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家庭教師の唯先生 その4

「…欲しいの」
囁き声が微かに勇人の耳に入る。
肩を羞恥に震わせ、耳まで赤くしての唯の台詞。
「何ていったの?唯さん」
「勇人君が、欲しいの」
先ほどよりはっきりと耳に入る声で唯が口にする。


勇人はなおも焦らそうとする。
指で秘所を刺激しながら問いを重ねる。
「僕の何が欲しいの?」
「勇人君のオチンチン…」
再び唯の声が小さくなる。
「だから、聞こえないよ。唯さん」
「頂戴!勇人君のオチンチン頂戴!」
我慢の限界に達した唯が大声をあげる。
「よく言えたね、唯さん」
勇人はにっこりと笑って唯に自分の肉棒を見せる。
それは女を求めてはち切れんばかりになっていた。
「僕も、唯さんが欲しかったんだよ」
勇人は笑いながら、唯の秘所に自らの肉棒を入れていく。
「あはぁ……勇人君くぅん…素敵…」
唯が甘えるように快感に酔うように勇人の耳元で囁く。
(くっ…唯さんの中、やっぱりすごいや)
勇人の肉棒がヌルヌルとした肉壁を突き進む。
そして、最後まで到達する。
「唯さん…最後まで入ったよ」
「勇人君…」
2人は1つになったままどちらとも無くキスをした。
「んんっ……んちゅ……んふ」
先ほどのキスよりもさらに密着した状態であり、熱烈なものとなった。
キスしながらも、唯の柔らかい乳房、優しく包み込む秘所などから快感が与えられていく。
さらに快感を得ようと腰を動かしていく。
「ああっ……やあっ……勇人君……あんっ……あぁん……いいっ…」
唯が勇人と繋がったまま乱れる。
今回の行為は今までよりもはるかに気持ちよいものだった。
何しろ、2人が心から快楽を求め、心を1つにしているのだから得られる悦びもまるで違う。
勇人は今回の行為で初めて1つになれたような気がした。
「唯さん、どう、もっと欲しい?僕が欲しい?」
「勇人君欲しい!もっと、もっと頂戴!」
勇人の問いかけに素直に快楽を求める唯。
そのことに気を良くした勇人は乳房を揉みながら、さらに腰を動かしていく。


「あっ……あっ……ああっ……やっ…勇人君…ああん」
唯が高みにのぼりつめる。
彼女と目が合い、その瞳にはさらなる快感を与えて欲しいという懇願が含まれていた。
「唯さん、唯さん、これでどう?」
勇人がさらに深く突き入れていく。
それに対して唯は髪を振り乱し、首を振りながら勇人の足と自分の足を強く絡める。
そして、2人は達する。
「くっ、うう!」
「ああん…もっと…もっと……ああっ…やぁ…あぁああああああぁあああ!」
ビュク、ビュク、ビュク、と唯の中に自らの想いを注ぎ込む。
そして全て彼女の中に注ぎ込むと、彼女の柔らかい肉体に倒れ込んでいく。
「ゆい、さん」
勇人は唯を抱きしめてその女体を堪能する。
唯も勇人を抱きしめ返して、互いに余韻に浸る。
「勇人くぅん…とっても…とっても…良かったよぉ」
快楽にまだ意識を奪われたままの声で唯が勇人に囁きかける。
「ほんとに?兄さんよりも?」
だが、健人のことを持ち出した途端、唯の瞳に涙が滲んでいく。
「ううっ、健人…」
また、泣き出しそうになる唯に勇人は焦る。
「唯さん、ごめん。ほら、僕のこれで、嫌なこと忘れてよ」
そう言って再び力を取り戻しかけていた肉棒を唯に差し出す。
それをぼんやりと唯が見つめる。
「ほら、これを舐めて…唯さん…」
勇人がそう言うと、理解したとばかりに舌で勇人の肉棒を舐め始める。
健人のことを忘れたい一心なのか、熱心にペチャペチャ肉棒を舐めていく。
「ううっ…唯さん…いいよ…」
勇人の快楽の呻きに気を良くしたのか、嬉しそうに笑みを浮かべ舐めていく。
しばらく舐めた後、今度は口に含む。
そこは唯の秘所とはまた異なる悦びを勇人に与える。
そのまま唯は奉仕を続ける。
「ん…んぐっ……んんっ……んむっ……んん」
先ほど出したばかりだと言うのに、勇人の肉棒は完全に力を取り戻していた。
「唯さん、すごくいいよ…」
その声に唯は奉仕を止める。
「唯さん…?」
「また、入れて…勇人君」
そう言って、再び足を開く唯。


「唯さん、ちょっと待って」
そう言って勇人は唯を四つんばいにさせる。
「勇人君…恥ずかしいよ」
獣のような格好をさせられ、唯が顔を赤らめる。
「この格好、やったことないの?」
「ないわよ…こんなケダモノみたいな格好…」
その台詞に勇人は興奮する。
(じゃあ、後ろからはしたことないんだ…)
「じゃあ、唯さん、僕とHな勉強しよう」
勇人はいやらしく唯の尻を撫で回す。
そして、唯の腰を掴んで背後から唯の秘所に肉棒を入れる。
きつく、締め付けるようにして、勇人を受け入れる。
「あっ…勇人君、やあっ、あぁん、恥ずかしい」
唯の恥らいながら快楽を覚える姿に勇人は悦びを覚える。
「ほら唯さん、すごくいいでしょ?」
そう言いながら、勇人は腰を動かしていく。
「あっ、ああん、やっ……いいのっ、いいっ、いぃっ、すごくいいの!」
髪を振り乱しながら唯が乱れていく。
「唯さんって、Hだね。こんな獣みたいな格好でして興奮するなんて!」
腰の動きを止め、背後から乳房を揉む。
ぐっとつかんだり、やわやわと揉みしだいたりとする。
背後からの行為はいつもと違った悦びを勇人に与えた。
獣のような格好で唯を乱すとまるで、唯を自分のモノにしたような感覚を得られる。
再び腰を動かして、唯の秘所を突く。
「あんっ、ああっ、あぁっ、もっと、もっと、勇人君、頂戴っ、もっと頂戴!」
顔を激しく振り、髪を振り乱しながら唯は狂ったように叫ぶ。
(もっと、唯さんをおかしくさせたい)
その思いから、勇人はさらに腰の動きを激しくする。
「やあっ、やっ、あぁっ、ああっ……勇人君、勇人君凄いのっ、私変になっちゃうよ!」
「唯さんは変だよ!こんな格好で興奮するんだもの!」
「いやあっ、言わない、でっ、ああんっ、ああっ、あっ!」
唯の秘所は勇人の肉棒を逃すまいとするかのようにきつくきつく締め付ける。
(もうっ、出そうだっ)
「唯さん、出すよ、そろそろ出すよ!」
「ああっ、出してっ、中に出してっ、ああっ、私、ああああああああああああああああ!」
唯の絶叫と共に勇人はドクン、ドクンと中に出す。
獣のような唯を快楽で屈服させたように思い、勇人は今までにない満足感を抱いた。
そして、唯の横に寝そべる。
2人して快楽の余韻に浸る。
しばらくして、唯の乳房を揉んだり、乳首を弾いたりしながら勇人は問う。
「どうだった唯さん、後ろからするのは?」
「あん、もう…良かった、気持ち良かったよ勇人君…こんなの初めて」


うっとりと夢見心地で答える唯。
「僕も、凄く良かったよ。兄さんよりも良かった?」
そのことが勇人には気になる。
「健人より良かった…勇人君凄くいい…」
その台詞で勇人は兄に勝利したかのような思いを抱いた。
兄から、唯を奪ったのだと言う実感が湧く。
「じゃあ、これからもしようね、唯さん」
「ええ…そうね」
(やった、唯さんが僕ともっとしたいって言った!)
そう思うと再び肉棒に活力が満ちていく。
「それじゃあ、しようか…唯さん」
「もう?ふふ…勇人君ってとっても元気ね」
淫靡な笑みを浮かべた唯に今度は正面から挿入していく。
「あっ……いいっ……勇人君いいよぉっ」
挿入と共に唯が喘ぎ声をあげる。
(もっと、もっとするんだ…)
兄よりもいいといわせた。
しかし、満足など到底していない、もっと唯を貪りたい。
そう思いながら勇人は激しく腰を動かしていった。


時崎勇人はその日も上迫唯がやって来るのを心待ちにしていた。
前回の唯は良かった。
自分とするほうが兄よりも良いと言って、さんざん声をあげさせた。
今回はどれくらい唯をイカせられるだろうか。
すでに勇人の肉棒は膨れ上がっており、準備は整っていた。
しかし、その日やって来た唯は悲しげな眼で勇人を見つめた。
「唯さん!」
唯が部屋に入ってきてすぐ勇人は唯に抱きつこうとしたものの、唯によって押し留められてしまった。
そのことに勇人は驚いた。
そのままキスをして、行為を始めようとしているのに、どうして唯は拒むのだろうか?
「唯さん、どうしたの?」
勇人は自らの疑問を口にする。
「勇人君…」
唯が何を言っていいか分からないと言った様子で立ち尽くしている。
焦れた勇人は質問を繰り返す。
「どうしたの唯さん?早くしようよ」
「…もう、あんなことしちゃだめなのよ…私たち」
そう言った唯の言葉が勇人には信じられなった。
一体、何があったというのだろうか。
「どうしちゃったの、唯さん?」
唯は顔を覆って泣き始めた。
「わ、私ね、勘違いしてたのよ…」
一体何を勘違いしたというのだろう。
その疑問に答えるように、唯は箱を取り出す。
そして、箱を開けると中にはダイアモンドが入っていた。
「健人はね、私を驚かそうとしてね、こ、婚約指輪を買ってくれてたの…」
そう言って、唯はしゃくり上げる。
勇人はその指輪を食い入るように見つめる。
「だって、兄さんは女の人と一緒に…」
唯は涙に光る目を勇人に向けて、話し出す。
「自分には指輪は良く分からないって、女友達に選ぶのを手伝ってもらったのよ…」
そう悲しげに言う唯。
勇人はそんな唯をどうしていいか分からない。
ただ、自分と唯の関係が終わってしまうというというのではないかと思った。
なんとか、しないと。
「そ、そんなの嘘かもしれない…」
勇人はようやくそう言った。
唯は首を横に振る。
「その人は、宝石店に勤めている人なの。誤解されるかもしれないから、
 私と一緒に買った方が良いってアドバイスもしてくれたようだけど…
 健人が、私を驚かせたいって言って…それで…」

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