあクラッとくんだろ」
と当たって当然のように氷高は答えた。
「で、どんな感じなのよ。もうコクッたの?」
さらに突っ込んで聞いてくる氷高。
「いや、そんな、全然…」
酒で赤くなった顔をさらに赤くして答える和也。

「まあ、そうか…。もし失敗したら気まずいだろうしなぁ…」

そうなのだ…。同じ屋根の下で暮らす以上、告白して振られたりしたら、関係が気まずくなるのは目に見えている。和也の不安を的確に指摘した氷高に対し、和也はいっそう気を緩めた。
「そうなんですよ…。最近は予備校に通っててますますすれ違いだし…。オレ不安になっちゃって…」
「ん、まさか沙有里ちゃん、男と遊びに行ってたりでもしたの?」
「いや、予備校の友達らしいッスけどね…」
「そっか…。それならまあその言葉を信用するしかないんじゃねーの?自分の言葉を疑われることを女ってのはすげー嫌うからなぁ」
「そ、そうッスよね…」
「まあ、告白するとしたら沙有里ちゃんの帰り際かな。それなら最悪な結果になっても気まずさは半減だし…」
「なるほど…」
「まあ、それまではあまり口うるさく夜遊びのことを注意したりしない方がいいんじゃねーの?告白する前に気まずくなっちまったら、それで終わりだしな…」
それはまるで沙有里がこれからも夜遅くなることを知っているかのような氷高の発言だったが、酒でほろ酔い気味の和也には、その不自然さに気づくことはなかった。
「いや、ホントそうッスね…。今日はセンパイに相談できてよかったですよ」
「そうか、オレもお前の恋が上手くいくことを祈ってるよ…」

そう言ってニヤリと笑う氷高であった。

氷高に恋の相談をして少し気が楽になった和也であったが、その一方で沙有里の帰宅が遅くなる日が続いた。とはいえ、いつぞやのように深夜になることまではなく、遅くとも夜8時か9時には帰宅していた。そのため両親や姉に注意されることはなかったが、和也にとっては気が気ではなかった。

(沙有里ほどの可愛さなら、男の目に止まらないほうがおかしいし…。とはいえ、沙有里の言葉を疑うのもまずいし…)
和也の心は葛藤した。

そんなある晩、沙有里から携帯に電話がかかってきた。普段は遅くなるという連絡はメールのみだったので、何かあったのかと不安がよぎる。慌てて電話を取る和也。

「か、和ちゃん…?」
「ああ、どうした沙有里?」
「う、うん、今ね…。と、友達の家なの…」
電話の向こうからはテレビの音声が聴こえる。それと共にすぐ近くに沙有里以外の気配も…。

「そ、そうか。で、今日は何時ごろになりそうなの?」
「そ、それ、が…」
「ん?」
「そ、その友達が、具合悪くなっちゃって…ェ」
「あ、ああ…それで…?」

何か様子がおかしい。和也にもそれは伝わってきたが、今は沙有里の言葉を聞くのがせいいっぱいだった。いや、最悪の想像から目を背けていたのかもしれない…。

「その友達一人暮らしなの…。だ、だから…ね、私が今晩、と、泊まって…看病しようと思って…」
「と、泊まるって、沙有里!?」
「はぁ、ぁ、だ、だから、今夜は帰れな…ぁ、あン!」
切ないような声を漏らす沙有里と、その背後から聞こえる低く荒々しい息使い…。それは間違いなく女性のそれではなかった。

いよいよもって和也にも事態が飲み込めてきた。高校生とはいえ、和也も大人の夜を知る男だ。この状況が何を意味するのか、いくら目を背けても導かれる答えはひとつしかない…!

「か、和ちゃん、ごめんなさい…ン、ンンッ…!」
そこで電話は途切れた…。

しばし呆然としていた和也が慌てて電話をかけなおすが、一度も繋がることはなかった。
「さゆ…り…ぃ」
目に涙を浮かべて愛する少女の名前を呟く和也。

そして、その晩、少女が帰ることはなかった…。

広いダブルベッドの上。一組の男女が荒い息を吐きながら体を重ねている。ベッドの周囲には先ほどまで少女が身に付けていた、飾り気の少ない清楚な白い下着が散乱している。


「へへっ、愛しの和ちゃんにバレちゃったかもなぁ、沙有里」
美少女の体を後ろから貫いたまま、男が喜悦の表情を浮かべて少女の耳元にささやく。
「いやぁぁ、言わないでェ…!」
少女は美しい黒髪を揺らしながら、左手にはまだ震える手で携帯電話が握られている。男は少女の手からそれを奪い取ると、放り投げるように枕元に置いた。マナーモードに設定されたその携帯には、今も「一ノ瀬和也」と表示された男からの受信が続いている…。しかしその相手と再び電話が繋がることはないだろう。少なくともこの夜が明けるまでは…。

「ほら、沙有里、キスだ」
背面座位の体勢から沙有里の小ぶりな胸を揉みしだき、男が可憐な唇を求める。沙有里は男の言葉に催眠にかかったようなうつろな目で、首をひねって男に唇を重ねる。
「チュッ、チュ…ン、ンンッ」
男の舌が沙有里の口内に入ってくる。沙有里も男の舌を自らの口内で受け入れ、優しく舌を絡み合わせる。
「れろ、れろ…ン、ハァ…」
お互いの呼吸が苦しくなるまで舌を吸い合い、どちらからともなく唇を離すと唾液の糸がひかれる。

「へへっ、約束どおり今日は一晩中やりまくるからな、沙有里…!その条件で昨日までは早く帰してやったんだ。わかってるよな!?」
「は、はい…」
「五発や六発は覚悟しておけよ、沙有里…」
男が呼吸を荒くして、少女に淫らな性の宴を宣告する。少女もまた結合部を荒々しく突かれながら、息も絶え絶えに短く返事をする。

「よし、沙有里、こっちに向き変えていつものやつ、やれ」
男の言葉を受けてこくりと頷くと、少女はゆっくりと腰を上げて一度結合を解いた。そして体を反転させて男と向き合うと、背中に手を回し、もう片方の手をそっと男のモノに添える。
「見つめあいながらだろ?」
その声に従い、少女が抒情的な瞳で男の目をじっと見つめる。その瞳には今や妖艶さまでもが漂い、男が満足げに微笑むと、視線を切らずにゆっくりと腰を沈める。
「ン、ンッ」
まだ性体験の浅い沙有里が自ら男と交わると、さすがに苦しげな声が漏れる。

一息つくと、少女はさらに男の体に密着し、両手を男の頬に添え、顔を傾けてそっと口付けを交わす。そのまま男の両頬に何度もキスし、さらに耳の中に舌を差し入れる。男も自らの興奮を示すように、ぎゅっと沙有里の細い背を抱く。互いの胸に挟まれ、沙有里の小ぶりな乳房がひしゃげている。そして男の耳元で透き通るような声で少女がささやく。
「す、好きです…氷高さん…」
「アキラって言え!」
「好き…です…アキラさん…今日も沙有里の中で…いっぱい出して下さい…あ、あぁっ…!」
可憐な美少女に自らを好きと言わせ、中出しをおねだりさせる…!男の、氷高の興奮もピークに達した。本来、彼のいう「いつものやつ」とは、この後少女に乳首を舐めさせ、再び口付けに戻るのだが、女性の扱いに長けている彼でさえも、今や沙有里の魅力に我を忘れていた。

「沙有里ィ!!!」
少女を押し倒し、長い黒髪から漂う甘い香りを嗅ぎながら、氷高がこれ以上ないほどの強烈な勢いで、何度も沙有里の膣内を突きまくる。大型のダブルベッドのスプリングが、ギシギシと音を立て、その激しさを物語る。
「……あッ、あッ…いッ…あぁっ…!」
沙有里も声にならない悲鳴を上げる。いや、それは今や悲鳴ではなく、はっきりと嬌声に変化していた。

「イクぜ、沙有里…!中に出すぞ!」
男が絶頂を迎えることを告げると、沙有里は自ら男の首に腕を回し、そのまま唇を重ねてくる。ねっとりとした舌の感触を味わいながら、氷高の耐えに耐えていた快楽の砦が崩壊した。

……ドビュッ……ドクッ…ドクッ…ドクッ……ドクドクッ……

「……んんッ」
沙有里の膣内が男の精液で満たされる。あまりの濃い快感に、一瞬氷高の意識が飛びそうになった。沙有里の柔らかな膣壁が無意識に蠢いて、さらに最後の一滴まで精液を搾り取ろうとする。

氷高は左手で沙有里の腰を抱いて奥深くまで貫き、右手で沙有里の頭を抱え込み、息苦しくなるほどのキスを交わす。そのまま二人は動かずにただ抱き合い、上と下の口内の感触を気が遠くなるほどの快感と共に味わっていた…。

氷高が沙有里の中で快楽の絶頂を味わっている頃、和也は突然訪れた悪夢に身を震わせていた。顔面蒼白で何度も沙有里の携帯に電話をかけるが、一度として繋がらない。

頭の中で沙有里との最後の電話が何度も繰り返される。
自分の思い過ごしであってほしい…。
しかし、電話での沙有里の艶かしい声、すぐ側から聞こえた男のものと思われる荒い息使い、そして何度電話をしても出てくれない事実…。これらが頭の中をぐるぐると巡り、何度否定しても一つの結論に達する…。

沙有里が男と一夜を過ごそうとしている…。
きっと今も男に抱かれている…。

狂いそうなほどの嫉妬心にかられ、胸をかきむしりたくなるようなどろどろとした感情が渦巻く。そして心とは裏腹に彼の股間は普段では有り得ないほどにいきり勃っていた…。

いったいどうすれば…、どうすれば…。
和也はすがるような思いで携帯を手に取り、彼が今唯一相談できる男に電話をかけた。そう、沙有里を抱いている張本人、氷高アキラに…。

…大きなダブルベッドの枕元に並ぶ2つの携帯電話。それまで数え切れないほど何度も片方の携帯のみが着信を告げていたが、今もう片方の携帯がバイブレーターの振動で揺れた。ひとりの男の悲痛な想いを乗せて…。
(やっとかかってきたか…。いいタイミングだぜ)
その携帯の持ち主は、つい先ほど濃厚な交わりを交わした美少女に後始末の口淫奉仕をさせていた。

チュッ、ンッ、ジュルッ…ジュポッ…

可憐な顔立ちに似合わないほどの卑猥な音を立てて、沙有里が氷高のモノを咥えている。氷高は沙有里のその艶やかな長い黒髪を指で梳きながら、うっとりとした表情で少女に告げる。
「沙有里、ゆっくりでいいからそのまま続けてろ。絶対に口から離すなよ」
沙有里が咥えたまま不安げな表情で小さく頷くと、氷高は電話を取った。

「もしもしぃ」
氷高が顔に笑みを浮かべて電話に出る。
「あ、センパイ!オレです、和也です!沙有里が…、沙有里が…!」
「なんだよ、和也、そんなに慌てて!沙有里ちゃんがどうかしたの?」
氷高がとぼけた口調で和也の相手をする。『和也』という言葉を耳にした沙有里の動きが固まる。しかし氷高は無言で沙有里の頭を押さえ付けてフェラチオを続けさせる。
(和ちゃん、ごめんなさい…、ごめんなさい…)
心の中で何度も和也に謝りながら、目に涙を浮かべて、また奉仕を続ける沙有里。

「沙有里が帰って来ないんですよぅ!」
受話器の向こうでは、半分涙ぐみながら、和也が氷高に向って訴えている。
「おい、落ち着け、和也!帰って来ないってどういうことだ?落ち着いて話してみろ」
迫真の演技で氷高が和也をなだめると、ようやく事のあらましをぽつりぽつりと話し始める。

沙有里本人から友達の家に泊まるという電話がかかってきたこと。様子がおかしく、途中悩ましげな声を出したこと。そして、男の気配がしたこと。電話をかけ直しても一度も出ないこと…。

「……そういうわけなんです。オレ、もうどうしていいか…」
「なるほどな…」
短く氷高が相槌を打つ。
「教えてください、センパイ!オレ、どうしたらいいんスか!?」
「だから落ち着けって和也!まずお前はどう思ってるんだ?沙有里ちゃんに男ができたと思うのか!?」
「考えたくはないですけど、そうとしか…!それとも、もしかして無理矢理ッ!?クソッ!」
「無理矢理?でもそれだったらお前に助けを求めてくるんじゃないのか?」
「そ、それは…」
「それに…沙有里ちゃんは、その、なんだ…。悩ましげな声も出してたんだろ?」
「…そ、そうです…」
「それなら…和也には酷だが、もう沙有里ちゃんはその男の物なんじゃないのか!?」
きっぱりと告げる氷高。それは和也にだけでなく、今自分の物を咥えている沙有里に向けても言い放った言葉であった。
「そ、そんな…!」
頭の中では理解しつつも、感情がそれを受け入れなかった事実。それを氷高にはっきりと告げられ、ショックを隠し切れなかった。沙有里も涙を流して氷高の物を咥えていたが、小刻みに頭を震わせ、奉仕は続けられずにいた。沙有里の動きが止まったことに気づいた氷高だったが、今は優しく沙有里の頭をなでるのみであった。
「で、でもオレ…沙有里をあきらめきれないッスよ…」
「そりゃあ、すぐに沙有里ちゃんを忘れるってのも無理な話だ…オレもあんないいコはそうそういないと思うぜ…。でもな、和也!お前が勇気を出せずに動けなかった間に、その男は沙有里ちゃんの心をこじあけたんだよ!沙有里ちゃんを好きになったのはお前が早かったのかも知れねーけど、その男の方が沙有里ちゃんに深く惚れ込んだんだよ!!」
氷高が一息にまくし立てる。最後の方は我知らず語気が荒くなっていた。

「セ、センパイ…くっ…」
「わ、わりぃ、和也、言い過ぎた…。」
それは氷高がめったにみせない本心でもあった。さらに氷高は続ける。
「…実はな和也、最近オレ、新しい彼女ができたんだ…」
「え、センパイ、あの彼女とは別れちゃったんですか…?」
「あ、ああ、だいぶ前にな…。あいつ、他の男と浮気してたんだよ…。それで、新しい彼女だっていつ他の男に取られるかわからないと思ったら、つい感情入っちまってな…」
そう言いつつ、氷高は再び沙有里の頭を掴み、強引に口淫奉仕を再開させる。沙有里がすすり泣きながら氷高の猛りきった怒張に舌を這わす。氷高は快感に顔を笑みをこぼしながら、そんな感情はおくびにも見せず、しれっとした口調で話を続ける。
「悪かったな、感情的になっちまって」
「い、いえ、いいんです…。センパイの言うとおりかもしれないッスから…。で、でも、いいッスね、センパイは、新しい彼女できて…、ぅぅっ…」
氷高に気づかれまいと、泣きながらカラ元気を見せる和也。
「あ、ああ…。実は今も隣にいるんだよ、その彼女。よかったら声聞かせようか?」
ビクッと体を震わせる沙有里。上目使いで氷高を見つめ、必死に首を振っていやいやをしている。その嫌がる表情が沙有里の処女を強引に奪った夜を思い出させ、より氷高を興奮させる。
「……いや、今は…いいッスよ…。今日はもう…寝ます…」
「そ、そうか…」
「はい、それじゃ…」
「あ、和也!明日、沙有里ちゃんが帰っても感情的になるなよ!味方でいてやれよ!」
「わかってます、センパイ…それじゃ…」
涙をこらえ切れなかったのであろう。最後の方は和也が慌ただしく電話を切った。

「う、ううっ…ひどい…」
電話が切れた途端、沙有里が堰を切ったように泣き始めた。
「なかなかスリルがあっただろ、沙有里」
氷高が猛り狂った怒張で美少女の顔を突付きながら、こともなげに言い放つ。
「こんなのは嫌です!私がなんでもしますから…!これ以上和ちゃんを苦しめないで下さい…!お願い…!」
「さ、沙有里…」
その涙混じりの視線が艶かしく、氷高もゴクリと生唾を飲んだ。そして和也が誰とも知らない相手に嫉妬を抱くのと同様に、氷高も和也への嫉妬に駆られた…。

「チュッ」
沙有里はそれ以上は何もいわず、自分から氷高への口淫奉仕を始めた。つい数日前までフェラチオという言葉すら知らなかった沙有里。そんな純真を絵に描いたような美少女が、まだ稚拙ながらも男から教わった淫技で必死に奉仕する。まず亀頭に短くキスし、睾丸を吸い、肉竿に舌を這わし、亀頭を喉の奥深くまで口内に咥え込む。そのまま口内で舌を使うことも怠らない。時折、上目使いで氷高に熱い視線を送ったかと思うと、激しく首を振って口全体で肉棒を刺激する。

セックスに慣れきっている氷高といえど、沙有里ほどの美少女にこれほどの口淫奉仕を受けてはたまったものではない。ひとつひとつの淫技はまだまだ稚拙な上に、それを必死な努力でカバーしようとしているところが、逆に氷高を興奮させた。

「うっ、うおっ、いいぞ、沙有里ッ!!」
氷高がたまらず快楽の悲鳴を漏らす。
「沙有里ッ、沙有里ィッ、いいか、和也のことは忘れろ!オレだけを好きになれ!」
「ジュポッ、ン、ンッ、ンッ…」
沙有里は無言で奉仕を続けるが、よりいっそう激しさが増してくる。
「いつか絶対に本心からオレを好きと言わせてみせるからな、沙有里…!う、うぉぉ!」
氷高が自らの言葉に酔ったかのように叫び、沙有里の頭を両手で押さえつけながら、激しく下から腰を使う。
「ケホッ、ンッ、ンッ」
むせながらも健気に耐える沙有里。そして…。
「イ、イクぜ!全部飲めよ、沙有里…!」

ドクッ、ドクッ、ドクッ…

言い終える前に氷高の噴射が始まる。先ほど沙有里の膣内で発射しているというのにその量は全く衰えていなかった。
「ゴクッ…コクッ…」
射精のタイミングに合わせて、口から溢れそうになる精液を必死で飲み込む沙有里。飲んでも飲んでも次々と放たれるそれは、沙有里にとって無限の時間のように感じられた。

…口の中で脈打つ氷高のモノがようやく沈静化する。
「まだ離すなよ、沙有里…。口の中で綺麗にしろ…」
言われるままに沙有里が舌を這わせて掃除する。沙有里の口の中を占領するそれは、今なお硬度を保っていた。いつまでも沙有里の口の中を占領していたい氷高だったが、ようやく沙有里の口内から自らを解放した。このままではまた沙有里の口内に放ちたい衝動にかられるのが目に見えていたからだ。固いままの肉棒がチュポンと飛び出ると、沙有里の口との間に唾液の糸を引いた。

「…苦しかったか、沙有里?」
今までとはうって変わったように優しい表情で沙有里を思いやる氷高。
「は、はい…」
「よく全部飲めたな、えらいぞ…」
そういうと小さな子供をあやすように沙有里の頭を撫で、そのまま顔を近づけてキスをする。
「んッ!?」
精を放たれたばかりの口にキスをされ、驚く沙有里。しかし氷高が撫でていた頭を強く抱え、舌を差し入れてくると、少女も素直にそれを受け入れた。静かな部屋に二人の口付けを交わす音だけが淫らに響いていた…。

コメント

やばい、これは俺的に得点が高い

俺も好き。エッチシーン入る前に勃起した

いやー、よかシチュエーションですなぁ~
興奮するばい

昔を思い出して鬱だ…orz

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