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幼馴染の春香

「ハヨーッス!」
「痛ッ!」
 人の頭を後ろから思い切りどついて肩を並べてきたのは、幼馴染の春香だった。

 幼稚園の時からの腐れ縁ってやつだが、昔から水泳命で1年中真っ黒、男か女か
さえわからない位だったのに、最近ちょっと胸が膨らんできたりして、なんかオレ的
には少し気まずい感じなのに、こいつは全く相変わらずだ。
 どつきどつかれ歩いていると、後ろから
「まーた道の真ん中で夫婦漫才かよ」
と自転車にのったタケルが俺たちを追い越していった。
「ウッセバーカ!」
と毒づく春香を尻目に、ニヤニヤしながら奴は風のように去っていった。
「あんな奴がモテモテなんて、うちのクラスはなんかまちがっとる!」
とムカつきまくっている春香に、
「どうせお前みたいな男女なんか相手にされねえんだから、余計な心配すんな」
と優しく忠告してあげると、彼女は目を吊り上げながらオレのケツにマジキックを叩き込み、
「バーカバーカお前なんかウンコ」
とあまりにIQの低い罵声を残しながら走り去っていった。

 小さいころからあまりに身近すぎて、オレの春香への思いは一言では言えないものがあった。
 だが、まあ、突き詰めれば、その、なんというか、基本的には好きって事なんだろうと思う。
 オレがその気持ちを確信したのは、忘れ物を取りに戻った暗くなりかけた教室で、
タケルのデカいチンポを一所懸命しゃぶっている春香を目撃したその瞬間だった。

<めでたしめでたし>


その光景に耐え切れず、オレはその場から脱兎のごとく逃げ出した。混乱が渦巻く頭の中で、オレは
自分の本当の気持ちと、何をすべきかを必死で考えていた。

次の日の朝。
「ソイヤッ!」
「痛ッ!」
 と、朝のお約束を交わしたものの、オレの様子がいつもと違う事に春香はすぐ気づいた。
「春香、ちょっと寄り道してかねえか」
「ハ?なに?もう時間ギリギリだよ?つーか、え、ナニ?」
 オレは彼女の手を掴むと、黙って近くの公園に引っ張っていった。
 最初はブー垂れていた彼女だったが、オレの様子に何かを察したらしく、途中から無言になっていた。

「で、なに」
と言う彼女は、すでにこっちの用事を察していた様で、顔が少し青ざめていた。
「あー、オレ昨日忘れ物を取りに夕方教室にもどってさ…」
彼女の眉がピクッと動いたが、基本表情は変わらず。
「…あんたに関係ないじゃん」
「そ、そりゃそうだけど、けどお前、アイツのヤリチンぶりはよく知ってるだろーが!」
彼女の顔から完全に血の気が引いていった。ベースが黒いのでなんか複雑な顔色に。
「私は特別なんだって…」
「は?」
「彼が言うには、確かにいろんな女と付き合ってきたけど、私は本当に特別なんだって!」
…マジで信じられん。俺の嘘なんて「あのー」といった瞬間に見抜いてしまう春香が、ベタドラマにさえ
出てこないようなそんなベタゼリフにコロッとやられるなんて。
 ……いや、違う。こわばった彼女の顔を見て気付いた。たぶん春香も本当は信じていない。
 くそ、どうする、どうするオレ!続きはネット…じゃなく、よし行けオレ!


「…そんなん言ったらなあ」
「ハ?」
「そんなん言ったら、オレもお前が好きなんだよ!」
 春香は一瞬呆然とオレの顔を見ていたが、次の瞬間真っ赤になって怒り出した。
「ふざけないで!」
「いやいやいや聞けって!昨日のアレを見てはっきり分かったんだよ」
 怒りに震えていた彼女の目から、突然涙がブワッと溢れ出てきた。
「…あんた私を全然女扱いしてくれなかったじゃん!…でも、タケルはホントに、ホントに優しくて…」
 行けオレ、パート2!オレは彼女をギュッと抱きしめた。わー、女の子って細いんですねー。
「オレがガキだった。なんつーか、とにかくすまんかった」
 もう彼女は一言も発せず、ひたすらオレの腕の中でヒグヒグ泣いていた。

「ハンカチ貸して」
と彼女が細い手を伸ばす。
「ほれよ」
と渡すと、彼女はそれで思い切り鼻をかんだ。アメリカとかヨーロッパの人か!と言いたいがガマン。
 学校に向かう道中、二人の間になんか照れくさいような、ぎこちないような空気が流れるが、別に不快な
ものではなかった。
 学校に着く直前、彼女は、タケルとの事は今日中にケリをつけると言った。
「大丈夫か?」
「ウハハハ、この春香様を舐めんなよ!」
 と、そっくり返って笑う彼女を見て、なんかオレの心はジンワリするのであった。
 
 その夜。オレはお袋に「ちょっとコンビニへ」と言って散歩に出た。と言うのは口実で、春香の顔が
見たくなったのだ。ああそうさ、現金なヤツ、それがオレさ。
 もちろん、タケルとの事がどうなったか知りたいというのもあった。そういえば、確か今日は彼女の
お母さんはパートの遅番だから、彼女の家でじっくり話ができる…いや、話だけでは物足りなくなった
二人は…ムム…ムムム…(ボフッ!)←ビデオ屋の「1本100円セール!」ノボリに突入した音

 彼女の家が見えた。家の前に自転車が止まっている。近寄ってみると、それはタケルのものだった。心臓が
極限までビートイット←誤用。話が込み入ってるんだろうか。このまま待たせてもらいましょうか…

 …と言いつつ春香の家の屋根にいるオレ。裏の塀を登り、1階の屋根をぐるっと回り込むと、2階の彼女の
部屋にたどり着けるのだ。何年ぶりだろうかこのルート。
 正直、オレの頭の中ではサイアクの妄想が渦を巻いていたが、一方で、今朝の春香の笑顔は何となく信じても
いいんじゃないかという気もしていた。
 やがてオレは目的の窓にたどり着き、そーっと中を覗き込んだ。……なあんだ……心配して損したよ。


 ベッドの上に素っ裸のタケルが仰向けに寝ていて、その上にこれまた素っ裸の春香がまたがっていた。彼女の、
日焼け跡がくっきり残る小さな白い尻がタケルの逞しい手に鷲掴みにされ、見てるほうが余計な心配をするほど
深々とごついチンポをぶち込まれていた。
 彼女はもう自分では身動きがとれないらしく、タケルの逞しい体にしがみついて、切れ切れにあえぎ声を発していた。
 やがて、タケルは春香の尻をグッと引き寄せてその奥深くにバッチリ発射し、同時に春香も完全にイッて
しまったらしく、二人は溶け合うようにガックリと体を重ねて動かなくなった。
 
 さあてどうしよう。もうあきらめるところだよな。昨日までのオレなら。

「こんばんわー!」
と、窓をガラッと開けて、一応靴は脱いで上がりこむ。二人がバッと身を起こす。
「なんだよお前!」
とタケルが息巻くが、春香はタオルケットで体を隠し、オレから顔を背けた。
「タケル、やっぱオレお前許せねえわ」
「は?ナニそれ?なんか俺お前に許してもらうような事あったっけ?コイツなにいってんだろうなあ春香」
とタケルがせせら笑いながら春香に同意を求めたが、彼女は無言でうつむいたままだった。タケルがみるみる
不機嫌な顔になる。汗と体液の臭いが立ち込める部屋に、なんとも言いがたい空気が流れた。
 やがてタケルが吐き捨てるように
「…チッ、なんかお前らウゼーよ。めんどくせーから帰るわ。ったくよお……」
と言い、尻を掻きながら部屋を出て行った。
 ひたすら無言だった春香がポツリと言った。
「…こんなだから」
「は?」
「あたしこんなだから」
 オレは、頭をポリポリ掻きながら言った。
「…ハァ…ってことは、オレはこれから先、ずっとこんな苦労をしてかなきゃならないって訳ね」
 オレの言葉を聞き、信じられないと言う表情で顔をあげた春香が、急に泣きながらオレに抱きついてきた。
 オレはニッコリしながら彼女の頭を撫でていたが、実はTシャツ一枚越しの春香の胸の感触に全神経が集中
していた……

……ってなるかなあ、もし今突入したら。
 今、目の前では、タケルの上からごろりと転げ落ちるようにベッドに横になった春香が、タケルに何かを
囁かれてクスクス笑っていた。やがて彼女は彼に覆いかぶさるようにしてキスをした。そのキスは彼の首、胸、
ヘソとだんだん下りていき、最後には、まだ結構力強く起立している、二人の体液にまみれたチンポの先に
キスしたかと思うと、本当に愛しげにその肉の塊を咥え込んだ。
 そう言えば、オレはよく水泳で鍛えられた彼女の体を「泳ぐアメフト」なんてからかってはケツキックを
くらっていたが、ガッチリした体型のタケルに重なっている彼女の姿を見ると、やっぱり華奢だなあと改めて
気付かされた。
 そして、今朝彼女を抱きしめた時の、たぶんもう2度と触れる事のないであろう細い肩を思い出しながら、
頭を掻き掻きそっとその場を離れた。

 それからオレは家に帰り、春香が写った写真(もちろん水着)を机から引っ張り出して、生まれて初めて
彼女でオナニーをした。うん、まあ、なかなか良かったよ。

<めでたしめでたし>

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