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大きなもみの木の上で(その12)

仲村万理子の自宅。
その庭にあるもみの木の上で、僕はその瞬間を待っていた。

下着姿で恥ずかしいポーズを取ろうとしている万理子。
それは、賭けの代償だ。
万理子は亮との賭けに負けたから、
今からそれをしなくてはならない。

(アニメじゃ見えそうで見えなかったけど、今の万理子だったら…)


異様な興奮が僕を包む。
小さな恋人同士の、小さな秘め事。
それを、今は見る資格の無い僕が見ている…

(カメラ持ってくりゃよかったな)

親父の部屋にはデジカメもあったのに。
今更ながらに悔やまれる。

この時、僕の心には結構余裕が生まれていた。
幼すぎる亮と万理子の関係など、簡単に覆せるという自身があったからだろう。



お、万理子に動きが。
ベッドに腰掛けた亮の前に立ち、身構える。

(始まった!)

一瞬たりとも見逃すまいと、僕は展望台から身を乗り出させた。

『んじゃ亮くん、準備して』
『オッケー』

準備?
何だそりゃ?
ものまねに、そんなものがいるのか…

(って…
 えええええっ!?)


唖然。
とした。

信じがたいことが、起きた。


『よっと…』

何と、おもむろに亮がブリーフを脱いだのだ。
しかも何の躊躇も無く。
そして万理子の眼前にさらされる、亮のおちんちん…
それは、固く固く充血し、反りくり返っていた。

『あ、亮くん、もうおっきい』
『前に一回食らってるからな』
『憶えてるんだ』
『へへ』

亮の股間を見て嬉しそうな万理子。
何で?
照れるとか、恥ずかしいとかは、無いの!?

『準備できたぞー』

見ると、亮はベッドに仰向けになり、自ら大きく両足開いて己の股の間にある全てを
前に立つ万理子に晒していた。
ちょうどそれは、赤ちゃんのおむつを替える時の格好に見えた。


『じゃ、始めるね』

ちゅぷ、と。
万理子が自分の左手人差し指を舐めしゃぶり始めた。
それは、ソルジャームーンが技の前に指を唇につける仕草に見えなくも無い。
でも一体これは…

『おーい、まだかよぉー』
『ん…ん…もうちょっと』

ひとしきり自分の指を舐り終えた後、万理子は口を離した。
その指は、唾液に濡れそぼって、てらてら輝いていた。

『おまたせ。じゃするよー』

そう言うと、万理子は亮の前に跪き…

(な!!!)

右手で亮の固く勃起したおちんちんを、手に取った。

『ぉおう』
『わはー、カチンコチン』
『だろ? だから早く早く』
『りょーかい』

そして万理子は…
亮の固く勃起したおちんちんを…その可憐な口に含み始めた。


二人の声が重なり始める。
しかしその動きは反対の挙動。

『おはぁ…』

亮の口からは吐き出される吐息が。

『ちうぅ…』

そして万理子の口には、
吸い込まれる、亮のおちんちんが…

長く続く吸引。
断続的な喘ぎ。



そしてそれと重なるように、、

(かっ…、はぁ…っ!)

僕の肺からは不完全燃焼の酸素が吐き出され、

「…ぁぁぁ…ぉぉぉ…ぁぁぁ…」

それに伴い、声にならない声が漏れ出ていた。


部屋の外と中で、僕ら三人の呼吸がシンクロする。

『ぅん、ん、ぅん、うん、ぅん』
『あっ、おうっ、あ、は、あ、』

「…ぁぁ…ぁぁ…ぁぁ…ぁぁ…」

さも楽しそうに亮のおちんちんをしゃぶる万理子。
万理子から与えられる快楽に喘ぐ亮。
そして、おもちゃ屋で先を越された子供のようにうめく僕。

『えろっ、えろっ、えろんっ』

万理子が亮の亀頭の部分を円を描くように舐り続けている。
しかし、一番敏感な裏筋には決して舌をつけようとはしない。

『あっ、万理子っ。 もう駄目もう、許して』
『んふ…』

じわじわと寄せては引く快感にじらされ続けられた亮に泣きが入った。
それを聞いた万理子は、先ほど舐めしゃぶっていた左手の人差し指を構える。


『むーん、ほるれーど…』

亮のおちんちんを咥えながら、もごもごと何かを呟く万理子。
そして…

『あはっく!』
『はおあ!!』

いきなり万理子は、構えた指を亮のおしりの穴に突っ込んだ!
そして舌は舌で、亮の裏筋の集中攻撃を開始する!

『んんんんん、んんっ、っんっん!』
『ああん、いあん、おおん、んあん!!』

女の子のような声で泣く亮。
その足が、これ以上ないくらいにピンと伸ばされている。
おちんちんは…万理子の口の奥深くに埋まって…見えない。

『あ、も、もう、ンもう!』
『ん、んん、んっ』

亮がじたんばたんとのたうち、
万理子の頭が激しく前後し、

そして両方の動きが、止まった。


『あ…っ!』
『んっ』

『ああ…っ!』
『…ん』

『あ…っはっ…』
『…んう…』

亮のおちんちんだけが、万理子の口の中で、ピストンのような激しい動き。

(射精だ……
 亮が、万理子の、口の中で、射精……してる……)

あまりの出来事。
僕の存在とは無縁のところで起きている出来事。
近づくことも、触れることも、できない。
自分の手足が、在るという実感を無くしてしまった。
ただ股間だけは、冷静に反応して勃起状態だったりする。

この時僕は…頭とおちんちんだけの存在になってしまっていた。


『出たねー』
『あー、気持ちよかったー…』

事を終え、ぐったりとする二人。
万理子に、亮の精液を吐き出した素振りは無かった。

『ね、亮くん。 もっとしよう』
『うん、しようしよう』

そう言って飛び起き、もどかしげに服を脱ぎ散らかす二人。

(まだ?
 まだするのかよ?)


『『お互いに気持ちいいモノが目の前にあったら、我慢できる?』』


全裸で相手に組みかかる二人は、行動で僕にそう言っているように、感じた。


『お、万理子も固いなー。 何で?』
『気持ちいいとおっきくなるっぽいの』
『いい匂い。万理子いい匂い』
『亮くんのここも私の好きな匂いするよ』
『あ、ここはどうよ?』
『わ、そこ気持ちいい。そこもっと』

互いの体をこねくり回しながら、無邪気に気持ちいいポイントを教えあう。
その言葉は、行動は、ストレートで遠慮が無かった。

それは、ネットで見たようなお決まりのパターンの男女の絡みとは違い、
その…すごくリアルで、欲求に直結していた。

亮が万理子の髪に顔を埋めて深呼吸。
万理子は亮の脇に鼻をつけて深呼吸。

アソコを啜る亮の頭を、万理子の太ももがガッチリと押さえつける。
亮の指は万理子のお尻を思う様にと撫で回していた。

万理子のおっぱいにおちんちんをなすり付ける亮。
そしてそのおちんちんを執拗に手で擦る万理子。


二人で気持ちよくなる方法を、嬉々として探究する二人。
それを眺めながら、僕は途方も無い敗北感に打ちひしがれていた。


(万理子が僕なんかには決して見せようとはしない姿を、亮にだけ晒している。
 しかも僕を振った、その日の夜に…)

(あの時の涙は一体何だったんだよ!
 何であんなこと言ったんだよ!)


僕は、亮の胸に股間を押し付け、激しく腰をグラインドさせる万理子に向かって問いかけた。


『あん、あはっ、もっと、もっとズズって、してよう…』
『こんな…んぷ…感じかぁ……?』


(…亮に会えば忘れる位のものってことかよ)

万理子の背中が、そう答えていた。

(そうかよ。 だったらこっちにも考えがある)

僕の中で、黒い思考むくむくと湧き上がってきた…


(もし、この光景をビデオに撮ってあるって万理子に言ったら…?)


万理子、泣くかな。
どんなことでもするから、誰にも言わないで、って言うかな。


(誰にも言わない。
 その代わり、万理子のバ-ジンを僕に渡すんだ…
 
 …なんて言ったら…?)


見た限り、二人はちゃんとしたSEXには至っていないようだ。
だったら僕が、初めての男になってやる。
僕がイニシアチブを取るには、これしかない。

――黒い計画、今ここに完成――

僕はすぐさま木を降り、自分の家に向かって走っていった。

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