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家庭教師の唯先生 その6
- 2008/02/15
- 11:06
しかし、唯の肉体は勇人との行為を望んでいる。
抵抗しようという意思が起こらない。
「じゃあ、いれるね」
とうとう勇人が挿入を始めようとする。
「駄目、勇人君、だめ」
最後の理性を振り絞ってそう言うが、勇人の挿入は完了してしまった。
抵抗しようという意思が起こらない。
「じゃあ、いれるね」
とうとう勇人が挿入を始めようとする。
「駄目、勇人君、だめ」
最後の理性を振り絞ってそう言うが、勇人の挿入は完了してしまった。
「ああっ、勇人君…」
自らの中に勇人を受け入れたことに絶望と喜びを覚える。
理性ではいけないと感じつつ、自らの肉体は勇人を離すまいとするかのように肉棒を締め付ける。
そして、勇人が自らの中に満ちたことに快楽が巻き起こる。
「何度やっても最高だね、唯さん…」
うっとりした声で勇人が唯の耳元で囁く。
思わず頷きそうになるのを唯は堪えて言葉を発する。
「駄目、駄目、勇人君、駄目なの…」
首を振って快楽を紛らわせながら唯が言う。
「なんで、駄目なの、唯さん?」
挿入したままの状態で勇人が問いかける。
「健人は裏切ってなかったのよ…だから…」
「兄さんは裏切ってるよ」
勇人は断言する。
なぜ、勇人が断言しているのか唯には分からない。
「どうして…?」
「だって、プレゼント買うために何度も女の人なんかと会うなんておかしいよ。
きっと、唯さんのプレゼント買うのはついでなんだよ」
「ついで…?」
「そうだよ、こんなこととかさっ」
そういって一回だけ勇人が腰を突き出す。
「ああっ」
与えられる快楽に思わず声をあげる。
確かに、そうかもしれない。
自分のプレゼントを買うというのは言い訳で他の女と浮気をしていたのかもしれない。
いや、そうに違いない。
それならば、勇人との行為に何の問題があるのだろうか。
それに、健人のプロポーズに即答をしなかったのはなぜだろう?
本当に勇人との関係を清算するためだったろうか。
自分も健人と結ばれることに疑問があったからではないか。
そう、目の前で自分を乱している少年を求めているのではないだろうか。
快楽と苦悩に濁った思考で唯はそう考えた。
勇人との快楽を得られるような思考を描いた。
それとともに唯の中で何かが壊れていく。
それは理性だったかもしれないし、健人への愛だったかのもしれない。
今は快楽を貪りたい、苦悩など捨てて。
そして、唯は言葉を発した。
「勇人君…して…」
一向に動こうとしない勇人に焦れた唯は小さい声だが、そう言った。
それこそ、ここにいない健人への決別の言葉だったかもしれない。
「何を、するの?」
穏やかに自分を見つめる勇人の声に苛立ちすら覚えながら唯は言った。
「セックス…して…」
その言葉に勇人の顔が輝く。
だが、なおも焦らそうとする勇人。
「大きな声じゃないと聞こえないよ」
「セックスして!オチンチンで思いっきり突いて!!」
とうとう唯は絶叫した。
その顔に理性はなく、快楽のみを求めた本能がむき出しとなっていた。
勇人にとっては、そんな唯も美しかったが。
唯の想いに答えるため、そして自らの欲望を満たすため勇人が腰を動かす。
「ああっ!ああっ!いいっ!勇人君、いいよぉ!もっと、もっとして!」
理性のタガの外れた唯は絶叫する。
そんな唯をさらに快楽で満たそうと勇人が腰で強く突く。
乳房を弄ったり、乳首を舐めたりしながら勇人は高ぶっていく。
「勇人君!あっ!ああっ!やあっ!凄い!気持ちいい!」
「僕も、僕もだよ!凄くいいよ!」
2人して天にも昇る気持ちで互いを貪る。
「兄さんのっ、ことはっ、良かったのっ?」
「知らないっ、そんなのっ、知らないっ!勇人君がっ、欲しいの!」
その言葉に勇人は力づけられる。
(唯さんは、もう僕のものだ!)
そして、スパートをかける。
「唯さん!唯さん!唯さん!」
「ああっ、やあっ、いいっ、やっ、ああぁぁぁああああぁああ!!」
2人は、共に果てた。
しばらく行為の余韻に浸っていた2人だが、やがて勇人が口を開く。
「唯さん、僕の恋人になってよ」
そうすれば何度でも唯を貪ることができる。
「勇人君…」
その提案に唯は驚いた表情を浮かべる。
照れくさそうにしながら勇人は続ける。
「僕、まだ子供だけど唯さんを絶対に幸せにするからさ」
「もう、勇人君ったら、こんなことしてから言うのなんて変でしょ」
笑いながら唯が勇人の顔を優しく撫でる。
そして、顔を朱に染めて言う。
「ちゃんと、幸せにしてね…」
「うん!」
そう言いつつ勇人は唯を四つんばいにさせる。
「ちょっと、勇人君?」
唯は自分の格好を思い出す。
ブラウスはボタンを外され、下着は脱がされた乱れた格好である。
裸よりも恥ずかしいかもしれない。
「こんな格好でしてたなんて…私…」
今度は羞恥で顔を染める。
「そう?スカートの中に何も穿いてないなんて…いやらしくていいよ」
笑いながら勇人は尻を撫でる。
「もう、勇人君ったら……ねぇ挿れて」
いったんは頬を膨らませたものの唯は勇人の肉棒をせがむ。
四つんばいになって振り向きながら懇願する唯に勇人は感動を覚えた。
「うん、唯さんを幸せにしないとね」
スカートをたくしあげて勇人はゆっくりと肉棒を唯の中にいれる。
「あっ……ああっ……勇人、くん……」
唯の声を聞きながら、自らも唯の中を味わう。
そこは勇人をきつく締め付けながらも決して拒絶しているわけではない。
唯の中に暖かく受け入れられながら勇人は腰をゆっくりと動かしていく。
「ああっ……勇人君……いい」
自らの乱れた格好すら快楽の前ではどうでも良いと唯は思っていく。
そして彼女は勇人の腰の動きに合わせて送られる快楽に身を委ねていく。
「あんっ……ああっ…ああっ……あっ……やっ」
婚約指輪返さなきゃ…
ぼんやりと唯はそんなことを思い、すぐにその思考も快楽の中に消えて言った。
「唯さん、くっ、いいよ」
「あぅっ……勇人くぅん…もっと……もっとしてぇ…」
その日、上迫唯に新しい恋人ができた。
そして、かつての恋人への別離を決意した日でもあった。
最近、唯の様子がおかしい。
そう思いながら、俺は日々を過ごしていた。
今までは軽い違和感を持つだけだったが、プロポーズの時の態度は明らかにおかしかった。
唯を驚かせるために買った指輪を渡したら彼女は泣き崩れ、しばらく待って欲しいと俺に言った。
やはり、こそこそと行動するのはまずかっただろうか。
女友達に頼み込んで指輪探しをした時も「本人と探したらどうか」と言われた。
俺が、唯を驚かせたいと思っているといったところ向こうも何も言わなくなったが。
だが、やはり何かがまずかったのだ。
次に唯と会った時に言われた言葉。
「分かれて欲しい」
そう言われたとき、俺は信じられなかった。
俺の何が不満なのか、それを聞いたら「あなたを信じられなくなった」と言われた。
俺が他の女と一緒に宝石店を周るのを見ていたようで、指輪のためだと言っても信じてもらえなかった。
結局、俺は唯に振られた。
それから、月日が流れた。
俺は唯を忘れることができずに傷心の日々を過ごした。
だが、そんな中で唯と再会する機会があった。
「彼女が僕の恋人の上迫唯さんだよ」
「よろしくお願いします」
そう言って唯は俺たちに頭を下げた。
弟の恋人。
彼女はそういう肩書きで俺たち家族の前にやって来た。
なぜ、どうして。
俺では駄目だったのに、弟が選ばれるなんて。
2人は結婚を控えているという。
俺はなんとかして、唯と2人で話をした。
「俺では…駄目だったのか」
「私、あなたと別れるときに悩んだの」
ならばなぜ。
その言葉を俺が発する前に彼女は続けていた。
「でも、今はそれで良かったと思うの」
彼女の穏やかな言葉が俺を切り刻む。
「どうして?」
俺は言葉をなんとか振り絞った。
「勇人君は私のこと愛してくれているし、あの人となら幸せになれると思うの」
心から満ち足りた表情でほほ笑む唯。
俺も、お前のことを…
「あなたは素晴らしい人だと思うわ。だから、縁のある人を探して幸せを見つけてね」
俺たちは縁がなかったというのか…
思わず笑い出しそうになる。
俺の心などわかるはずのない唯は穏やかに続けた。
「よろしくお願いしますね、お義兄さん」
お義兄さん。
彼女にとって俺は過去の人間となってしまったのか。
俺はうなだれたまま彼女の元を去った。
結婚式での唯は幸せに輝いていた。
ウェディングドレスなどよりもはるかに印象的で美しく彼女は幸福で輝いていたのだ。
俺は黙ってそれを祝福した。
そう、彼女は弟と幸せになれたのだから。
俺が彼女の幸せの邪魔をするわけにはいかない。
そして、自分の部屋で1人涙を流した。
それ位は良いだろう。
こうして、時崎健人の苦い恋は終わりを告げた。
俺は一体、何を間違ってしまったのだろうか?
終
自らの中に勇人を受け入れたことに絶望と喜びを覚える。
理性ではいけないと感じつつ、自らの肉体は勇人を離すまいとするかのように肉棒を締め付ける。
そして、勇人が自らの中に満ちたことに快楽が巻き起こる。
「何度やっても最高だね、唯さん…」
うっとりした声で勇人が唯の耳元で囁く。
思わず頷きそうになるのを唯は堪えて言葉を発する。
「駄目、駄目、勇人君、駄目なの…」
首を振って快楽を紛らわせながら唯が言う。
「なんで、駄目なの、唯さん?」
挿入したままの状態で勇人が問いかける。
「健人は裏切ってなかったのよ…だから…」
「兄さんは裏切ってるよ」
勇人は断言する。
なぜ、勇人が断言しているのか唯には分からない。
「どうして…?」
「だって、プレゼント買うために何度も女の人なんかと会うなんておかしいよ。
きっと、唯さんのプレゼント買うのはついでなんだよ」
「ついで…?」
「そうだよ、こんなこととかさっ」
そういって一回だけ勇人が腰を突き出す。
「ああっ」
与えられる快楽に思わず声をあげる。
確かに、そうかもしれない。
自分のプレゼントを買うというのは言い訳で他の女と浮気をしていたのかもしれない。
いや、そうに違いない。
それならば、勇人との行為に何の問題があるのだろうか。
それに、健人のプロポーズに即答をしなかったのはなぜだろう?
本当に勇人との関係を清算するためだったろうか。
自分も健人と結ばれることに疑問があったからではないか。
そう、目の前で自分を乱している少年を求めているのではないだろうか。
快楽と苦悩に濁った思考で唯はそう考えた。
勇人との快楽を得られるような思考を描いた。
それとともに唯の中で何かが壊れていく。
それは理性だったかもしれないし、健人への愛だったかのもしれない。
今は快楽を貪りたい、苦悩など捨てて。
そして、唯は言葉を発した。
「勇人君…して…」
一向に動こうとしない勇人に焦れた唯は小さい声だが、そう言った。
それこそ、ここにいない健人への決別の言葉だったかもしれない。
「何を、するの?」
穏やかに自分を見つめる勇人の声に苛立ちすら覚えながら唯は言った。
「セックス…して…」
その言葉に勇人の顔が輝く。
だが、なおも焦らそうとする勇人。
「大きな声じゃないと聞こえないよ」
「セックスして!オチンチンで思いっきり突いて!!」
とうとう唯は絶叫した。
その顔に理性はなく、快楽のみを求めた本能がむき出しとなっていた。
勇人にとっては、そんな唯も美しかったが。
唯の想いに答えるため、そして自らの欲望を満たすため勇人が腰を動かす。
「ああっ!ああっ!いいっ!勇人君、いいよぉ!もっと、もっとして!」
理性のタガの外れた唯は絶叫する。
そんな唯をさらに快楽で満たそうと勇人が腰で強く突く。
乳房を弄ったり、乳首を舐めたりしながら勇人は高ぶっていく。
「勇人君!あっ!ああっ!やあっ!凄い!気持ちいい!」
「僕も、僕もだよ!凄くいいよ!」
2人して天にも昇る気持ちで互いを貪る。
「兄さんのっ、ことはっ、良かったのっ?」
「知らないっ、そんなのっ、知らないっ!勇人君がっ、欲しいの!」
その言葉に勇人は力づけられる。
(唯さんは、もう僕のものだ!)
そして、スパートをかける。
「唯さん!唯さん!唯さん!」
「ああっ、やあっ、いいっ、やっ、ああぁぁぁああああぁああ!!」
2人は、共に果てた。
しばらく行為の余韻に浸っていた2人だが、やがて勇人が口を開く。
「唯さん、僕の恋人になってよ」
そうすれば何度でも唯を貪ることができる。
「勇人君…」
その提案に唯は驚いた表情を浮かべる。
照れくさそうにしながら勇人は続ける。
「僕、まだ子供だけど唯さんを絶対に幸せにするからさ」
「もう、勇人君ったら、こんなことしてから言うのなんて変でしょ」
笑いながら唯が勇人の顔を優しく撫でる。
そして、顔を朱に染めて言う。
「ちゃんと、幸せにしてね…」
「うん!」
そう言いつつ勇人は唯を四つんばいにさせる。
「ちょっと、勇人君?」
唯は自分の格好を思い出す。
ブラウスはボタンを外され、下着は脱がされた乱れた格好である。
裸よりも恥ずかしいかもしれない。
「こんな格好でしてたなんて…私…」
今度は羞恥で顔を染める。
「そう?スカートの中に何も穿いてないなんて…いやらしくていいよ」
笑いながら勇人は尻を撫でる。
「もう、勇人君ったら……ねぇ挿れて」
いったんは頬を膨らませたものの唯は勇人の肉棒をせがむ。
四つんばいになって振り向きながら懇願する唯に勇人は感動を覚えた。
「うん、唯さんを幸せにしないとね」
スカートをたくしあげて勇人はゆっくりと肉棒を唯の中にいれる。
「あっ……ああっ……勇人、くん……」
唯の声を聞きながら、自らも唯の中を味わう。
そこは勇人をきつく締め付けながらも決して拒絶しているわけではない。
唯の中に暖かく受け入れられながら勇人は腰をゆっくりと動かしていく。
「ああっ……勇人君……いい」
自らの乱れた格好すら快楽の前ではどうでも良いと唯は思っていく。
そして彼女は勇人の腰の動きに合わせて送られる快楽に身を委ねていく。
「あんっ……ああっ…ああっ……あっ……やっ」
婚約指輪返さなきゃ…
ぼんやりと唯はそんなことを思い、すぐにその思考も快楽の中に消えて言った。
「唯さん、くっ、いいよ」
「あぅっ……勇人くぅん…もっと……もっとしてぇ…」
その日、上迫唯に新しい恋人ができた。
そして、かつての恋人への別離を決意した日でもあった。
最近、唯の様子がおかしい。
そう思いながら、俺は日々を過ごしていた。
今までは軽い違和感を持つだけだったが、プロポーズの時の態度は明らかにおかしかった。
唯を驚かせるために買った指輪を渡したら彼女は泣き崩れ、しばらく待って欲しいと俺に言った。
やはり、こそこそと行動するのはまずかっただろうか。
女友達に頼み込んで指輪探しをした時も「本人と探したらどうか」と言われた。
俺が、唯を驚かせたいと思っているといったところ向こうも何も言わなくなったが。
だが、やはり何かがまずかったのだ。
次に唯と会った時に言われた言葉。
「分かれて欲しい」
そう言われたとき、俺は信じられなかった。
俺の何が不満なのか、それを聞いたら「あなたを信じられなくなった」と言われた。
俺が他の女と一緒に宝石店を周るのを見ていたようで、指輪のためだと言っても信じてもらえなかった。
結局、俺は唯に振られた。
それから、月日が流れた。
俺は唯を忘れることができずに傷心の日々を過ごした。
だが、そんな中で唯と再会する機会があった。
「彼女が僕の恋人の上迫唯さんだよ」
「よろしくお願いします」
そう言って唯は俺たちに頭を下げた。
弟の恋人。
彼女はそういう肩書きで俺たち家族の前にやって来た。
なぜ、どうして。
俺では駄目だったのに、弟が選ばれるなんて。
2人は結婚を控えているという。
俺はなんとかして、唯と2人で話をした。
「俺では…駄目だったのか」
「私、あなたと別れるときに悩んだの」
ならばなぜ。
その言葉を俺が発する前に彼女は続けていた。
「でも、今はそれで良かったと思うの」
彼女の穏やかな言葉が俺を切り刻む。
「どうして?」
俺は言葉をなんとか振り絞った。
「勇人君は私のこと愛してくれているし、あの人となら幸せになれると思うの」
心から満ち足りた表情でほほ笑む唯。
俺も、お前のことを…
「あなたは素晴らしい人だと思うわ。だから、縁のある人を探して幸せを見つけてね」
俺たちは縁がなかったというのか…
思わず笑い出しそうになる。
俺の心などわかるはずのない唯は穏やかに続けた。
「よろしくお願いしますね、お義兄さん」
お義兄さん。
彼女にとって俺は過去の人間となってしまったのか。
俺はうなだれたまま彼女の元を去った。
結婚式での唯は幸せに輝いていた。
ウェディングドレスなどよりもはるかに印象的で美しく彼女は幸福で輝いていたのだ。
俺は黙ってそれを祝福した。
そう、彼女は弟と幸せになれたのだから。
俺が彼女の幸せの邪魔をするわけにはいかない。
そして、自分の部屋で1人涙を流した。
それ位は良いだろう。
こうして、時崎健人の苦い恋は終わりを告げた。
俺は一体、何を間違ってしまったのだろうか?
終