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とある一軒家 2


「なに考えてるの?」
その女の部屋、自分のベッドの上で、傍らにいる男に問いかけた。
散々情熱的に自分を抱き、何度も何度も目眩くアクメを与えてくれた男との甘い後戯、
その最中に、相手の男は自分以外のことを考えている。何だかおもしろくない。


「いや、今頃、あのアホ女、兄貴と親父に抱かれてるんだろうなぁ、って思ってさ」
その少年は、さも呆れた風にそんなことを言った。

「悔しい?」
他の女のことを考えられていたわけだから、悔しいのは自分でもあるはずだ。
だが、少々事情のある彼女だから、その辺りあまり気にならなかった。
彼女のからかいに少年は、自分より少し年上のその女の尻を撫でながら答える。

「まぁ、もうちょっと処女との清い交際ってのを楽しみたかったんだけど、意外に尻軽でがっかりしたよ」
「ふふ、やっぱり悔しいんだ♪」

確かに、処女からの調教を楽しめなかったのは残念だが、少年からすればその女に殊更執着するわけでもない。
他にも手をかけている女は沢山いるし、気が向いたら兄達から取り返してもいい。
「そうね、あなたなら、簡単に取り返せるよ」
そう言って、少年に身体をこすりつけて媚びるこの女、実は話題になっている兄の、現役彼女である。

「あのバカ、自分の下手糞テクに、私がメロメロだなんて信じてるんだから、笑っちゃう。
 あなたのテクも、大きさも、スタミナも、アイツなんか比べものにならないくらい凄いんだから、その女の子も簡単に手に入るよ」
「そうだね、もうちょっと兄貴に仕込ませてから返してもらうとしましょうか」
そうして二人は、本日何ラウンド目かのセックスを開始した。

あの女を取り返した後も、暫くは気付かない振りをしておこう。
そしてこの女みたいに、嘘をついて演技をするように命令しよう。
掌で躍らされてるのにも気付かないでいい気になってる兄を見るのはとても楽しい。


兄の彼女を抱きながら、少年はそんなことを考えるのだった。

おわり

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