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嫁の彩たんが寝てる間に-24-

次の日、会社帰りに智美が俺のマンションにやってきた。
智美の笑顔を見ると、昨日の怒りはほとんどなくなっていた。
智美「昨日はごめんね」
俺「いいんだけど、電話くらいでろよな」
智美「〇〇君からの電話って分かってたのだけど、平山君から怪しまれるといけないと思って出れなかったの」
俺「ちょっと席外して、掛けなおしてくれればよかったのに」
智美「食事終わったらすぐに帰るつもりだったから・・・・・ごめん」
俺「もういいよ。昨日会いたかったから」
智美「妬いてくれてたんだ。ちょっとうれしい!」
俺「妬いてねーよ」
正直、この時点でおれは、智美と平山を疑うことすらしていなかった。
ただ自分の思うようにならなかった昨夜に苛立っていただけだった。
今の智美が他の男を受け入れるなんて想像もできなかった。

その夜は昨日の思いを智美に叩きつけた。
智美の濡れて身体に張り付いたTシャツ。
ちょっとエッチな身体のライン。
昨日の智美の姿を思い出していつもよりも興奮した。
それに呼応するように智美もいつもより感じていいたようだった。

あっという間に夏が過ぎ、秋になった。
俺たちの交際は順調に時を重ねていった。
そんな土曜日の夜のこと。
その日は智美が友人の結婚式か何かで会うことができず、一人でのんびりと過ごしていた。
夜の10時頃だったと思う。『ピンポーン』突然ドアホンが鳴った。
出てみると美由紀さんだった。
正直、びっくりした。今まで一度たりとも一人で俺のマンションに来ることなどなかったから。

俺「どうしたの?」
美由紀「ちょっとだけ時間いい?」
俺「いいけど、どこか行く?」
俺は部屋に上げることを若干ためらった。
美由紀「少しだからここでいい」
俺「ここじゃなんだから、上がって」

さすがに玄関口ではと思い美由紀さんを部屋の中に導いた。

美由紀さんをテーブルに座らせると俺はコーヒーを入れた。
コーヒーを二つ持って座る。

俺「なにかあったの?」
美由紀「なんでもないけど、ちょっと〇〇の顔が見たくなった」

少しだけつくり笑顔。

俺「冗談!そんな訳ねーだろ。なんかあったんだろ?」
美由紀「・・・・・」

少し泣きそうな顔。
俺「俺でよかったら聞くよ」

俺のマンションの部屋。
俺と美由紀さんがテーブルを前に座っている。
俺「俺でよかったら聞くよ」

美由紀さんは少しずつこれまでのことを話し始めた。

美由紀さんは大橋さんが支店に配属されて以来ずっと大橋さんのことが好きだったらしい。
だが、自分から言い出すこともできずにいたずらに時だけが過ぎていった。


そして迎えたスキー旅行。
美由紀さんは少し酔った勢いも借りて、大胆にも深夜大橋さんを誘い出した。
夜中二人で話しているとなんとなく風呂に一緒に入ろうということに。
そして、湯船に浸かって話しているとなんとなくそんな雰囲気になり関係をもってしまったとのことだった。

それから週に一回はデートし、その度に大橋さんに抱かれた。
大橋さんは美由紀さんに好きだとか付き合おうとか何も言わなかったが、
美由紀さんは大橋さんと付き合っているつもりで抱かれていた。

美由紀さんと大橋さんの関係があれから続いていたなんて。
美由紀さんの方をみるとにセーターを押し上げている胸のカーブが見える。Dカップらしい。
ふと海での美由紀さんの赤いビキニの胸元を思い出した。
この胸を大橋さんが好き放題にしていると思うと少し嫉妬した。


美由紀さんの話に戻ります。

その後、デートと関係を重ねるが、相変わらず大橋さんは何も言ってくれない。
たまりかねた美由紀さんは大橋さんに自分とこれからどうするつもりか聞いてみた。

大橋さんはハッキリと
「将来のことは分からないが、今が楽しければいいじゃないか」
と言ったらしい。
不安になった美由紀さんは
「私たち付き合っているんだよね?」
と聞いてみる。

すると意外な言葉が返ってきた。
大橋「美由紀は付き合ってたと思ってたんだ?俺はそんなつもりは
なかったよ。誤解させてごめんな!」
唖然とする美由紀。
言葉が出なかった。
外へ駆け出す美由紀。歩きながらくやしくて涙が出てきた。
どこへ向かうのか。
気がついたら俺のマンションの下にいた。

恐るべし大橋。
普段はスマートでやさしいジェントルマンなのに
ここって時には冷たい言葉を言い放つことができる男。
俺は智美のこととタブらせ、怒りの気持ちもあったが、
少しだけ羨ましいとも思った。

ふと顔を上げると美由紀さんはこっちをじっと見ていた。
少し潤んだ目。長いまつ毛。
そして膨らんだ胸元。
俺は引き込まれそうだった。


俺はそんな気持ちを押し込んで声を掛けた。
「プリンあるけど食うか?」
顔を上げる美由紀さん。ちょっとだけ笑った。
美由紀「食べたい!」
俺「いいよ!取ってくるね」
立ち上がって台所へ行ってスーパーで買ってきた3個入りの
カスタードプリンを持ってくる。
俺「1個でいいか?なんなら全部食っていいぞ」
美由紀「1個でいいよ!あたしを太らせるつもり!」
二人で笑った。

美由紀(プリンを食べ終わる)
「そろそろ帰るね。突然押しかけてごめん。でも少しだけ気持ちが落ち着いた。
ありがとう」
俺「なんも力になれんけど、自分のことは自分で整理つけるしかないからな」
美由紀「わかった」
俺「遅いから家まで車で送ってったるから」
いつの間にか夜中の1時をまわっていた。
美由紀「ありがとう」

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