自分の彼女が自分以外の人にさえたＨ 総集編

話はそれるが、私はいままでわりとちやほやしてもらうほうだった。
ところが彼に関してはまったく別だった。
彼は常に攻撃的で、はっきり言ってDQ風味漂う中卒。
自分でもどうしてこの人が好きになったのかまるで分からない。
が、自分はひたすら彼との趣味の違いも彼のわがままも我慢して受け入れていた。

「お願いだから。食べないと薬飲めない」
彼が明らかにイライラしているのは分かっていたが、どうしても薬を飲ませないと、と何度も頼んだ。
彼はいらいらしながら食事をして薬を飲んだ。

なんとか薬を飲んだのを見届けると私は立ち上がった。
彼がごねている間に昼休みがずいぶん過ぎていた。
自分の食事の時間は取れそうに無かった。
しかし、それも仕方のないことだと諦めた。
彼は何かにつけ不機嫌になりやすく、それを隠すと言うことをしない人だったから、薬を飲んだだけまだましなのだと自分で自分に言い聞かせた。

「そろそろ会社に戻るね」

不機嫌な彼の機嫌をとるように明るい声を出して立ち上がると私はいきなり腕を引かれた。
地味な紺の制服のスカートに強引に手が入り、下着がおろされた。
私は四つんばいで制服を着たまま下半身だけむき出しにされてめちゃくちゃに突かれた。
片手で腰を押さえられて、もう片方の手で太ももをギリギリつかまれたので、後で痣になってた。
私は彼が機嫌良くなるならいいと思って耐えた。
そして、会社に戻るまでの上り坂を自転車でこぎながら、少し涙ぐんだ。

いまでもどうしてあんなに惨めなほど献身的だったのか分からない。
でも結局というか当然だけどうまくはいきませんでした