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囚われの姫

勇者がやって来る。
不甲斐ない下僕共は勇者を止めることも出来ずに死んでいった。
(まあ、かまわん)
魔王は玉座の間で一人でいた。
勇者はまもなくやって来るだろう。
今、門番が玉座の間を守り戦っているが、時間の問題だ。
永い時をかけ作り上げてきた軍団も崩壊した。
だが自分には時間がある。
人間どもとは異なる永い時間が。
それを考えれば、今回のこともなかなか愉しい思い出となるだろう。
唐突に扉が爆発と共に吹き飛んだ。
「魔王はどこだ!」
そこに勇者がいた。
人類の希望とも言える存在がいまいましい光の武具に身を包み。
ただの人間風情が魔王と渡りあうことができたのもこのためだ。
「私はここだよ、勇者…」
玉座からゆっくりと立ち上がりながら言った。
勇者は油断なく剣を構え魔王に向き合う。
おそらく、これが勇者の最後の戦いとなるだろう。
「姫を返せ!魔王!」
勇者は己の愛する人をたすけるためにここまできたのだ。
「いいだろう…」
その声と共に天井から、檻がゆっくりと降りてきた。
そこには囚われの姫がいた。
「一体何の罠だ。魔王?」
まさか、本当に姫を返してくるとは思わずに勇者が訝しげに問いかける
「人質がいて勝負に集中できないなどと抜かす馬鹿が居るやも知れぬのでな…」
「…本物の姫なのか」
「貴様のその武具が真実を明らかにしているではないか…」
その声の通り、ゴンドラが地上に降りてくるにしたがい、武具の輝きが増していく。
姫の存在を感知し、武具が反応しているのだ。
そのうちに、檻が地上に着く。
「姫!」
勇者が姫のもとに駆け寄る。
汚れた服を身につけているものの、姫は美しかった。
「勇者様…」
姫は力ない声で応じる。
その姫を労わるように抱きしめる勇者。


「よくぞ、ご無事で。姫、私が来たからには…」
勇者の言葉は最後まで続かなかった。
姫が勇者に毒の塗られた短剣を突き立てたからだ。
「ひ、姫…?」
驚愕の声と共に崩れ落ちる勇者。
姫は短剣を手放し魔王の元に駆け寄る。
「よくやった…我が下僕」
「ご主人様ぁ…わたくしにぃ…ご褒美を下さいぃ」
涎を垂らしながら、魔王にひざまづく姫。
姫の頭を優しく撫でる魔王。
「お前に褒美をやろう…」
ローブがはだけ巨大な魔王の欲望が現われる。
「あぁ…ご主人様、おっきい…」
うっとりとした表情で姫が呟く。
「ひ、姫に…なに…をした」
息も絶え絶えの勇者が信じられないとでも言いたげに呻く。
「静かに見て居れ…その毒は命までは奪わん…」
姫が魔王の欲望に舌を這わせる。
ピチャ、ピチャ、ピチャ。
いやらしい音が玉座の間に響く。
「ああ…ご主人様…素晴らしいです…」
「そろそろ口に咥えるのだ…」
魔王の声に従い、姫が魔王の欲望を口の中に飲み込む。
それらをなすすべも無く見守る勇者。
「や…やめ、ろ…」
「お前の愛しい勇者が止めろといっているが…?」
姫が欲望から口を離す。
「勇者なんてぇ…どうでもいいですわぁ…ご主人様ぁ」
そう言って再び魔王への奉仕を始める。
魔王は勇者にちらりと目をやる。
勇者の表情は絶望に染まっていた。
そのことと、姫の奉仕が二重の悦びを魔王にもたらす。
「さぁ…飲むのだ…」
ドクン、と魔王の欲望が姫の口の中で弾ける。
「ん……ん……ん……ご主人様ぁ…ありがとうございます…」
魔王の精液を全て飲み込んで姫が礼を言う。
「さあ、姫よ。服を脱ぎ全てを私にささげるのだ…」
「はい…ご主人様…」
姫が服を脱いでいく。
「ひ、姫…目を…覚まして…ください…」
勇者の懇願に対して一瞥をくれた後、再び服を脱ぐ姫。
そして、姫は生まれたままの姿になった。
ふとももから、愛液がたれている。


「ご主人様ぁ…」
魔王は姫を乱暴に押し倒す。
そのまま、一気に欲望を姫の中に入れる。
「い…痛…」
苦痛に顔を歪める姫。
「ひ、ひめ…」
なすすべも無い勇者。
魔王は己の欲望をいったん引き抜く。
そこには純潔の証。
「どうだ、勇者よ。姫の純潔が目の前で散らされた気分は?」
「き、きさ…ま…」
悪鬼のような形相で魔王を睨むしかない勇者。
その反応に満足そうに頷く魔王。
「ご主人様ぁ…はやく…続きを」
欲求が満たされないことで不満を訴える姫。
「そうだったな、続きをしよう…」
再び欲望が姫の中に入る。
魔王は欲望を姫に叩きつけ始めた。
「あひい……いい……ご主人様ぁ……ああ……もっと……もっとくださいぃ……」
そこに苦痛は無くただ快楽のままに言葉を紡ぐ姫。
魔王は構わずに続ける。
「ひい…ああっ…やっ…ご主人様…いい…あん…やん…あ、あ、」
徐々に高まっていく姫。
「どうだ、姫?素晴らしいだろう…」
「ああっ、はいっ、やっ、ああああああああああああああああ!」
絶頂を迎える姫。
だが、魔王はまだだ。
「あひ、ひ、ああ、ひひ、ああ」
壊れたように声をあげ続ける姫。
そして
「そろそろだ…姫よ…」
魔王が姫の胎内に満ちていく。
ぐったりとする姫。
「ああ…ご主人様…」
虚ろな声で姫がつぶやく。
「ひ…め…」
その日、地上から希望が失われた。
魔王の時代が訪れたのだ。

End

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