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明日香 その1
- 2007/05/15
- 09:46
明日香は正直きついし怖い。
実際、あのツリ目でじっと睨まれると、正直体が竦みあがる。
だけど彼女は非常に綺麗な顔立ちをしている為、見つめられると顔が熱くなってしまい、
つい見つめ返してしまう。
思考停止。
そうして微動すらしない俺の膝下に、顔を赤らめながら蹴りを入れるのがいつものパターンだ。
明日香とは中学からの付き合いで、卒業と同時に俺が告白した。
OKをもらい、現在交際三年だ。。
高校時代はずっと明日香と共に過ごした。
だが、関係はイマイチ発展せず、未だ友達の延長線上にいる。
くだらない事ですぐ喧嘩になってしまう為だ。
実に情けない話である。
実際の所、明日香は誰にでもきつい訳じゃない。
女友達や、一部の男子に対する態度は実に丁寧な物だ。
その相手の中で俺が気に入らないのが、戸口とかいうギャル男。
褐色に焼けた肌、毎日生徒指導を受けている金髪、いつもへらへらと笑う軟派な顔。
口に出すのは、だるい、しんどい、やりてー、とかばかり。
それでも女受けが良く(男と女に対する態度が全く別な為、二重人格とか呼ばれてる)、
学年学校問わず様々な女と交際しているらしい。
明日香はその戸口と仲が良く、他の女子らに誘われて、しばしば一緒に遊びに行く事もある。
また、戸口に対する評価も俺とは違う様だ。
所謂、堅実とか。
卒業後は夢を叶える為フリーターで稼ぐ言ってるが、断言できる、あいつはただ何も考えずに遊びたいだけだ。
今日の放課後も調子乗りの戸口は人差し指を高らかに上げつつ、カッラオッケ行くひっとこの指とーまれー、と
思わずその口に手に持った鞄をブチ込みたくなる様な口調でほざいていた。
戸口の仲良しグループの男子三名、女子三名が癇に障る笑い声を上げながら、指を重ねていく。
嫌悪感を押さえ込むのに苦労しながら、鞄に教科書を詰め込んでいく。
一緒に帰る為明日香の元に向かう。
と、すでに先客がいた。
さっきの女子が明日香を誘いに来ていたのだ。
押さえ込んだ嫌悪感がにじみ出てくる。
えーどーしよっかなーとか媚びた声を上げる明日香を見て、キモいとぼそりと呟いた。
だが耳ざとい明日香はその言葉をしっかりと聞いていた。
黙ったまま、俺の前へ歩いてくる。
そして、俺の小指を掴むと、むんずと絞った。
い、痛いってと抗議を入れる俺に対し、
小指を取る事で人体の動きを掌握出来るのだ、
とかどっかの漫画からの受け売りらしい台詞を口走りながら、絞りを続ける。
こんなに曲がるんだ、小指って。
本当、突き指って堪らなく痛いよね。
結局当て付けの様に、明日香は戸口達と遊びに行った。
怒りを隠せないまま、たまたま目に付いた太っちょの安藤君と駅前の商店街へ遊びに行く事にした。
安藤君は温厚な性格で、俺の癒し系。
ジャンルを問わず音楽が好きで、勧められた作品はマイナーな物が多かったが、全て気に入った。
どうやら俺の感性は安藤君に近いらしい。
今日も中古CD店へ向かう。
スロウコアで泣ける作品があるんだぜ、と汗を拭きつつ言う安藤君に、返事を返そうとしたその時。
遠くで明日香達が歩いているのを見つけた。
今からカラオケに向かうんだろうか、と思った瞬間、戸口の手が明日香の肩に掛けられているのを見て怒りがこみ上げてきた。
そんな様子に安藤君は心配そうに見ている。
今度埋め合わせをするからと言い捨て、戸口達が向かった方へ走る。
どこだ、あいつは、殴りつけてやる。
物騒に思考を重ねつつ、周りを見渡す。
ここら辺にカラオケ店は無い。移動したのだろうか、と思ったその時声を掛けられた。
件の仲良しグループだ。しかし、戸口と明日香の姿は無い。
どーしたのーとか言われたので、正直に二人の事を聞く。
そうすると、名前も覚えいていない、戸口の取り巻きの男子の一人がガムを噛みながら、にやにやと笑う。
あー、お前確か明日香ちゃんの彼氏だっけ、くちゃくちゃ五月蝿い。
じっと睨みつけてやる。
そうすると女子の一人が気の毒そうに見つめる。何だその目は、さらに苛立ちが増した。
逡巡した後、ゆっくりと口にした。・・・明日香ね、今、戸口君とこ行ったよ。
女子から場所を聞き、その場所へと急いだ。
戸口は一人暮らしでアパートの一室に住んでいる。
先程の地点からは五分程度。
郵便受の表札を確認する、うむ間違いない。
どうするか、と思い試しにノブを掴む。
・・・・・・?開いている。
ある意味戸口らしいルーズさだ。
音を立てない様、ゆっくりとドアを開ける。
靴は・・・・・・戸口がいつも履いてるサンダルと、女子用の革靴の計2足。
靴は脱がないからな、俺は、誰に言い訳してるのだろうかと思いつつ、中に入る。
玄関を上がると、前に引き戸があった。
半開きになっているのに気づき、そっと様子を伺ってみる。
そしてここに来たのを後悔した。
明日香が、戸口の股の間に顔を埋めていたのだ。
戸口はにやにや笑いを浮かべながら、明日香の柔らかい髪を撫でていた。
そして、何やらぼそぼそと小声で明日香の耳に囁く。
明日香は恥ずかしげに頷くと、恍惚の表情を浮かべ、陰嚢を咥えつつ手は陰茎を上下に動かす。
すげー気持ち良いー、そんな戸口の台詞を聞いた途端、殺してやろうかと思った。
粘着質な音を立てている。
見るに耐えない。
よし、踏み込んでやると決心した瞬間、明日香が大きな声を上げた。
見ると、先程まで頭を撫でていた手が、明日香の股間にあった。
膣内に指を入れているのか。本やDVDで見たモザイクでしか、その形状を知らないのだが。
二人とも、喘ぎ声を上げながら(正直男の喘ぎ声など聞きたくは無かった)夢中で行為を続けている。
と、戸口がゆっくりと指を引き抜いた。
指の先から、ぬらりと糸が引いていた。
そろそろ入れるねー、という戸口に荒い息を吐きながら、頷く明日香。
鼻息を荒くしながら、戸口は明日香を犬のように四つん這いにさせる。
そして、腰を両手で掴むと、陰茎を膣内に一気に突き刺した。
力強く何度も叩き付ける。
一方的なピストン運動、だが明日香は感じているらしく喘ぎ声を上げ続けていた。
どうも初めてどころか、何度も同様の行為を行っていたみたいだ。
それぐらい二人の息は合っていた。
体勢を入れ替える。
今度は明日香が上になった。騎乗位ってやつだ。
互いに高みに上るその一心から、声は大きくなり、動きが激しくなっていく。
そして、戸口が腰を深く突きこんだ瞬間、動きが止まった。
互いに達したのだろう、びくびくと細かく痙攣をしている。
明日香はゆっくりと戸口の胸に倒れこんだ。
満足そうにゆっくりと溜息を付いていた。
そこでふと、我に返った。
一体何をしているのだろうか。
まず深呼吸をする、二人の行為を省みる、怒りがふつふつと沸く。
戸を勢い良く横に引いた。
叩き付ける様な音が鳴り、二人の注目がこちらに向いた。
余程驚いたのだろう、目と口を大きく開いた間抜けな表情を浮かべている。
俺は助走し、飛び上がる。
くらえ、昨年亡くなった、かの名レスラーに捧げるフットスタンプっ!
翌日。
俺は高校生活初めて一人で登校した。
教室に入り席に着くと、皆横目でこちらを伺っていた。
ひどい顔になっているのだろうなというのは、自分でも判る。
大きく溜息を付くと、鞄を開けた。
中身は昨日のままだ。
重症だな、思わず苦笑してしまう。
そこへ、ぬっと黒い影が何も言わずそっとCDを差し出した。
安藤君だった。
俺の肩に手を置き、悲しげな笑みを浮かべ、泣けるぜ、と言った。
泣けた。
実際、あのツリ目でじっと睨まれると、正直体が竦みあがる。
だけど彼女は非常に綺麗な顔立ちをしている為、見つめられると顔が熱くなってしまい、
つい見つめ返してしまう。
思考停止。
そうして微動すらしない俺の膝下に、顔を赤らめながら蹴りを入れるのがいつものパターンだ。
明日香とは中学からの付き合いで、卒業と同時に俺が告白した。
OKをもらい、現在交際三年だ。。
高校時代はずっと明日香と共に過ごした。
だが、関係はイマイチ発展せず、未だ友達の延長線上にいる。
くだらない事ですぐ喧嘩になってしまう為だ。
実に情けない話である。
実際の所、明日香は誰にでもきつい訳じゃない。
女友達や、一部の男子に対する態度は実に丁寧な物だ。
その相手の中で俺が気に入らないのが、戸口とかいうギャル男。
褐色に焼けた肌、毎日生徒指導を受けている金髪、いつもへらへらと笑う軟派な顔。
口に出すのは、だるい、しんどい、やりてー、とかばかり。
それでも女受けが良く(男と女に対する態度が全く別な為、二重人格とか呼ばれてる)、
学年学校問わず様々な女と交際しているらしい。
明日香はその戸口と仲が良く、他の女子らに誘われて、しばしば一緒に遊びに行く事もある。
また、戸口に対する評価も俺とは違う様だ。
所謂、堅実とか。
卒業後は夢を叶える為フリーターで稼ぐ言ってるが、断言できる、あいつはただ何も考えずに遊びたいだけだ。
今日の放課後も調子乗りの戸口は人差し指を高らかに上げつつ、カッラオッケ行くひっとこの指とーまれー、と
思わずその口に手に持った鞄をブチ込みたくなる様な口調でほざいていた。
戸口の仲良しグループの男子三名、女子三名が癇に障る笑い声を上げながら、指を重ねていく。
嫌悪感を押さえ込むのに苦労しながら、鞄に教科書を詰め込んでいく。
一緒に帰る為明日香の元に向かう。
と、すでに先客がいた。
さっきの女子が明日香を誘いに来ていたのだ。
押さえ込んだ嫌悪感がにじみ出てくる。
えーどーしよっかなーとか媚びた声を上げる明日香を見て、キモいとぼそりと呟いた。
だが耳ざとい明日香はその言葉をしっかりと聞いていた。
黙ったまま、俺の前へ歩いてくる。
そして、俺の小指を掴むと、むんずと絞った。
い、痛いってと抗議を入れる俺に対し、
小指を取る事で人体の動きを掌握出来るのだ、
とかどっかの漫画からの受け売りらしい台詞を口走りながら、絞りを続ける。
こんなに曲がるんだ、小指って。
本当、突き指って堪らなく痛いよね。
結局当て付けの様に、明日香は戸口達と遊びに行った。
怒りを隠せないまま、たまたま目に付いた太っちょの安藤君と駅前の商店街へ遊びに行く事にした。
安藤君は温厚な性格で、俺の癒し系。
ジャンルを問わず音楽が好きで、勧められた作品はマイナーな物が多かったが、全て気に入った。
どうやら俺の感性は安藤君に近いらしい。
今日も中古CD店へ向かう。
スロウコアで泣ける作品があるんだぜ、と汗を拭きつつ言う安藤君に、返事を返そうとしたその時。
遠くで明日香達が歩いているのを見つけた。
今からカラオケに向かうんだろうか、と思った瞬間、戸口の手が明日香の肩に掛けられているのを見て怒りがこみ上げてきた。
そんな様子に安藤君は心配そうに見ている。
今度埋め合わせをするからと言い捨て、戸口達が向かった方へ走る。
どこだ、あいつは、殴りつけてやる。
物騒に思考を重ねつつ、周りを見渡す。
ここら辺にカラオケ店は無い。移動したのだろうか、と思ったその時声を掛けられた。
件の仲良しグループだ。しかし、戸口と明日香の姿は無い。
どーしたのーとか言われたので、正直に二人の事を聞く。
そうすると、名前も覚えいていない、戸口の取り巻きの男子の一人がガムを噛みながら、にやにやと笑う。
あー、お前確か明日香ちゃんの彼氏だっけ、くちゃくちゃ五月蝿い。
じっと睨みつけてやる。
そうすると女子の一人が気の毒そうに見つめる。何だその目は、さらに苛立ちが増した。
逡巡した後、ゆっくりと口にした。・・・明日香ね、今、戸口君とこ行ったよ。
女子から場所を聞き、その場所へと急いだ。
戸口は一人暮らしでアパートの一室に住んでいる。
先程の地点からは五分程度。
郵便受の表札を確認する、うむ間違いない。
どうするか、と思い試しにノブを掴む。
・・・・・・?開いている。
ある意味戸口らしいルーズさだ。
音を立てない様、ゆっくりとドアを開ける。
靴は・・・・・・戸口がいつも履いてるサンダルと、女子用の革靴の計2足。
靴は脱がないからな、俺は、誰に言い訳してるのだろうかと思いつつ、中に入る。
玄関を上がると、前に引き戸があった。
半開きになっているのに気づき、そっと様子を伺ってみる。
そしてここに来たのを後悔した。
明日香が、戸口の股の間に顔を埋めていたのだ。
戸口はにやにや笑いを浮かべながら、明日香の柔らかい髪を撫でていた。
そして、何やらぼそぼそと小声で明日香の耳に囁く。
明日香は恥ずかしげに頷くと、恍惚の表情を浮かべ、陰嚢を咥えつつ手は陰茎を上下に動かす。
すげー気持ち良いー、そんな戸口の台詞を聞いた途端、殺してやろうかと思った。
粘着質な音を立てている。
見るに耐えない。
よし、踏み込んでやると決心した瞬間、明日香が大きな声を上げた。
見ると、先程まで頭を撫でていた手が、明日香の股間にあった。
膣内に指を入れているのか。本やDVDで見たモザイクでしか、その形状を知らないのだが。
二人とも、喘ぎ声を上げながら(正直男の喘ぎ声など聞きたくは無かった)夢中で行為を続けている。
と、戸口がゆっくりと指を引き抜いた。
指の先から、ぬらりと糸が引いていた。
そろそろ入れるねー、という戸口に荒い息を吐きながら、頷く明日香。
鼻息を荒くしながら、戸口は明日香を犬のように四つん這いにさせる。
そして、腰を両手で掴むと、陰茎を膣内に一気に突き刺した。
力強く何度も叩き付ける。
一方的なピストン運動、だが明日香は感じているらしく喘ぎ声を上げ続けていた。
どうも初めてどころか、何度も同様の行為を行っていたみたいだ。
それぐらい二人の息は合っていた。
体勢を入れ替える。
今度は明日香が上になった。騎乗位ってやつだ。
互いに高みに上るその一心から、声は大きくなり、動きが激しくなっていく。
そして、戸口が腰を深く突きこんだ瞬間、動きが止まった。
互いに達したのだろう、びくびくと細かく痙攣をしている。
明日香はゆっくりと戸口の胸に倒れこんだ。
満足そうにゆっくりと溜息を付いていた。
そこでふと、我に返った。
一体何をしているのだろうか。
まず深呼吸をする、二人の行為を省みる、怒りがふつふつと沸く。
戸を勢い良く横に引いた。
叩き付ける様な音が鳴り、二人の注目がこちらに向いた。
余程驚いたのだろう、目と口を大きく開いた間抜けな表情を浮かべている。
俺は助走し、飛び上がる。
くらえ、昨年亡くなった、かの名レスラーに捧げるフットスタンプっ!
翌日。
俺は高校生活初めて一人で登校した。
教室に入り席に着くと、皆横目でこちらを伺っていた。
ひどい顔になっているのだろうなというのは、自分でも判る。
大きく溜息を付くと、鞄を開けた。
中身は昨日のままだ。
重症だな、思わず苦笑してしまう。
そこへ、ぬっと黒い影が何も言わずそっとCDを差し出した。
安藤君だった。
俺の肩に手を置き、悲しげな笑みを浮かべ、泣けるぜ、と言った。
泣けた。