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幼馴染の君(9)

アイツの言ったことは冗談ではなかったらしい。
奴は本当に幼馴染と親父の情事を覗く気だ。次の日密かに幼馴染の部屋に忍び込んできて
準備を整えるアイツ。しかし、一体何の為に?
幼馴染の心の拠り所である彼女の親父への愛。その真髄ともいえるSEXを覗きみることで
幼馴染の心の内を汚し、拠り所をなくそうとする気か?
あるいは、本当にアイツが言ったように自分の知らない幼馴染の一面を見たいが故の行動なのか?
幼馴染が愛する人と結ばれる時、どんな表情(かお)を見せるのか、知りたいからなのか?
どんな想いから彼女が親父に抱かれる様を見ようとするのか?アイツの姿に俺のかつての姿が重なる。
俺も幼馴染と親父との情交を覗き見ていた。いや、今も覗いているのだが・・・・・
ともかく、何故俺は幼馴染が親父に抱かれるところを覗き見たのか、自分でもわからない。
愛する人が他の男に抱かれているのを見るのは辛い。しかし、それでも見てしまう。何故だ?
アイツも同じかもしれない。自分でも分からない衝動に突き動かされているのだろうか?
そして幼馴染はアイツに覗かれているのを知りながら、どのように親父に抱かれるか?
気になる。そしてアイツは幼馴染が親父に抱かれるを見てどのような表情を浮かべるのだろうか?
とにかく、アイツは今、親父の寝室がある部屋のベランダに潜んでいる。
幼馴染は一足早く親父の寝室に向かい、夫婦の営みと、そしてアイツの覗き見の為のj準備をしている。
本当に彼女はアイツの視線を感じながら、どのな風に親父に抱かれる気だ?
俺の方はといえば、幼馴染にも内緒で親父の部屋にカメラを仕掛けライブ中継で見る準備を整えてある。
そして一方で自分の部屋の窓からぺりオスコープ(自作)でアイツの姿を除き見る準備もできている。
幼馴染と親父のSEXを除くアイツ、そして、その両方を覗く俺。
世にも倒錯的な一夜が始まる。



幼馴染と親父との夜の営みが始まる。
短期間のうちに淫らに開発された身体を隠す為か、部屋の灯りは少し暗めに落している。
しかし覗き見には充分な明るさだ。まずは口接から。親父のモノを愛しそうに丹念になめ上げる幼馴染。
それでも親父のモノが充分に堅くなったのを確認すると、早々に口接を切り上げベッドに横たわる。
パジャマをはだけ、身体を伸ばして親父を誘う。その口が少し開く。
「きて・・・・」、とでも囁いたのか。親父がそれに答えて幼馴染の身体の上に覆い被さる。
パジャマを脱がせつつ、幼馴染の胸をゆっくりともみ砕いたのち、いきり立った自分のモノを幼馴染の秘所へ
挿入しようとする親父。脚を広げ愛する人のペニスを自分の中へ招き入れる幼馴染。
アイツの視線が気になるのか、親父に気取られにようにちらっちらと窓へ目を向ける幼馴染。
見られていることを意識してか、初めはベッドに横たわったまま動こうとしなかった幼馴染だが、
開発された肉体ゆえか、上に覆い被さった親父の動きに合わせて自らも身体を動かし始める幼馴染。
やがて、押さえようもない歓喜の声が幼馴染から漏れ始める。愛する人と一つになった歓びゆえの
愛する夫の肉体を求め、幼馴染のカラダが、より積極的に、より淫らに蠢き始めた。
あられもない声をあげて歓喜の声を漏らし始める。もはや押しとどめることはできない。
よりイヤらしく、より貪欲に。もはや幼馴染はアイツの見ていることなど気にしていない様子だ。
いや、もしかして見られているからこそ、より興奮しているのかもしれない。
激しい情交が続く。餓えた雌虎のように親父を求める幼馴染。
ほんと・・・アイツは今どんな想いでこの有様を見ているのか? アイツの表情からは読みとれない。
俺は最初これを見た時、情けないと思いつつも自分のモノをしごく自分の手の動きを止めることはできなかった。
それほどまでに激しい二人の交わり。
アイツは・・・・・・本当にどんな想いでこれを見ているのだろうか?

愛する人が他の男に抱かれているところを見るのは辛い。
しかし、それほど辛いというものではない。慣れたから、という意見もある。
幼馴染が他の男に抱かれるところを数限りなく目にしてきた。
しかし多くの男に抱かれつつも幼馴染の心は常に親父に向いていた。
そう、本当に辛いのは、愛する人の心が自分の方に向いていないということだ。
俺は幼馴染を何度も抱いてきた。しかし身体を手に入れることはできても、幼馴染の心を手に入れることはできなかった。
俺はもしかして、アイツに期待しているのかもしれない。
親父と幼馴染の交わりを目にしつつ、表情を変えずにじっと見つめているアイツを見ながらそう思った。
俺とアイツの違い。決定的な違い。
それはアイツには親父に対する遠慮、引け目というものがないということだ。
俺は期待しているのかもしれない。
幼馴染の親父への愛が壊れるのを。アイツの手によって磐石にも見える幼馴染と親父の絆が壊されるのを・・・

幾度もなく繰返された激しい交わりが終わった。
果てしなく繰返された幼馴染の貪欲な求めに答えて親父は爆睡している。 歳か?
それを確認してから幼馴染は身だしなみを整えて親父の部屋を出る。
廊下には一足早く、廊下の窓から室内に戻ったアイツの姿が
夫婦の営みを終えたばかりの幼馴染の、そのパジャマの中に遠慮なく手を挿し入れつつ言う。
「すごかったじゃねーか・・・・・コーフンしたぜ。歳がいもなくよくやるよ・・・」
「んん、・・・」
アイツの手が幼馴染の奥深いところで及んだのか声を漏らす幼馴染。
「へ~、いっぱい射精して貰ったじゃないの・・・・ほれ、膣内にまだ残っているぜ・・・」
「やめて・・・・・」
「コーフンさせた責任はとってもらうぜ」
「じゃ・・・・ボクの部屋に来て・・・」
「だめだ。ここでだ」
幼馴染の顔が蒼白になる。


「ダメ・・・・あの人に聞えちゃう・・・・・」
「だからいいんじゃねーか、起きてくるかもしれないと思ったら、興奮してくるだろう?」
「いや・・・・・お願い」
それでも有無を言わさず、親父の部屋の前で、少し開いた扉の脇で、お尻を突き出すような格好で
壁に手をつけさせられる幼馴染。そして後ろから覆い被さるように挑むアイツ。
まるで二人して親父の部屋を覗きこんでいるように見える。
そこからだと寝ている親父の顔がよく見えることになる。。
アイツが腰を使い始めた。肉がこすれ合う淫靡な音。
親父が起きてくるかもしれないという恐れから、片時も目を親父から話せないでいる幼馴染。
結果として、彼女は愛する夫を見つめながら犯されることになる。
ほんの少し前、ついさっきまで愛を交わしていた夫の寝顔を見ながら後ろから犯される幼馴染。
最愛の人を目にしつつ、そのすぐ側で他の男に抱かれる幼馴染。
夫を起こせまいと片手で口を押さえ、必死で喘ぎ声をださないようにしながら陵辱に耐える幼馴染。
その背徳的な行為を見ながら、俺のモノは大きく堅くなっていた。
俺は・・・・・・アイツに羨望を抱いている?
幼馴染を自由に犯すアイツに。思うがままに幼馴染を抱けるアイツに・・・・
俺は羨ましがっているのか?


「んん・・・・ん・・・んくっ・・・ん・・・あん・・くふ・・・んん」
暗い廊下に幼馴染の押し殺したようなうめき声と、肉が絡み合う音がかすかに響く
「なぁ・・・・オマエ、見られてコーフンしてただろ? すごい乱れっぷりだったぜ
 そして今度は旦那を見ながら抱かれてコーフンするってか」
「・・・・んん・・はぁ・・ん」
「ほら、言ってみるよエロ漫画みたいにさ、『あなた、ごめんなさい』って
「ん、ん・・・・・あ、あなた・・・・ごめんさい・・・・ボ、ボク・・・・・」
「へ、言いやがったか。しかし、旦那もまさか女房のココが何十人ものチ○ポをここに咥え込んでいる
 なんて思いもしあにだろうよ。知ったらどうなるかな・・・・・」
と言いつつ手をまわして接合部にふれ、愛撫するアイツ。
「ひぃぁ・・・んん・・・・・だめ・・・」
アイツのふいの行いに幼馴染の身体がびくん! 奮える。手で口を押さえつつ耐えていた幼馴染の真から
涙がこぼれる。それは快楽ゆえか。後悔ゆえか
「なぁ・・・オマエ。亭主に抱かれる時はホント、いい顔してんのな・・・・幸せそうな・・・・
 俺にもあんな顔を見せてくれよ・・・・・」
「それは・・・・・」
「見せろったら」
ふいに身体を離し、幼馴染の身体を入れ替え正面から向き合うアイツ。
そして幼馴染の顔を見つめると、いきなり幼馴染の唇を奪う。
ふいをつかれ、驚く幼馴染。だがくちづけに応じてアイツの舌を口内に招き入れる。
お互いの口内を貪りあう二人。


そして今度は向かいあう形で性交を継続する。
幼馴染の胸を揉みながら、壁に押しつけるようにして幼馴染の中に挿入するアイツ。
下から突き上げられるようにして壁とアイツのの身体の間にサンドイッチになる幼馴染。
より深く、より深く幼馴染の中に入っていくようにアイツが腰をつき入れる。
アイツの首に両手を回し、アイツの激しい求めを受けとめるのに精一杯な彼女。
その顔は快楽と苦痛に大きく歪んでいる。
「ん・・・くはっ・・・はん・・・あああ・・・ん、だめ・・・・いっちゃう・・」
「いけよ・・・・俺のナニに亭主のザーメンがぬるぬる絡みついてくるぜ・・・・俺もイキそうだ
 このままブレンドしてやる・・・・ううつ!」
そして幼馴染の奥深いところまで届くように、思いっきり突き入れた形で精を放つアイツ。
しばらく微動だせずに、そのまま余韻を味わっていたが最後に、射精された快感で腑抜けたようにしている
幼馴染にまたキスをする。先刻とは違った愛しおしむような優しいキス。
ぼうっとし放心したまま、アイツのキスをうける幼馴染。
股間からアイツのザーメンをタレ流しながら立っている。
そんな彼女にアイツは声をかける。
「おまえの部屋へいくぞ。 ・・・・・・・まだまだ、もの足りないって顔してるぜ」
「・・・・・はい」
そのまま彼女の部屋に消える二人。
結局、夜明け近くまで二人の交歓は続いた。
何も知らず眠り続ける親父。


狭いながらも我が家には和室がある。
普段、客間と使われるそれには床の間がお約束のようにあり、そこには、これまたお約束ということで
掛けられた、そこに何を描かれているか誰も見向きもしないような掛け軸と、もはやは花の生けられることのない
花瓶があったりする。
そんな典型的な建売住宅の和室に今、幼馴染と親父とアイツの三人がいる。
向き合う形で座布団の上に座っているアイツと親父。お茶を運んできた幼馴染が親父の脇には少し離れて、
そのまま座っている。これから、一体なにが起きるのか? と不安そうな彼女。
外見だけ見れば、「お義父さん、お嬢さんを僕にください!」の構図だ。
外で鹿おどしが、かこーんと音を立てていれば完璧だ。(もちろん、そんなものはないが)
しかし実体は、亭主と妻と間男が顔を並べているに過ぎない。
いったいこれから何が? と不安と好奇心とともに覗いている俺。

しばらくの間沈黙が支配していたが、おもむろに向かって話し始めるアイツ。
開口一番、「おじさん、彼女と俺が付き合うのを認めてください!」ときた。
突然のことにうろたえる幼馴染。表面上は冷静なままの親父。
「済まないが・・・・・・私は彼女の保護者ではないのだよ。知っているかも知れないが・・・・・それに」
「知っています。いや、それ以上のことも知っています。二人の関係のことも全て」
親父はしばらくアイツの言葉をじっくりと噛み締めるように熟慮していたが、やが重々しく口を開いた。
「知っているなら、何故?」
「それは俺の方が彼女をシアワセにできるからです1 二人の関係は間違っています。
 だから、あえて正々堂々と言います。彼女を俺にくださいっと」
真顔でそう言ってのけるアイツ。躊躇いを見せることなく。


一つ一つの言葉をじっくり吟味するように親父が言葉を返す。
「そこまで知っているのなら、なおさら彼女に言うべきことだ・・・・・・・・どうするかは彼女自身が決めることだ」
重々しい親父の口調に動じることなくアイツは話を続ける。
「ええ、それでもでも言っておきたかったです。それに、俺・・・・・彼女と寝ました」
思いがけない、いや、予想されてしかるべきアイツの台詞に蒼白になる幼馴染。
親父は、それでも動じることなく(少なくても表面上は)、ゆっくりと幼馴染の方を向いて言う
「本当なのか?」
その場で泣き崩れる幼馴染。それはアイツの言葉が真実であることをなによりも雄弁に語っていた。
そしてアイツの言葉は続く
「あ、彼女を責めないでください。俺の方から無理やり誘ったんです(まったく、そのとおり)
 でも、それは彼女のことを好きだから、そうしたんです。ええ! 我慢できないくらい愛しているから
 そして彼女を抱いて確信しました。彼女には・・・・・俺の方がふさわしいと! 俺は誰よりも彼女を
 愛していると!」
あまりにも理不尽と言えば理不尽とも言えるアイツの台詞。それでも親父は最後まで冷静さを失う事はなかった。
「最初に言ったように、それは、あくまで彼女自身が決めることだ。私からは言う事はない。
 もし言う事があるとすれば・・・・・唯一つ、不愉快だ」
そのまま席を立ち、「ごめんなさい、ごめんなさい アナタ、ごめんなさい」と謝り続ける彼女に目もくれず
部屋を出ようとする。予想越えた展開に半ば呆然としていた俺は、隠れるのを忘れそうになった。
それでも俺は親父が自室に入ったの確認していから和室に入り、アイツに詰め寄る。
俺に胸倉を掴まれながらも、アイツはしれっとした顔でいう。声を落して
「約束は守っているぜ・・・・・ちゃんとオマエと彼女のことは秘密にしているだろ?
 ま。この続きは明日放課後にでもな」
幼馴染の胸をかきむしるような慟哭はずっと続いていたままだった。






狭いながらも我が家には和室がある。
普段、客間と使われるそれには床の間がお約束のようにあり、そこには、これまたお約束ということで
掛けられた、そこに何を描かれているか誰も見向きもしないような掛け軸と、もはやは花の生けられることのない
花瓶があったりする。
そんな典型的な建売住宅の和室に今、幼馴染と親父とアイツの三人がいる。
向き合う形で座布団の上に座っているアイツと親父。お茶を運んできた幼馴染が親父の脇には少し離れて、
そのまま座っている。これから、一体なにが起きるのか? と不安そうな彼女。
外見だけ見れば、「お義父さん、お嬢さんを僕にください!」の構図だ。
外で鹿おどしが、かこーんと音を立てていれば完璧だ。(もちろん、そんなものはないが)
しかし実体は、亭主と妻と間男が顔を並べているに過ぎない。
いったいこれから何が? と不安と好奇心とともに覗いている俺。

しばらくの間沈黙が支配していたが、おもむろに向かって話し始めるアイツ。
開口一番、「おじさん、彼女と俺が付き合うのを認めてください!」ときた。
突然のことにうろたえる幼馴染。表面上は冷静なままの親父。
「済まないが・・・・・・私は彼女の保護者ではないのだよ。知っているかも知れないが・・・・・それに」
「知っています。いや、それ以上のことも知っています。二人の関係のことも全て」
親父はしばらくアイツの言葉をじっくりと噛み締めるように熟慮していたが、やが重々しく口を開いた。
「知っているなら、何故?」
「それは俺の方が彼女をシアワセにできるからです1 二人の関係は間違っています。
 だから、あえて正々堂々と言います。彼女を俺にくださいっと」
真顔でそう言ってのけるアイツ。躊躇いを見せることなく。



一つ一つの言葉をじっくり吟味するように親父が言葉を返す。
「そこまで知っているのなら、なおさら彼女に言うべきことだ・・・・・・・・どうするかは彼女自身が決めることだ」
重々しい親父の口調に動じることなくアイツは話を続ける。
「ええ、それでもでも言っておきたかったです。それに、俺・・・・・彼女と寝ました」
思いがけない、いや、予想されてしかるべきアイツの台詞に蒼白になる幼馴染。
親父は、それでも動じることなく(少なくても表面上は)、ゆっくりと幼馴染の方を向いて言う
「本当なのか?」
その場で泣き崩れる幼馴染。それはアイツの言葉が真実であることをなによりも雄弁に語っていた。
そしてアイツの言葉は続く
「あ、彼女を責めないでください。俺の方から無理やり誘ったんです(まったく、そのとおり)
 でも、それは彼女のことを好きだから、そうしたんです。ええ! 我慢できないくらい愛しているから
 そして彼女を抱いて確信しました。彼女には・・・・・俺の方がふさわしいと! 俺は誰よりも彼女を
 愛していると!」
あまりにも理不尽と言えば理不尽とも言えるアイツの台詞。それでも親父は最後まで冷静さを失う事はなかった。
「最初に言ったように、それは、あくまで彼女自身が決めることだ。私からは言う事はない。
 もし言う事があるとすれば・・・・・唯一つ、不愉快だ」
そのまま席を立ち、「ごめんなさい、ごめんなさい アナタ、ごめんなさい」と謝り続ける彼女に目もくれず
部屋を出ようとする。予想越えた展開に半ば呆然としていた俺は、隠れるのを忘れそうになった。
それでも俺は親父が自室に入ったの確認していから和室に入り、アイツに詰め寄る。
俺に胸倉を掴まれながらも、アイツはしれっとした顔でいう。声を落して
「約束は守っているぜ・・・・・ちゃんとオマエと彼女のことは秘密にしているだろ?
 ま。この続きは明日放課後にでもな」
幼馴染の胸をかきむしるような慟哭はずっと続いていたままだった。



好きな娘に自分に選ばれなかったという事実。
それはその娘が選んだ相手より自分が劣っているのではないか? という劣等感を与えてくれる。
それはアイツも同じハズだ。その恨みから、彼は幼馴染を陵辱し続けてきた・・・・・そう思っていた。
だからアイツが彼女と寝たことを話したのも復讐の一環であると考えることができる。
しかし、必ずしもそれだけが動機ではないとしたら?
まだ幼馴染をあきらめていないとしたら?
アイツの持つアドヴァンテージ、それは親父に対するコンプレックスというものが、ないということだ(当然ではあるが)
故に、まだ幼馴染に対するアプローチを果敢にも続けているとしたら?
あの告白も単なる陵辱者から幼馴染を巡って争う対等の存在になる為と考えられなくもない。
いくら幼馴染に大きな心理的ダメージを与えられるにせよ、また、まだ「俺と幼馴染の関係」という手駒を持っているにせよ
「幼馴染の過ち」という脅迫のネタを使用する。つまり手放す理由を説明できない。
しかし、幼馴染を巡るライヴァルに昇格したとしても、あるいは親父と幼馴染の絆を壊したせよ
幼馴染の心がアイツに向くとは、とうてい思えない。
なにか秘策があるのか? それとも単なる復讐だったのか?
もしかしたら、いつか絶対、幼馴染の心は自分の方を向くという彼特有の根拠のない自信かもしれない。
もっとも、その根拠のない自信というのが一番恐いのだが。裏打ちするものがない故に決して崩されることがない自信。
ともかく今の俺にできること、しなくてはいけないこと。そしてある意味待ち望んでいたことかもしれないこと
それは幼馴染を慰めることだった。



部屋にこもり、泣き続ける幼馴染を慰める。
どんな台詞を吐いて慰めたのかは、恥ずかしいので省略するとして、ともかく努力の甲非があった。
少し泣き止んだ彼女。その彼女が俺に言ったのは「ごめんね」という謝罪の言葉だった。
「ごめんね、心配けちゃって・・・・」
「いいよ、別に・・・・家族・・・・なんだから」 ありきたりの台詞しかでてこない。
「あのね・・・ボク・・・キミに心配かけたくなかったんだよ。うん・・・・だって、ボク、キミの『お母さん』だもん
 だからアイツたちに抱かれている時も平気なフリをしていたの・・・・・心配かけたくなかったから 
 でもダメだった・・・ふふ・・・ボクお母さん失格だね。キミに慰められてばかりだね・・・・・
 でも嬉しい・・・キミが心配してくれて。 もうボクのこと『あんな淫乱な女、家族でもなんでもない』と
 思っているんじゃないかと思っていたの・・・・・・・でも、ちゃんと心配してくれてたんだ・・・・・
 ごめんね・・・・・あんな姿見せちゃって。もしかしてキミのこと傷つけちゃった? キミの直ぐ目の前で
 抱かれたりなんかして・・・・・嬉しそうにお尻振っちゃってたりして、ごめんなさい・・・・
 本当にキミにだけは心配かけたくななかったんだよ・・・・ホントだよ・・・・でも、そのことがかえってキミを
 傷つけていたのかも・・・・・ホントにごめんね・・・・」
ああ・・・・・彼女は俺のことをちゃんと考えていてくれたんだ。
もう彼女は俺のことなど眼中にないと思っていた。でも彼女は俺のことを心配してくれている、自分のこと以上に
もしかしたら。親父という拠り所を無くしかけている彼女が単に新たな拠り所を求めているだけなのかもしれない
それでも構わない。幼馴染の彼女が俺のことを考えてくれている。アイツに抱かれている時も俺のことを考えてくれていた
そう思うだけでも俺は嬉しくなった。そして幼馴染を改めて愛しく感じる。俺の大切な幼馴染。
なにがなんでも彼女を守らなくては。そんな気持ちが湧いてくる。
俺はその夜温かい気持ちで包まれて眠ることができた。

そして俺は次の日、その決意を胸に、彼女とともにアイツが指定した場所に向かった。


「待ってたぜ」
ふてぶてしく言ってのけるアイツ。
「どうして、あんなことしたんだ!?」
俺は彼に挑みかけるようにして言い放つ。背後に心配そうにマ成り行きを見守る幼馴染。
「えっ? あれかい? 別に『約束』は守っているんだから問題ないだろ?」
「どこが! 脅迫して無理やり抱いておきながら、そのことをバラすなんてフェアじゃないだろ?」
「フェアだって?」
平然と俺を押しのけ、彼女に近づき前に立つアイツ。いきなり手を伸ばしスカート越しに幼馴染の脚の間に滑り込ませた。
「やめろっ!」
「おっと・・・動くなよ。『約束』はまだ有効だし、おまえも当事者なんだぜ・・・・」
言葉を続けながら幼馴染の股間を愛撫するアイツ。幼馴染は脚を踏ん張り、毅然と立ちって。まるでアイツの指など
存在しないかのように平然な顔をしと耐える。その彼女の決意。
「・・・なぁ、いったい何十人のチ○ポをココに咥え込んできたんだ?
 旦那さんも、他の男のチ○ポが自分が挿入れた以上に出入りしていると知ったら、さぞ魂消るだろうよ
 しかも・・・・・・そのうちの一人のが実の息子のチ○ポときている」
「んん、ん・・」 幼馴染の口から呻き声が微かに漏れ、顔が僅かに歪み始めた
「それにな・・・・・アンタ、散々大勢の野郎といいオモイしておきながら、平気で亭主と暮らしていけんのかよ?
 それこそアンフェアってもんじゃないのか? ええ!?」
「ん、ん・・・・んんっつ・・あぁ・・・いやぁぁああ 言わないでっ」
とうとう幼馴染の身体が崩れ落ちる。大きく上下する彼女の肩。乱れた息。紅潮した頬。
アイツの指使いに耐え切れなくなったのだ。いや、アイツの言葉に耐えきれなくなったのだ。
「だから、おまえさんは選ばなきゃならない。亭主か? それとも俺達・・・・いや俺のどちらかを」
「・・・・何がしたいの? ・・・・何を望んでいるの?」
さっきまでとは違った、弱弱しい態度の彼女。アイツを見上げて懇願するように言う。
その目は怯えているかのよう。いや怯えているのだアイツを、後に続くアイツの言葉を



「勘違いすんなよ、俺がこの前言ったことは全部本当のことだ。
 俺はおまえが好きだ。愛している。淫乱なおまえが大好きだ。
 だから言う。あんなオヤジにおまえは相応しくねぇ 俺の女になっちまえよ。亭主と別れてよ・・・
 なぁ、おまえさんが思っている以上におまえは淫乱で、スケベで男狂いの女なんだぜ
 だからよ・・・あんなオヤジのチ○ポじゃ満足できねぇ
 おまえみたいな淫乱でヤリマン女、満足させた上に愛せるのは俺くらいなんだよんだよ・・・・・
 なっ・・・・別れちまえよ・・・・・・・」
「できないよ、ボク・・・・・・そんなこと」 厳しい教師を目の前にした幼い子供のように怯えながら幼馴染が言う。
「勝手なことをいうな! それに、そうしたのは全部アンタだろうが・・・・」
「へぇ そうかい。じゃあ試してみるかい?」
「なにを?」「何を?」 口をそろえて答えてしまう俺と幼馴染。
「もう俺は金輪際、おまえには手を出さねぇ、他の野郎にも指一本触れさせない。
 おまえさんの方から言ってこない限りな・・・・・・
 でも、おまえ亭主のチ○ポだけで我慢できるのか? 
 無理だ。できっこない。すぐに俺やちのチ○ポが恋しくなるだろうさ」
「で、できるもん! そんなの全然平気だよっ!」
「・・・・・・・・・・・」
「じゃあ、決まりだ。でも忘れるな。おめーは俺のモノになる運命だからよ・・・・・
 あと、それに・・・・・それには条件が二つある。」
「条件?」
「一つは俺達がおまえにしたことは秘密にすること。旦那には一度っきりの過ちだったとでも言っておけ。
 あともう一つは・・・・・・」
「一つは?」
「・・・・・・・最後にもう一回だけヤラせてくれ。当分はおまえさんのカラダともお別れになるんだからよ
 なっ、いいだろ? 頼むよ。これっきりだからさ・・・・・・」
しばらくの間、躊躇していた幼馴染。やがて意を決し、俺に目で合図する。
『・・・・おねがい、ボクは平気だから、もう行って・・・・』っと



先にも述べたように片想い女の子を寝取られたという事実は途方もない劣等感を与えてくれる。
自分が能力的にも人間的にも劣っているのではないかという劣等感。それを跳ね除けるにはどうすればいいか?

1.正々堂々、自分自身を高めるやり方
2.いかなる手段を用いても欲しい女を手に入れ、そのことによって自分を証明するというピカレスクな方法。
3.「すっぱい葡萄」を決め込み、なんでもないことさ、と自分を慰める方法

とが考えられる。アイツは明らかに2.の手段だ。では俺はどうなのか?
比較的3.が近いといえる。しかし決定的に違うのは俺が幼馴染を諦めきれていないということだ。
では、俺はどうしたいのか?
1.の方法? 冗談・・・自分を高めて賞品のように好きな娘を貰う。そんなのは性にあわない。
根性ものは俺のもっとも苦手のするものだ。まして好きな女の子が努力の末に貰えるなどという発想は・・・・
ではアイツ同様2.の方法? それは以前やって失敗している。ある意味、今の状況は自分の浅はかな
企みが原因とも言える。さてどうしたいんだ俺?
アイツの考えていることは容易く分かる。
幼馴染に性の快楽を覚えさせ忘れなくする一方で、彼女の心の拠り所である親父との関係にヒビをいれ、
快楽の禁断症状により幼馴染が自分無しでは居られない事を自覚させ。身も心も隷属させる魂胆なのだろう。
まるで官能小説のような作戦。そんな作戦をとるなんて、よっぽどのバカか、よほどアイツは自分に自信があるか
あるいはその両方だろう。俺にはとてもできはしない。

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