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動き出した歯車(その14)

2、3歩はなれ、振り向いて香織の表情を観る。
その顔は、何とも形容し難かった。悲しみ 諦め 嫉妬 愛しみ 憎悪 その他様々な感情が同居しているの
だろう。今まで生きていてこんな表情の香織を見た事はなかった。

でも、ここまで来たからにはもう後戻りはできない。
「あのさ、何も今生の別れ、なんて言うつもりはないんだよ」
「お前の顔見ても、胸が苦しくなったりしなくなるまででの間会わないようにする、って言っているんだ」
「そのうちさ、いつもの様に気軽に話し合えるようになる時がくるさ」
「そしたら、又言いたい事言って、元通り仲良くやろうぜ」
「買い物とか、お茶くらいは付き合ってやるから、な?」

「………うん………」

微かに返事が聞こえたような気がした。

「じゃあ、俺 帰るわ」
香織に背を向け、家に向かって歩き出した。

終わった。
これで香織との事は終わったんだ。
辛いけど、苦しいけど。
こうするしかなかったんだ。お互いのために。

それに
自惚れかもしれないけれど、景子を悲しませたくなかった。
だから、この判断は正しいんだと自分に言い聞かせていた。


家に帰ると、明かりは消えていた。
びっくりして時計を見ると11時15分、確かに予想外に時間は過ぎていたけれど、家族全員が寝入るような
時間ではない。恐らく俺に気を使っての事だろうが、何だか気味が悪かった。
家のドアの鍵を掛け、自分の部屋に行く。ベッドに横になって目を瞑ったものの、眠れるはずも無い。
-こりゃ、明日の授業は地獄だな。-
と、そのとき、コンコン ドアをノックする音が聞こえた。
ガラガラ――――――。こちらの返事などお構いなしの勢いでドアが開く。こんな事をするのは家ではたった
一人しかいない。
案の定 姉貴だった。
恐ろしい形相でつかつかとこちらに歩み寄ると、ベッドの端に座った。
相変わらず視線は此方の目にビタッと合って微動だにしない。

「お前…香織に何をしたの?」
低い、押し殺した声がこちらにのしかかる。決して大きい声ではないものの、その声の重さと視線の迫力に
圧倒される。視線をはずす事もできなかった。、
香織は姉貴にとっても可愛い妹……大切な存在だった。だから、今日香織が(想像だが)俺の家に思いつめた
顔で乗り込んだ時、香織が俺に何かされたと思っても不思議ではない。
「な……なにも……何もしてないよ」

「じゃあ、何で香織が家にまできて『ひろクンと話がしたい』なんて言う?」
「お前、その時の香織の顔、想像つく?もう 悲壮感バリバリで、お母さんなんて『博昭に何かされたの?』
なんて訊いたくらいだったんだよ?」
そうか……香織も相当覚悟を決めての事だったんだ……

「あいつは 俺の事、何か言ってた?」

「いや、その後は何訊いてもダンマリだったし、あの子の顔見たらとても訊けるような状況じゃなかった」


……やっぱり、何があったか あいつからは言ってないのか……無理もないか。お袋になんて到底話せるよう
な事じゃないしな。
でも、姉貴には話さなくちゃ。あいつの事、実の妹のように可愛がっていた姉貴には本当のこと、全て話さな
くちゃ。
俺は、姉貴に今までの事を全て話した。
あいつから、別の男と付き合っていると、そいつとエッチまでしたと言われた事。後日その様子を見てしまった事。その後、その事がショックで寝込んでしまった事。そして、その時優しく慰めてくれた人の事を。

苦しかった。胸が張り裂けそうだった。一言一言喋るたびに、神経がずたずたになる思いがした。
でも言わなければ。姉貴にだけは本当の事を言わなくてはいけないような気がした。
いや、姉貴にだけは、本当の事を知って、俺の気持を解って欲しかった。

俺が言い終えた後、暫くしてこう訊いてきた。
「それで、お前諦めたわけ?」
「取返そうと思わなかったの?」

カチンと来た。こっちは今、神経ズタボロになりながらも、何とかわかってもらいたいと思って、何とか自分
を奮い立たせながら話したと言うのに。

「さっきも言ったろ?あの時、今はこれでもいいって思ったのは、こうやってればまたあいつの気持がこっち
に向くんじゃないかって思ったからだって」
「もういいよ!姉貴にすれば 積極的に取返しに行かない俺が意気地なしなんだろ?部室で覗き見した時、乱
入しなかった俺がヘタレなんだろ?わかったよ。それならそれでいいよ!もう返ってくれよ!!!」
思わず声が大きくなってしまう。
「シーッ声がでかい」
そう言われて、声を潜めた。
幸い、親が此方に来る気配はない。


「ごめん、お前をなじるつもりはないよ。ただ、一度好きになった人をそう簡単に諦めきれるのかな、て思った
だけだから。一番傷ついてるのお前なのに、ちょっと配慮がたりなかったね」

「そんな感単に諦めきれるわけないよ。ただ………

「ただ?」

「ただ、あいつに抱きついた時、『痴漢!』て言われた時は、へこんだよ」
「俺がやっているって言うのが解ってるのに、『痴漢』だものなぁ………あれが、とどめだったと思う」

「それは……辛いね。確かに、そんな事いわれたら、踏ん切りついちゃうな……」
「あーあ、残念残念。私としちゃあ、お前と香織がくっついて、香織が正真正銘私の妹になってくれるのを、
期待してたんだけどな」

「期待に添えなくて、ごめん」

「いいよ、そんな事、お前が謝ることじゃない」
「しかし、まぁお前が香織以外の女の子と仲良くなるなんてねぇ。この朴念仁にそんな甲斐性があるなんて、
思いもよらなかった。見直したよ」

「変な褒めかたしないでくれよ」

「ごめんごめん。別に皮肉でも何でもなくて、感心してるんだよ。お前も男の子なんだなーってね」
「その娘の事、好きなんだろ?」

「………よく解らないけど、……悲しませたくはないって思う」


「あのな、そういうのを世間一般じゃあ『好き』って言うんだよ」

「そう……なんだ」

「そう。だから自分の気持に自信持ちなよ。『自分はその娘が好きだ』って事にね」

「うん………わかった」

「……あっと、もうこんな時間。寝ないと……」
いつの間にか1時を過ぎていた。たったこれだけの会話でこんなにも時間が過ぎていたのか。
「邪魔しちゃったね」

「いいよ。姉貴には知っておいて欲しかったし、こっちの気持も整理がついたし。ありがと」

「そう。それじゃ、おやすみ」
そう言って姉貴は部屋を出た。
部屋を出る際、「今日デートした彼女、大切にしてあげなよ」そう言った姉貴の顔は、いつになく優しいものだった。



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香織の日記
---------------------------


「期末テストの勉強、一人でやらせてくれないか」
次の日の放課後、アイツの家へ行く途中、言われた。
試験期間に入っているから放課後の部活が無いのはアイツも知っているはずなのに……なのに教室に行ってみ
ると、もう居なかった。
クラスの人に訊くと『終業と同時に猛ダッシュで帰った』との事。
何か腑に落ちないものを感じながら家に帰っていた処、いきなり携帯が鳴ってこう言われた。
何なの?訳わかんないよ。
一緒に勉強するって約束だったじゃない。
何で?………嘘つき!
私が赤点とって追試になっても、補修になってもいいの?
そうなったら、あんただって 一緒に緒に遊べなくなるんだよ?
馬鹿!!!
もういい!知らない!夏休みになっても遊んであげないから!

解ってる。
アイツがいきなりこんな事言い出したのは、昨日のことが原因。
やっぱり、あんな事言うんじゃなかった。
嘘でも「そんな事やってないよ」って、にっこり笑って言えば良かった。
何で本当のこと言っちゃったんだろう。
あの時の自分の気持がわからない。
それに…

アイツに、「やってもいい」後、急に震えが止まらなくなった。
あの時、アイツが私を押し倒していたら………、
結局、アイツが帰った後、暫く私の震えは収まらなかった。.
今も、思い出した途端手足に震えが来る。
何で?何で震えるの?
その事でまた一段、落ち込んだ。


先輩とはできる事が、アイツとはできないの?
10年以上一緒だったのに、今になってようやく気付いたの?
アイツから『好きだ』と言われて、素直に『好き』と答えた。
お互い相思相愛なら、そういう事になってもおかしくないのに、いざそうなるかもしれないと思ったら、体中
に鳥肌が立った。
ナンデ?
ドウシテ?
アイツノコト、ヤッパリ スキジャナカッタノ?
私の中で、悪魔が囁く。

違う!絶対違う!!!
気が狂ったように 頭を振った。眩暈がする。気持が悪い。



ひろクン………私、あなたの事、好きなのかな?

ねぇ、『好き』て言わせて。
側に居てよ。声を聞かせてよ。私の事、"ギュッ"てしてよ。
でないと、私、……自分の気持がわからなくなる……


試験が終わっても、アイツの態度は変わらなかった。
行っても席に居ない。居ても顔を合わそうとしない。喋りかけても曖昧な返事しか返って来ない。
何で?、どうしてそういう事するの?酷いよ!

悪いのは私。
好きな人がいるのに、他の人としてしまった。
アイツに対して『酷い』なんて事言う資格、私にはない。

でも、でもね、聞いて。
私、今でもひろクンのことが好きなんだよ。
確かに先輩とはああいう事しちゃったけど、心はあなたに向いているんだよ。
だから、私の話を聞いて。私の目をみて…お願い。

終業式、部活に入る前に あいつの席に行って夏休みの予定を訊いた。

「えーと な、夏休み入って直にバイト。7月中はバイトで一杯」
「8月は2日から空手の強化練習にはいって、8日から15日までは合宿だわ」

「ちょ、ちょっと待ってよ。それじゃ夏休中遊ぶ時間無しって事?」

「うん、そうなるな」

「そんなぁ、夏休みになったら海に行こうって約束してたじゃない。忘れたの?」

「ん?……あ、あぁ……すまん」


そんな…ひろクンと一緒に海に行って、一緒に泳いで、一緒にカキ氷食べて、一緒に花火して、一緒に日焼けしようって…そのために期末のテストも一所懸命にやったのに。
水着だって新調したんだよ。高校生になったんだもん、ビキニで悩殺してやろうって…………

…………バカ……………………………ぶゎっっっっっかーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
もう、いいよ。夏休みは先輩と遊ぶから!!!

先輩の携帯に電話………………なかなか繋がらない。切ろうと思った時にようやく繋がった。

「はい、もしもし」

「先輩、私…あの」

「あ、香織ちゃんか…悪い、これから練習なんだ。終わったら電話するよ」
直に切れてしまった。
そうだった。先輩、アイツなんかよりずっと忙しい人だった。
何だか、一人取り残されたみたいで寂しい。
先輩の彼女だった人たちも、やっぱりこういう寂しい思いしてきたのかな?
だから、長続きしなかったのかな?
何か、先輩が可哀相に思えた。
……とはいえ、夏休みの予定、どうしよう。……私もバイトしようかな?
嫌だよ、こんなの。
遊びたいのを我慢して、一所懸命に勉強して、やっと高校に入って、さぁ青春を謳歌しようと思ったのに、
こんな夏休みになるなんて…
誰でもいい。何とかして。お願い!!!

夕方、ぶつくさ言いながら家でアルバイト情報誌を眺めていたら、携帯に着信が入った。
誰だろう?もしかして、アイツかな?………怖れ半分、期待半分で携帯を取った。


「はい、もしもし」

「あ、香織ちゃん?僕だよ」

先輩だった。何かがっかりしたような、嬉しいような複雑な気持だ。(先輩、ごめんなさい)
「あ 先輩、どうしたんですか?」

「『どうしたんですか?』て、今日電話くれたじゃない。その時、相手する事できなくて、用件も聞かずに切っ
ちゃったから、今その用件訊こうと思って。ごめんね、あの時はなにも聞かずに切っちゃって」

「いいんです。先輩 忙しいのに、都合も考えないで勝手に電話したわたしが悪いんだから」

「あ……今の言い方、可愛い。……ところで、昼間の電話の用件て、何?」

「………へ?…あ、あぁぁぁ」
『可愛い』なんて言われて、ボーっとしちゃった。気をつけなきゃ。
「あ…いや、夏休み…できれば、前半に……一緒に遊べる日はあるかなー……って思って電話したんですけど
……ごめんなさい。忙しくてそんな暇ないですよね?」

「うーん、8月の後半なら、空いている日はあるかもしれないけれど、ちょっと前半はないなあ…………っと
ちょっとまって」
ゴソゴソと音がしたかと思うと、ダダダダッ、と階段を降りる音が聞こえる。一体何してるんだろう。
モゴモゴという会話の音がした後、先輩が戻ってきた。
「ごめん、勝手に電話離れて。えーとね、7月の28日か、29日なら空いているよ」

「え!大丈夫なんですか?」

「うん、その日は家族で何処かに行く事にしてたんだけどね、やめにしてもらった」

「えぇ?!そんな事していいんですか?ご家族と約束してたんでしょう?」

「いいんだよ。だって、考えてもみなよ。僕ら高校生だよ?もう、家族で何かするなんて歳じゃないでしょ」

「でも……」

「それにね、両親にもそろそろ子離れしてもらって、夫婦水入らずで時間を過ごしてもらう事、覚えてもらわ
なきゃ、こっちの息がつまっちゃうよ」

「僕も、家族で何処か行くより香織ちゃんと何かしたいと思ってたんだ。渡りに船だよ」

何か、嬉しいような申し訳ないような……

「どう?香織ちゃんはその日大丈夫? 大丈夫だと嬉しいんだけど………」

「わかりました。じゃあ、29日、どこか行きましょう」

「わかった。29日。何処に行くかは、又電話するから、その時決めよう」

「はい」
予想を覆して、先輩とのデートが決まってしまった。
そう思ったとき、アイツの悲しそうな顔が浮かんだ。

フン!約束すっぽかすあんたなんかより、無理にでも私のために日程を空けてくれる先輩の方がずっと素敵な
んだら。
約束破った事、うんと後悔するといいわ。


「ね、行く所 何処がいい?」

そう訊かれて返した答えは、『海』。
やっぱり、夏は海がいい。
灼熱の太陽、打ち寄せる波の音、よしず張りの海の家、潮の香り、焼きとうもろこしの匂い。
家の近くの海水浴場では、特に水がきれいな所もないし、人が少ない穴場もないけれど、それでも海に行きたく
て、我侭を言わせてもらった。

水着は、今年新調したやつ。原色模様のビキニだ。
ちょっと恥ずかしいけれど、思い切って先輩の前にさらしてみる。
似合ってるかな?
お子様じゃないかな?

「うぉ!大胆だね。でも可愛いよ」
取り合えず、先輩から出てきた言葉から推測すると、合格点か……ほっとした。

「だけど、その姿は できれば僕だけのものにしておきたいけれどね」

ぼそっと言われた言葉。
たとえ誰であれ、(きもい奴は別だけれど)言われれば嬉しい。まして、憎からず思っている相手なら……
身体の心が、じわっと熱くなるのを感じる。
だけど、アイツはこういうような事は言わない。
こういう事を言われた経験がないからなのかしれないけれど、先輩に気持が傾いていく感じがする。もっと言
って欲しい。

単純?アーパー?
かもしれない。


でも、言葉にしてくれると嬉しい。逆に、どんなに思っていてくれても、それが外に出てこなけりゃ、わから
ないもの。

こういう処、アイツとは違うな…。

海は、普通に泳いで、遊んで、焼きとうもろこしを食べて、昼前に上がって、駅前でお昼御飯を食べて(先輩
に奢ってもらった)、帰ることにした。
焼けすぎないように、早めに上がったのに、首筋から肩にかけて結構ヒリヒリする。

「体に砂や塩がついて気持ち悪くない?家に寄って、シャワー浴びて行ったら?」

ドキッとした。
一応、大義名分はあるとはいえ、『先輩の家に寄っていく』という事は、この間の事を連想させる。
なのに、二つ返事で素直にいう事に従ったのは、それを期待しているのだろうか。
なんだろうな。……………ちがう、って言えない自分が歯痒い。

「お先にどうぞ」
そういわれて、シャワーを浴びた。
ベタベタしたのが取れて、すっきりする。
先輩と交代して(ちゃんと着終わってから更衣室を出たよ)先輩の部屋へ行く。
先輩の部屋は、この間と変わりない。相変わらずサッカー関連で埋め尽くされていた。
先輩がアイスティーを持ってきてくれた。二人で飲みながら雑談。

「今日は、付き合ってくれて有り難う」

「そんな、今日は私が無理矢理さそったのに」


「いいんだよ。今年の夏はサッカー尽くしで、お楽しみは無いと諦めてた所のお誘いだったからね……ってい
うか、好きな娘から誘われたら、すごく嬉しいもの。だから、僕からはお礼を言いたかったんだよ」
さりげなく『好き』という言葉を会話の端々に入れてくる。私、こういうのに弱いのかな、聴いてるだけでボーっとしてきちゃう。
先輩ってこういうのは上手だよね。

気が付くと、先輩の手が私の肩に掛かっていた。
「そんな事されても、今日はするつもりありません」
そう言おうとしたのに、口が動かない。
肩を抱いている腕の力がだんだんと強くなり、私の体は先輩の方へと引き寄せられてく。
え?ちょっと、今日はそんな事するつもりはないんですけれど…
でも、力が入らない。断ろうにも口すら満足に動かない。
まるで、自分で自分の気持を否定されているようだ。

ソンナコトイッテ、ホントウハキタイシテタンジャナイ?

いつのまにか、私は先輩に抱きしめられていた。
日に焼けた所を優しく唇で撫でていく先輩、
「ぁ……」
思わず声が漏れる。
と同時に下腹が熱くなって、股間のあたりが、ジュンとしてくる。

先輩の愛撫は続く。
肩口から首筋、耳たぶを経て唇へ。
唇から舌が伸びてきてお互いに絡み付き合う。
お互いに吸って吸われて、その間に先輩の手は私の胸をなで回す。
最初はシャツを間に挟んで、触れるか触れないかくらい微かに…やがて直に大胆に全体を揉みしだいていく。
下腹部の疼きはどんどん激しくなり、パンツに染みができちゃうくらい濡れていた。


「ね、しようよ?」

そんな……こんなになってから言われたら、『嫌』て言えないじゃない………ずるいよ、先輩。

ホラ、ヤッパリコウナルコトキタイシテタンジャナイ。

違う!違う違う違う!!!……………違わ…ない。

「香織ちゃんと一日でも会えないと寂しくて、苦しくて、だから今日一日一緒にいられるのが嬉しくて、こう
したくなっちゃった。………いいだろ?」

先輩の馬鹿。卑怯者。
自分から先輩の首にしがみつき、キスをする。
それは、OKの印。


「は、はぁ、はぁ、くぅ、あ、あぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁ」

今日何度目かの絶頂を迎えた。
激しく求められ、激しく求め、貪りあった。
流石に先輩も私の横に突っ伏して肩で息をしている。
二人とも汗びっしょり。おまけに股間は別のもので一杯になってヌルヌル。ちょっと気持が悪い。

「もう一度シャワー浴びようか?」

「うん」

先輩と二人で一緒に風呂場へ降りていった。

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