2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2つの秘密 1

「お兄ちゃん、起きて――― 」
いつもの時間に、いつもの声がする。
麻由、俺の妹だ。

「あ― 、おはよう…」
「うん、おはよう、お兄ちゃん、もう少しで朝ごはん、出来るからね」
家には両親がいない。親父の仕事で両親とも海外なのだ。
両親が渡航して以来、麻由は家の家事を全て引き受けている。
中々、責任感の強い妹だ。

俺達には2つの秘密がある。
一つは麻由は本当の妹ではない。
麻由はまだ幼い時に家にやった来た養子だ。
そしてもう一つ…
最近になり俺達は付き合い始めた。
麻由に告白された時は驚いたが俺も麻由の事がいつしか好きになっていた。
妹としてでは無く、1人の女として。
OKした時の麻由の喜び様は少し異常な位だったが、
麻由の喜んでいる顔を見るとこれで良いんだ、と思う。
たとえ、兄妹でも…
今日もいつも通り、一緒に学校へ行く。
「お兄ちゃん、今日のお弁当はね~」
笑顔で話す麻由。
「お前ら、ホント仲良いよな~デキてんのか~、オイ?」
通り掛かった友人がからかう。
麻由は顔が真っ赤だ。
「うるせえよ、何、言ってんだよ!」
俺も赤面しながら言う。
そんないつもと変わりのない幸せな日常だった。


「え…私ですか…?」
放課後、いつもの様にお兄ちゃんを待つ。
この時が結構至福の時間だったりする。
「…恋人を待つ時ってこんな感じなんだぁ~…エヘへッ」
少しだけ顔が赤くなったのが、自分でも分かる。
そんな事を考えていた時、私に声を掛けて来た人がいた。
(…確か、藤谷先輩…)
顔だけは知っている、確かお兄ちゃんと同じクラスの…
「あぁ、麻由ちゃんだよね…?ちょっと今、時間いいかな…?」
「え…でも…」
「実はさ…ちょっと話があるんだ。ここじゃ言いにくいし、
ちょっとでいいから…ね…?」
藤谷先輩は女子の間でも人気がある。
結構、カッコ良くってやさしい、そんなうわさを聞いた事がある。
「はい、じゃあ…ちょっとだけ…」
私は先輩の後に付いて行った…


…起きている事実が信じられなかった。
私は、今は使われていない指導室へ連れて行かれて無理やり…
「いやっ、止めて下さい…やめてぇ―― っ」
頭の中にお兄ちゃんの顔が浮かんでた。
「…初めては…お兄ちゃんと……」
そんな淡い想いが一瞬にして壊れていく。
只、涙が溢れ止まらない。
破瓜の激痛が身体を覆う。
痛い…心も…身体も…
(私の初体験が…こんな…こんな…お兄ちゃん、ゴメンネ…私…私…)
カメラのストロボが光る中、私は放心状態で茫然としていた…
「これ、アイツに見せたらどうなるかな…?クスッ」
そんな声を聞きながら…



「さて、今日は何をして遊ぼうか…?」
先輩の低い声が響く。
あれから私は藤谷先輩に呼ばれて何度も身体を合わせた。
その度にお兄ちゃんの顔が頭に浮かぶ。
「イヤ…、お願いだから…もう止めて下さい…」
「止める?どうして…?こんな楽しい事、止める訳ないだろ?」
「それに、麻由ちゃん、最近、感じ始めてるじゃない?」
「!!」
…事実だった。
私は最近、先輩と重ね合う度に身体の奥から快感を感じ始めていた。
「この前、屋上でした時なんか結構大きな声出してたよね?周りにバレるかと思ったよ」
「そ、そんな事…」
藤谷先輩はポケットから小さなICレコーダーを取り出した。
そしてスイッチを押す。
聞こえてきたのは…
私の喘ぎ声だった…
「あぅんっ…あっ…くふぅっ…ふあぁ、あんっ、あ、あぁん…」
「あいつ、コレ聞いたらどうなるだろうね…アハハ…」
私を絶望が覆う。
(もう…ダメ…お兄ちゃん…私、……)



「麻由、遅いなぁ、何やってんだ…」
時間は7時を過ぎた。
以前ならとっくに夕食の時間だ。
最近の麻由は少し様子がおかしい。
以前なら、授業が終われば用事が無い限りいつも俺を待っていてくれた。
だけど最近は、「友達と勉強するから…」と一緒に帰る事が無くなった。
少し寂しい気もするが、まぁ、今までが過保護過ぎたのかも知れない。
いくら付き合っていると言っても、もう子供じゃ無いのだから。
しかし今までこんな遅くなる事は無かったし、
麻由なら連絡する筈なのだが…
「ただいま…」
帰ってきた。
「遅いぞ、麻由、遅くなるなら連絡位…」
麻由の様子が少しおかしい事に気付いた。
「麻由、お前、具合でも悪いのか?」
「ううん、大丈夫だよ…それより遅れてゴメンネ、お兄ちゃん。
すぐに…ご飯の準備するから…」
麻由の顔は赤みを帯び、少し汗ばんでいる。
心なしか足元も覚束無い。
(走ってきたのかな…?)
夕飯の支度を始める麻由の後ろ姿を眺めながらそう思った。



日が暮れるまで弄ばれた私は先輩と家の前まで一緒に歩いていた。
「はあっ、はあっ、…」
「ねぇ、麻由ちゃん、又スカートの中、見せてくれるかな…?」
「え…ここで…?」
「うん、もう一度見たいんだ…お願い」
私は周りに人がいないのを確認するとゆっくりとスカートを持ち上げた。
「ね、すごいでしょ?コレ?強くしても、静音タイプだから音もしないし…」
今、私のアソコには貞操帯が付けられている。
そして、リモコンのバイブがクリトリスとアソコの中、お尻の中にまで埋め込まれ振動していた。
もう、一時間以上も私を攻め立てている。
「あ…はぁ……」
「どうしたの、麻由ちゃん、息が荒いよ…?」
「だって…もう、お願いだから…」
「何言ってるの?でもさっきの公園は笑っちゃったね…」
「でも、麻由ちゃんの顔みたら、バレバレかぁ…ハハ」



「そ…そんな…」
「だって、ホラ…」
バイブの振動が強くなる。
更なる心地よい振動が私を襲う。
「あッ…ああっ…」
「ホラ、バレちゃうよ」
「で、…でも…あっ…んあっ…はぁん…」
(こんな…でも…すごく気持ちいいッ…)
そして家の前まで辿り付いた。
足元はもうフラフラだった。
「明日もソレ付けたまま学校に来てくれるかな?」
「えっ、で、でも…」
「…気持ちよかったでしょ?」
「………」
私は黙って頷いた。
正直な私の気持ちだった。もう、誤魔化す事は出来ない。
「じゃあ、明日もソレ、付けて来てね。」
「ハ…ハイ…」
そして先輩は何事も無かったように去っていった。



今は授業の最中だった。
周りの皆も真剣に授業を受けている。
(あ…あぁん……イヤっ…ダメェ……)
微妙な振動が私のアソコを襲ってくる。
(あっ…あぁん…はぁあんっ…)
私は先輩に言われた通り、あの貞操帯を付けていた。
本当はいけない、こんなモノ…
そう思っても昨日の快感を思い出すと自らの手で取り付けていた。
クリに当たる部分や、大事なトコロ、お尻の中にも自分の手で…ゆっくりと…
(このリモコンってね結構、電波が遠くまで届くんだって、麻由ちゃんの教室まで届くといいね)
そんな先輩に声を思い出す。
(リモコン、届いたんだぁ…)
振動がだんだん強くなる。
(いやッ…やめてっっ…バレちゃうよぉ…)
(でも…でもッ……これ…これ…凄くいいッ!)
私はすっかりバイブの振動の酔っていた…
(い、いい…コレ、凄くいい…あっ…うぅん…気持ちいいよぉ…クセに…なっちゃいそう…)
アソコで強く振動するバイブに授業中にも関わらず私は何度も何度も絶頂を迎えた…



「またかよ…麻由、何やってんだよ…」
時計は夜の9時を過ぎた。
麻由はまだ帰って来ない。
以前は絶対こんな事は無かった。
一体、麻由は何をやっているんだ…?
苛立ちと不安が交錯する中で、俺は思案していた。
その時、
プルルルル、プルルルル、
電話が鳴る。
(麻由だ…)
直感的にそう思った。
「ハイ、もしもし」
少し、不機嫌気味に電話に出る。
「あ…お兄ちゃん?」
「麻由。お前、何やってんだ…?」
「ご…ゴメンネ…あっ…今日、お友達…はあっ…の家に…あッ…泊まるから…」
「ま…麻由…?…お前…」
「うん…じゃあ、…あ、はぁん…切るね…あぁん」
プツッ― ツ―― ツ――
何だ?今の…?
麻由の苦しそうな声…
今まで一緒に生きてきて初めて聞いた声…
麻由に何が起こっているんだ…
そう思うと居ても立ってもいられない。
しかし、なす術も無い。
「一体、そうすれば…」
俺はやり場の無い思いに苛立っていた。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

最近のトラックバック

アクセスランキング

アクセスランキング ☆ランキングの参加は、このページ
http://saeta.blog.2nt.com/
にリンクするだけです☆

ブロとも申請フォーム

お知らせ

(*´Д`)<ハァハァ・・・・・・

かんりにん:(*´Д`)<ハァハァ・・・・・・
相互リンクも大歓迎です。
気に入ったらどんどんリンクしてください。

コメント欄にでも知らせてくださると嬉しいです。

ブログ内検索

注目

ページの先頭へ戻る