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理沙子 1

午後四時きっかりに携帯電話が鳴った。着メロから、発信者が弟の和真である事が分かる。
私は車を運転中だったので、電話を一旦やり過ごし、コンビニの駐車場へ車を入れて、折り返し電話をかけた。
呼び出し音が響いてる間に一応、自己紹介。私の名は瀬川理沙子。
年は二十四で、来年の春、結婚する事になっていて、今はそのための花嫁修業中。
見た目はそうね、絶世の美女とまではいかないけれど、十人の男とすれ違えば、その内、八人までは必ず私を見るわ。
特に、Hカップの胸が気になるみたいね。まあ、どうでも良い事なんだけど。

ああ、電話が繋がったみたい。話はまた後で・・・
「和真?」
「残念、俺だよ」
「ああ、角田君・・・」
私は今、きっと苦虫を噛み潰したような顔をしている事だろう。
何せ、通話の相手が和真ではなく、その友人の角田という少年だったからだ。

「理沙子さあ、今どこに居るんだ?」
「駅前。お稽古事の帰りよ」
「そりゃいい。体開いてんだろ?いつもの所へ来てくれよ」
「和真もそこに居るのね?」
「俺が、やつの携帯に出てる事で、察して欲しいね」
そう、確かに和真の携帯へかけたはずなのに、出たのは角田。
という事は、和真が角田と一緒に居ると思って良い。

「和真は、何をしてるの?」
「やっこさん、俺が連れて来たズベ公どもと遊んでる。心配するなよ」
「嘘はやめて。あの子は、そういう性格じゃないわ」
「へへへ、ご名答。特に何もせず、ぼやっとしてやがらあ。
まったく、お坊ちゃまってのは、躾がよろしくて」
「すぐに行くわ。いつもの、アパートね」
「ああ。待ってるぜ」

電話を切って、私は舌打ちをしてから駐車場を出た。
角田が指定した場所は、ここから五分もかからない。
ちなみにそこは、見るも小汚い古いアパートよ。
どうして私があんな所へ行かなきゃならないのかしら。まったく、和真にも困ったもんだわ・・・

ここで、和真の事を話しておこうかしら。
あの子、今年、十八歳になるんだけど、どうも学校でいじめに遭っているらしいの。
去年くらいから、同じクラスの角田、さっき電話に出たやつね、そいつを中心とした不良たちから、目をつけられているみたい。
始めはからかわれるくらいだったのが、そのうち金銭を要求されたりして、それに応じないと殴る蹴るの暴力を受けたって。

和真も耐えかねて、学校にこの事を相談したらしいけど、
教師は後難を恐れて、見て見ぬふりを決め込んでいるそうよ。
呆れて物も言えないけど、今の先生なんてそんな物よ。
それでね、ある日の事なんだけど、和真がうちに角田たちを連れて来た事があったの。
と言うよりは、無理矢理、遊びに来たんだろうけど。

その時、角田は私の事をじっと見てた。
頭のてっぺんから爪先まで、それこそ、舐める様に見たの。
あまり良い気分じゃなかったけど、弟の友達だしあまり邪険にも振舞えないじゃない。
だから私、にこやかにこう言ったの。

「和真のお友達?この子、友達少ないから、仲良くしてね」

思えばこれがまずかったみたい。
だって、この日を皮切りに、角田たちはしょっちゅううちへ遊びに来るようになったんだもの。
そう、私の事を気に入ったのよね。

それからというものの、あいつらが遊びに来るたびに、私の下着がなくなっていったわ。
部屋干ししてあるのを、失敬していくのよ。パンティ、ブラジャー、キャミソール・・・時には
生理用品なんかも・・・たまったもんじゃないわよ。
親に頼んで部屋に鍵をかけてもらう頃には、ほとんどの下着が無くなってた。
まあ、それらは結局、後で返してもらうんだけど、
ああ、そろそろ目的地だわ。詳しい話はまた後ほど・・・

小汚いアパートに、これまた小汚いバイクが数台、停まってる。
蹴り倒してやりたい気持ちを抑えながら、私はアパートの階段を上っていった。
二階の奥が、角田が住む部屋なのよ。
「入るわよ」
「おう、入った、入った。待ちかねたぜ」
角田はわざわざ私を玄関まで迎えに出てきた。
こういう時は、何か下心があると踏んでいい。
もっとも、今の彼は私への恋慕が薄れているので、厄介事を押しつけるつもりだろうな。
嫌なのは、玄関に汚れた靴がたくさんある事。どうも、来客中らしい。

「和真も中に居るぜ」
タバコ臭い廊下を進み、私は六畳間へ入った。
このアパートは、六畳一間と寝室が四畳半、ただ、それだけしかない。
なのに、ここには角田を含め、ひい、ふう・・・なんと八人も居る!
エレベーターでもあるまいし、そんなに集まってどうするのかと私は笑った。

「お、お姉ちゃん・・・」
「和真」
部屋の片隅に、体育座りをしている和真がいた。顔を見ると、泣きべそをかいているが、
殴られたりはしてない模様。ほっと一安心という所だが、あまりの情けなさに泣けてきそう。
もうちょっと、男らしく出来ないのだろうか。
「心配するなよ、何もしちゃいないから」
角田が馴れ馴れしく私の肩に手をかけた。
鬱陶しいが、撥ね退けるような真似は出来ないのが悔しい。

「何の用で、私を呼んだの?」
「決まってるだろ」
角田はそう言って、四畳半の方を指差した。あちらは寝室である。
寝室でやる事と言えばひとつしかない。
「あなた、私には飽きてるんじゃなかったっけ?」
「バカ、俺じゃねえ。相手はこいつらさ」
先ほど八人居ると言ったけど、和真と角田、それに顔見知りを差し引くと、四人ほどの新顔が残る。
皆、十四、五のニキビ面した少年・・・とうよりは、子供って感じ。

「この子たち?」
「そうさ。こいつら全員、童貞なんだ。理沙子でさ、童貞喪失させてやってくれよ」
来た、と私は思った。どうせそんな事だろうとは思っていたが、あらためて言われると腹が立つ。

「こいつら、俺の後輩でさ。頼むな、理沙子」
ソープ嬢じゃあるまいし、そんな訳にいくか・・・とでも言えばいいのだが、
「いいわよ。じゃあ、僕ちゃんたち、こっちの部屋へおいで」
と、私はそう言うしかなかった。断れば、後日、和真が酷い目に遭うからだ。

「しっかり、筆下ろしさせてもらえよ」
角田の台詞を背にして、私は四人の少年と寝室に入った。
散らかり放題の部屋に、ベッドだけがど真ん中に置かれている。
実を言うと、私はここで幾度となく犯されている。
角田をはじめとする不良ども、それにその仲間たち・・・何十人という異性が、
ここで私の体を通りすがって行ったのだ。

「誰からやる?」
このベッドで抱かれる時、私はつとめて陽気に振舞う事にしている。
泣き叫ぶと惨めだし、隣に居る和真も心細くなるだろうから・・・
「じゃあ、俺から・・・」
背の高い、色白の男の子が最初に名乗り出た。
顔は悪くないけど、角田の後輩って時点で、もう駄目。私の好みじゃないわ。

「他の子もパンツ脱いで、待ってて」
男の子たちに背中を向けて、服を脱ぐ私。
今まで何度も繰り返してきた事だが、この瞬間だけは何度やっても落ち着かない。
心臓がドキドキして、何故か高揚感に包まれるのだ。
彼らが私を見て、どんな事を思うのだろう。
何人もの男と平気で寝る、淫乱な女・・・それとも、綺麗なお姉さんかしら。
まあ、どっちにしろ、私は救われないんだけどね・・・

四人を筆下ろしさせる間に、昔話をもうひとつ。
今度は、私が何故、角田たちとここに居るのか、その辺の所を話すわ。
さっき、和真がいじめに遭っていたという話は覚えてる?あれね、私の登場でもっと酷くなったらしいの。

下着を盗めなくなったあいつらは、和真に私のヌード写真を撮ってこいとか言い始めたらしいわ。
それで和真は悩み果てた挙句、泣きながら私に相談してきたの。
このままじゃ苛め抜かれるか、学校をやめるしかないってね。
優しい子だから、ケンカのひとつも出来ないのよ。
だけど、学校やめるって言えば親が心配するし、苛め抜かれる和真もかわいそう。
じゃあ、どうしたらいいかって話よ。角田たちを大人しくさせるには、
どうしたら・・・

結局、私は角田を家に呼んで、ヌードは撮らせてあげられないけど、
少しだけならHな事をしてあげる・・・って、言っちゃったの。
セックスは駄目だけど、フェラチオくらいならって・・・その代わり、和真を苛めないでって条件つきでね。
最初は角田もその条件を呑んでくれたんだけど、やっぱり女の浅知恵ね。
私、その日に早々とレイプされちゃった。しかも和真の目の前で。

私は自分のベッドの上で、何度も犯された。
和真はただ震えるだけで、何も出来なかった。
もっとも、そこで角田を叩き伏せられる度量があれば、今日の事は無かった筈よ。
まあ、今さら何を言っても後の祭りだけどね。ああ、今、一人目の子が終わったみたい。
イク時、精液を外に出してくれたのが、少しだけどありがたいわね。

こうして順番に四人が筆下ろしを終えて・・・えっ?淡白だって?実はまだ、この後にもっと大変な事が待ち構えているの。
本番はここからなのよ。
「ねえ、君たち。気持ち良かった?」
私が問うと、四人の男の子は揃って顔を赤らめて、
「うん」
と、答えた。ワルながら、まだ、どこかに純真な物を秘めている様子だった。
そこに、どす黒い影を引きずったあいつ、そう、角田がやって来た。

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