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嘘の縺れ -5-

「なぁ水橋、仁美ちゃん大分酔ったみたいだから、俺が家まで送って行くよ」
「ま、待てよ。なんでお前が送っていくんだよ」
 信二は唐沢の突然の提案に驚き言った。

「お前はユミを送っていけよ」
 ユミは酔ったのか、信二に引っ付いて甘えている。
「だからって、なんでお前が仁美を送るんだよ」
「仁美ちゃん、俺が送るのでいいよね?」
「…うん。信二はユミを送ってあげて、ユミのこと心配だから。
私は大丈夫、唐沢君に送ってもらうから」
 信二は納得いかなかったが仁美が「大丈夫だから」と何度も言うので、結局頷いた。
「よし、仁美ちゃんは俺が責任もって送るよ」
「…ああ」
 唐沢は酔った様子の仁美を支えながら出ていった。
信二は二人を見送ると、
「それじゃあユミちゃん送るよ」
「うーん、いや、もう少し、こうしてたい」
 ユミは信二の腰に引っ付いて目を閉じる。
「なんだよ、なんかしらけたな」
 残った男達は口々にそう言うと、女の子とそれぞれ部屋を出ていった。
結局部屋には信二とユミだけが残った。 



 唐沢と仁美は寄り添いながらビルから出る。唐沢はビルから出ると直ぐに仁美にキスを求める。
仁美は人目が気になり拒むが、唐沢は強く抱き締めキスをする。
「今、水橋が出てきたら驚くだろうな」
 唐沢は面白そうに言った。
「お願い…早く…行こ」
「そんなにやりたいの?」
 唐沢はいやらしく微笑む。仁美は早くこの場を離れたくて、思ってもいないことを口にする。
「そうなの…だから、早く、あなたの家に…」
「わかったよ」
 そう言うと唐沢はまた仁美にキスをした。


「ねぇ、信二君、ホントに仁美のこと気付かなかったの?」
 ユミは信二の腰に手をまわし、甘えながら信二に聞く。
「…何が」
「信二君以外の男と遊んでいたこと」
「…俺は仁美を信じるよ」
「ほんとに、ほんとうに信じてるの」
「…ああ」
 信二は確信をもって答えた。仁美はそんな女じゃない。
「仁美がうらやましいな。信二君みたいな人と出会えて」
「…ユミちゃん」
「お願いもう少しこうしていさせて。…お願い」
「うん」
 信二は目を瞑ったユミの髪を撫で、ユミが気がすむまでこうしていようと思った。
信二はユミの髪を撫でながら、
仁美に今日起ったことも、不幸なことに巻き込まれただけだ、
だから忘れようと心に言い聞かしていた。



 唐沢は部屋につくと直ぐに貪りつくように仁美の口に吸い付いた。
信二も鈍感だから気付かないだろうし、今日のことは私の心の中に留めておこう。
そう仁美は割り切ると、仁美も唐沢に激しいキスをする。
舌と舌がからみ合いお互いの口が唾液で溢れる。
「仁美、水橋のことはもういいのか?」
「…」
 仁美は返事をしない。今は信二のことを考えたくない。
黙って欲しくて代わりに唐沢の口に激しく吸い付く。
「ひどいやつだな」
 唐沢は吐き捨てるように言うと、仁美の胸を鷲掴みし激しく揉みはじめる。
唐沢と仁美は縺れ合ってベッドに倒れ込む。
仁美のTシャツが首まで捲れ上がる。唐沢は露になった純白の下着を剥ぎ取る。
仁美の豊満な胸が剥ぎ取られると同時に揺れる。
「仁美、乳首が立ってるぞ。興奮してるのか」
 仁美は顔を背ける。
「ふっ、ちゃんと答えろよ」
 唐沢は胸を揉みしだき、乳首をくわえる。
「あぅぅう」
 仁美の乳首ははちきれんばかりに固くなる。唐沢は固くなった乳首を指で摘み、乳首を捻る。
「いやっ、痛い。…優しくして」
「じゃあ、優しくしてやるから、オナニーして見せろよ」
「そんなの…」
「やったことないとは言わせないぞ」
「…恥ずかしい」
「見られるのが好きなくせに。さあ、やれよ」
 そう言うと、唐沢はベッドに腰掛けにやついた。
仁美は上半身裸のままベッドに横になり胸に軽く手を触れた。
「そんなふうにやらないだろ。そこに立てよ」
 仁美は言われるままその場に立つ。
「そのままパンツを脱いで」



 仁美はたじろぐが唐沢の見つめる目購う術もなく従う。
仁美は下着を足首まで下ろし下着を抜き取ると、陰部を手で隠す。
「仁美」
 唐沢の咎める言葉に仁美は手を退ける。
「仁美、毛がぼうぼうだな。そこに座って足拡げて、おまんこを見せろよ」
 仁美は唐沢を見つめるが、唐沢は表情を変えない。
仁美はその場に座り、足を少し拡げる。
「何やってんだよ。見えないだろ」
 恥ずかしさから膝が震える。震える膝を手で支え、徐々に足を拡げる。
「なんだもう濡れてんじゃん。自分でおまんこ拡げてみてよ」
 仁美は顔を背け、自分の手で陰部を曝け出す。陰部が溢れるほど濡れている。
不思議なほど興奮を感じていた。クリトリスが遠目にも分かるぐらい立っている。
「仁美やらしいな。クリトリス立ってんじゃん。触ってみろよ」
 仁美は言われるがまま、指を動かしクリトリスを触る。ぎこちない指の動き。
「ふっ、エロイ顔してんな。なんか興奮してきたよ」
 唐沢は仁美に飛びかかる。仁美を押し倒すと、無茶苦茶に唇を貪る。
仁美も唐沢のキスを激しく求める。
「水橋も可哀想だな。仁美のこと信じて送りだしたのにな」
「もういいでしょそんなこと、私を抱けるんだから」
「ふっ、まあそうだな」
 唐沢はにやつき「気持ちよくさせてやるよ」と言うと、乳首を嘗め始めた。
仁美の乳首は敏感に反応し固くなる。
「あぅ、うふぅ」



「仁美ちゃんもっと声出さなくちゃ」
「あん。…ああっ」
 唐沢の手が仁美の陰部に近付き、指が陰部に触れる。
陰部に溢れた液体が唐沢の指にべったりとつく。
唐沢は指についたねっとりとした液体を陰部にそうように擦り付ける。
「あぁうぅ…」
 指が陰部を激しく刺激する。膣に入ってくる指が膣壁の凸凹を激しく擦る。
「あぅ、あああぅ。はげ…しい…よう」
 唐沢は仁美の感じるところを敏感に察知すると、壊れるほどに弄ぶ。
陰部はチャプチャプと卑猥な音をたて、皮の向けたクリトリスが激しい指の動きに痙攣する。
仁美に堪え切らない快感が押し寄せる。
何かが突き上げるような感覚が来て、陰部から何かが溢れ出そうになる。
「やっ、や…めて。なんか…おかしいよ」
 唐沢は更に激しく攻める。
「いや、いやっ、もう、だめ…だよ。がまんできない。
あ、あ、あ、あぅぅぅぅぅ…うっふぅぅぅぅぅぅん」
 仁美の陰部から液体が弾け飛び、陰部に入った唐沢の指をきつく締め付ける。
「あぁあ、もう、お願いやめて…」
 しかし、唐沢は止めない。尚も膣に入れた指で刺激する。
仁美は仰け反り、身体を何度もびくつかせる。
「ダメ…ダメ…ほんとに…こわれちゃううぅ」
 唐沢はとどめとばかりに指で陰部を攻めたてる。
「あぁぁあぁぁあぁ…ひぃいぃぃぃっぃぃぃ…」
 唐沢がようやく指を仁美の膣から出すと、仁美は涎を垂らした情けない顔を晒していた。
「仁美ちゃん声大きすぎるよ。近所の人が驚くだろ」
 仁美は恍惚の表情で唐沢を見ている。
そして、自然と唐沢の性器を握っていた。「入れて…ほしい」

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