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悪魔の尻尾9

帰路を急ぐ信二の運転する車に大粒の雨が叩きつける。ワイパーが定期的に左右に動く向こうを信二は漠然と見ていた。
(杉野と佐和子の不倫を杉野の妻が知ったらどうなるだろうか?)
苦悩する美しい杉野の妻を想像する信二。透き通るような白い肌。モデルのようにスラリと伸びた手足。黒目の大きな瞳。信二はその一つ一つを思い出していた。

できれば最高の環境を用意してあげたい。ホテルに入る現場を押さえるだけではなく二人が情事にふける様を直に見せられたら彼女はどんな表情を浮かべるだろうか?想像するだけでも信二の股間は熱くなった。

佐和子は杉野が自分を貫く度に引き締まる腹筋を朦朧とした意識の中で眺めていた。じゅっぷ!ぬぶぶぅ・・・ちゃっぷ!二人が分泌し合った粘液で結合部から湿った音が響く。杉野は先端ぎりぎりまで引き抜くとヌメヌメと光りながら砲身が露わになった。蠢く肉ひだに絡みつかれた快感で杉野の砲身は小刻みに痙攣している。

発射が間近なのが自分でも分かる。佐和子の下腹部を見る杉野。ふるふると小さく震える柔肉の下に内蔵された彼女の子宮に放精したい衝動が杉野の理性を制御不能に陥れていく。
「奥さん・・・出しますよ」
佐和子の耳元で小さく囁く杉野。
「え?」
佐和子はよく聞き取れなかったらしく聞き返した。
「もう出ます!奥さん!」
「あ!え?ちょ外に出してく・・あん!」
佐和子が言いかけると杉野は渾身の力で佐和子を貫いた。子宮口に受けた大きな衝撃にたまらず仰け反る佐和子。

「中に!出すよ佐和子!」
明確な中出し要求に佐和子は慌てて杉野の身体を引き離そうとする。
「あ!やめて!できちゃうから!」
泣きべそで佐和子は抗うが屈強な二の腕で支配されている下半身はびくとも動かない。
「駄目だ!中で出す!」
杉野は吠えるとグリグリと腰をかき回しながら子宮を突き上げた。
「やだやだやだ!外に!お願い!」
哀願する佐和子をよそに杉野は既に腰を痙攣させ射精の準備に取り掛かっている。佐和子は目じりに涙を浮かべながら杉野の背中をぱたぱた!と叩いた。

「でる!でる!うぉ!!」
くぐもった声と共に佐和子の中に欲情のエキスを注ぎ込む杉野。
「え!あ!?あ~!」
子宮口で杉野の暖かみを感じた佐和子は泣きながら首を左右に振った。杉野は佐和子の柔らかな身体にしがみつきながら最後の一滴まで精液を注ぎ込む。
「佐和子!佐和子!」
叫べば叫ぶほど杉野の砲身は精液を吐き出そうと痙攣した。

「やぁ・・・いやぁ・・」
無残にも杉野の体液を自分の胎内に受け絶望の声をあげる佐和子。彼女の頬を涙がつたい流れ落ちた。その声をよそに杉野は射精の快楽に従いビクン!ビクン!と身体を痙攣させている。全てを出し切るとそのままドサ!っと柔らかな佐和子の身体の上に崩れ落ちた。

佐和子は鏡の方を見上げると雄と雌の情交の痕がしっかりと映し出されている。薄暗いオレンジの補助照明に照らし出される二人の身体は硬さと柔らかさが見事に絡み合い二人が夫婦であったならこれ程美しい絵はないだろう。佐和子の身体が杉野の精を受けるのは必然のようにすら思えてくる。が、現実の人間社会に生きる二人にはジャングルやサバンナに棲む獣のような訳にはいかない。タブーを犯した代償は当然のように受けなくてはならないのだ。特に受胎の可能性がある佐和子にとって深刻な問題だった。

「どうしてくれるのよ、もぅ!。本気じゃないって言ったじゃない!」
佐和子が責めるように言った。まだ下半身には小さくなりはじめた杉野の砲身が挿入されたままだ。杉野はかったるそうにゴロリと横に転がると、ずるり・・と佐和子の割れ目から杉野の一物が引き抜かれる。
「ごぼ!ごぽぽぽっ!・・」
と泡立ちながら白濁色の体液がシーツに流れ落ちた。どれ程溜め込んでいたのだろう?シーツの上のそれは小山のように見る見る盛り上がる。佐和子の肉ヒダは佐和子の気持ちをよそに、その体液をを逃すまいとまだ内側に取り込もうとヒクついている。

「佐和子は血液型何型?」
いきなり杉野は突拍子もないことを聞いてきた。
「O型だけど何で?」
意図を測りかね聞き返す佐和子。
「よかった俺もO型なんだ」
そう言うと佐和子の肩を愛おしそうに抱き寄せる。
「何がよかったのよもう!」
口をとがらせて苛々したように佐和子は聞き返した。

「きみもO僕もO。生まれてくる子供に何の矛盾も生じないじゃないか」
杉野はゴソゴソと傍らにあったタバコを取り出すと火をつけ美味そうに吸い込んだ。
「?どういうこと?」
杉野の言葉に困惑し聞き返す佐和子。
「君は近いうちに高山に抱かれれば良い。兄弟がそろそろ欲しいとか言えば君たちは夫婦なんだから問題ないだろ?」
「だから?」
ここまで言われれば佐和子も杉野の残酷な真意は理解できる。が、それでも彼の口から全てを聞き出さずにはいられなかった。

「歯がゆいな、要するに高山の子として僕の子を生めば済むって事だよ」
そう言うと杉野は「ふー」っとタバコの煙を吐き出した。喚起の悪い部屋が見る見る白く濁っていく・・。
「ひどい!バレたらあなただってタダじゃ済まないのに!・・」
怒る佐和子だが杉野は
「君がそのつもりなら僕も覚悟を決めるさ・・」
と言うと再び佐和子に覆いかぶさってきた。

「いっや!やめて!」
強引に抱こうとする杉野を払い退けようするが簡単に組み伏せられてしまった。佐和子は後ろ向きにされると尻を抱え上げられ無造作に再び力を漲らせた砲身を埋め込まれる。
「む!ぐぅ・・」
枕を抱えながら苦しそうに悶える佐和子。
「あ!・・あん!・・あ!あ!」
鏡の中の佐和子は獣のように犯され弄ばれていく・・。
「ほら、見てごらん。佐和子の割れ目がこんなに美味しそうに僕のを・・」
抱えあげられ足を広げさせられると一物を根元まで飲み込んでいるのが見える。
「や!・・・見せないで!そんなの!」

佐和子は弄ばれる杉野の腕の中で彼の言葉を実行するしかないと諦めていった。それがこの先も連れ添う夫を永遠に裏切る悪魔の選択肢だと悟りながら。

「ただいま」
帰宅した杉野は何事も無かったように言った。
「おかえりなさい」
由紀が返事をする。普通なら「遅かったのね」の一言ぐらいありそうなものだが由紀はそういった追求を一切したことがなかった。そういう意味では妻は杉野にとって都合の良い女だ。由紀は黙って食事の用意をし始めた。TVをつけ漠然と野球中継を見入る杉野。が、全く試合展開など興味はなかった。杉野の脳裏に(佐和子が妊娠してしまったら?)という淡い不安がよぎる。

佐和子の手前ああは言ったが、こうして我が家に帰ればさすがの杉野も冷静になる。出すものを出してしまえば、あれほど執着した中出しも(何であんな馬鹿のことをしたんだ?)と思えてくる。まぁ、男の性欲というものはそんなもんだという事も杉野はよく分かっていた。自分が築き上げてきた家庭。それが今自分が犯した小さなミステイクで脆弱なものになっている事に気付く。大人しい妻のことだ浮気までなら許してくれるだろう。もちろん誠意ある謝罪があってのことだが。が、同僚の妻を妊娠させたとあれば、さしもの妻も黙ってはいまい。杉野の心が(どうにもなれ!)という自暴自棄な気持ちと、(守れるものなら守りたい!)という気持ちの中で揺れ動く。

同時刻、ちょうど佐和子も帰宅していた。息子陽一を預けていた親元から引き取り一緒に帰ってきた。
「ごめ~ん!遅くなっちゃった。今すぐ支度するわね」
夫の同僚の精を受けた事など無かったかのように普通に振舞う佐和子。
「あぁ、まぁゆっくりで良いよ。あんまり腹減ってないし」
TVを見ながらぶっきらぼうに応える信二。
「あれ?ちょっと怒ってる?」
佐和子が機嫌を伺うように夫の顔を覗き込む。
「べつに」
やはり仏頂面な信二に
「やっぱり怒ってるじゃない。ごめんね~。あ・な・た」
と佐和子が機嫌をとる。

「杉野とのテニスが楽しすぎて遅くなっちゃったんだろ?」
嫉妬心を隠し切れず信二が思わず本音を洩らした。信二は佐和子の表情を見逃すまいと妻の表情を窺う。一瞬ヒキつる佐和子。が、即取り成すように
「や、やぁね!妬いてるのあなた」
と言って笑いながら信二の背中を軽く叩く。が、信二は佐和子のその一瞬の引きつった表情を見逃さなかった。
(まぁいいさ。この代償は払ってもらうからな)
心の底で呟く信二。

夫の突っ込みに内心たじろぐ佐和子。
(やだ。もしかしてばれてる?)
笑いながらも夫の表情を窺う佐和子。が、元々夫はそれほど愛想が良い男ではなくいつもと同じと言えば同じようにも見えた。
(だ、大丈夫よね?)
佐和子は自分で自分を納得させた。ふと、ベッドでの杉野の言葉がよぎる。
(近いうちに夫に抱かれ夫の精を受ければ辻褄が合う)
そんなに都合がよく行くとは思えないが、とりあえず今はそれしか逃れる術はないようにも思え、それにすがり付きたい気持ちだった。

が、ここ数ヶ月佐和子は夫に抱かれていない。
ここで自分が「抱いてください」といきなり言ったらギラギラしているみたいで逆に引かれてしまいそうだ。思案を巡らす佐和子。
「そういえば、あなたもう直ぐ結婚記念日ね」
佐和子が強引に話を振る。
「あ?そうだっけ?」
相変わらず素っ気無い信二。
「ねぇ、あなた。たまには美味しい所に食べに行きましょうよ」
猫なで声で佐和子は甘ったれるように杉野の背中に纏わり着く。

「どうしたんだよ急に。陽一も居るんだし無理だろ」
信二が佐和子の提案をあっさり却下した。
(杉野に抱かれた罪滅ぼしのつもりか?)
佐和子の態度を図りかねる信二。
「もう何年も記念日なんてやってないじゃない。何でだめなのよ?」
口を尖らせ拗ねる佐和子。佐和子としてはここで諦める訳にはいかなかった。
「どっかの夜景の綺麗なホテルでさ。ね?ね~行きましょうよ」
「毎日毎日家事ばっかりじゃ、つまんないわよ。腐っちゃうわよ私」
佐和子に肩を揺らされ信二の頭がガクガクと前後に振れる。
「あ~分かった分かった!好きにしろよ。でも段取りはお前やれよ」
信二は珍しい妻の執拗な頼みにとうとう屈してしまった。信二としては杉野との浮気を気付かない振りをしているという弱みもありあんまり頑固に断ると逆に不振に思われるのもまずいと思った。

水曜日。今日は妻と食事の約束をした日だ。正直気が進まないが仕方がない。信二は上司に早めに帰る事を伝え、外回りに出た。彼女が罪滅ぼしに誘ったのか、それとも他の理由があるのか。が、そんな事はどうでも良い事だった。むしろ信二にとっては、ここで妻が杉野との浮気を止めてしまう事が心配だ。せっかくの目論見がパァになってしまう。それだけは勘弁してほしかった。

得意先から帰る途中、また例の電気街へ向かう。路上パーキングに車を止めると調査器具屋へ歩く信二。まだ何の目的も達してもいないのにこの胸の高鳴りは遠足へ行く子供のそれに似ている。思わず足を速める信二。目的の看板の前に立つと深く深呼吸をし中へ入る。相変わらず空いている。いったいこれで採算が取れているのか疑問だ。が、まぁそんな事はどうでも良い。信二は店主を探す。見ると近所の同業者だろうか?店の制服を着ている同年代の男と談笑しているようだ。

信二に気づくと
「よう!」
と手をあげた。小さくお辞儀をする信二。同業者は
「それじゃ」
と店主に挨拶をすると自分の店に帰っていった。
「よし!じゃ作戦会議だな」
店主はおもむろに信二の背中を押して二階へ上がるように促した。それに従い先に階段を上がる信二。上がると店主は何時もと同じようにパイプ椅子を取り出しドッカと腰をかけた。
「とにかく奥さんと相手が何処で情事に及ぶか。それが明確に分からないと話になんないんだよ」
いきなりきりだす店主。

「そこでだ」
と店主は言うと何やら奥の棚にある箱をガサゴソと取り出した。
「これを奥さんの携帯の中に装着するんだ。やり方は今から教えるから」
そう言うと信二の前に箱を置いた。見ると携帯用のプリント基板とスピーカーのようなものが入っている。
「何ですか?これは」
意味も分からず不思議そうに聞く信二。
「これを奥さんの携帯に取り付けると、奥さんが誰かに連絡した場合。または誰かから連絡があった場合に、自動的に会話をこっちの携帯番号に送信して聞けるようになってるんだ」

「こっちの携帯は受信専用。だからこっちの携帯からは向こうに話はできない」
そう言って店主は新しい携帯を渡した。
「なるほど。これで行き先を明確に突き止めろと?」
意味を理解し頼もしげにその機材を見つめる信二。
「会う日時、場所、ホテル名それをなるべく早く知りたい」
店主は、そう言いながら設置方法の実践して見せる。
「知らせてからどうするんです?」
それを見ながら聞き返す信二。

「ホテルを突き止めたら、それからはこっち仕事だ。40万用意しな」
店主がいきなり金の要求をしてきた。
「よ、40万ですか?何に使うんです?」
信二は思わず驚きの声をあげる。
「オーナーに金を渡して二人が特定の部屋に入るように誘導するんだ。そしてその部屋を覗けるように盗撮ビデオカメラを設置する。」
信二は自分の思い描いていた通りの作戦に目をキラキラさせながら店主を見つめる。
「いい!凄くいい!」
そう言うと店主の両手をつかみ上下に揺さぶった。
「分かった分かった!そう喜んでもらえると俺も作戦の練り甲斐があるよ!」
と言いながら揺さぶられたあたまがガクガク揺れる。

コメント

やっぱ只の寝取られよりも復讐の方がワクワクする。
俺は変態か?(笑)


俺もそうだよ
こういう女には、制裁が必要

両方の親を呼び出す
浮気相手の夫婦も呼び出す
証拠を突き出す
更に、浮気相手の男が自分の娘に精子を飲ませる動画も手に入れたら最高
浮気した妻に対しては、離婚を言い渡す
親権も渡さない
孕んでる事も言う。
両親の前で、セックス動画を流す
こんな形が最高(笑)

悪魔の尻尾はこれでおわりか 

良い感じデス

もう展開から何もかもが最高!早く続きが見たい!!!

佐和子の血液型でなく,信二の血液型が問題なのでは?

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