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カウンセリング -6-

「葵…」
きゅうに真剣な顔をしながら、聡があたしの唇を求めてきた。
「うーん…」
あたしは聡の唇を受け入れた。なんだ、出来るじゃん。それとも占いのおじさんのおかげ…。
でも、頭にいつものイメージが、ブロンドで小麦色に日焼けした外国のお姉さんが、
筋肉隆々のマッチョなお兄さんのあそこをキャンディーでもなめるかのようにものすごく恍惚とした表情で舐めてる。
あれ?今日はいつもと違う?お姉さん、長い髪を後ろで軽くまとめた日本人だ。ってもしかしてあたし?
イヤッ。
マッチョなお兄さんはいつもと違って、おなかが出た小太りの中年親父?なんかもやが掛かってよく見えないよ。
怖い。
聡があたしの唇を舐めまわしてくると。
「うーん、あっ」
あたしはものすごく感じながらイメージが鮮明になってくるのを感じた。
あん、あーん、キスってこんなに感じるもんなんだ。
初めてのキスは頭が真っ白になってなにも感じなかったのに。


絶対こっちはあたしだ。あたしのイッタときの顔ってこんなんなんだ。
でも相手は誰、聡はこんな気持ち悪い体じゃないよ、絶対。
聡の手があたしのおしりのあたりにきて、舌があたしの口の中に入ってくる瞬間、
全てのもやが晴れる○※×□☆…。
あたしは両手の力一杯に聡をはじき飛ばしていた。
「ハァ、ハァ、今日はここまで。続きはたいていつまらなくなる続編で、はは」
もうわけもわかんない冗談で逃げるしかなかった。
「葵と人生2度目のキス、嬉しかったよ」
「あたし以外の女の子を入れると、数え切れないくせに」
しばらくの沈黙の後、
「明日何が食べたい?」
「カレーライスかな」
それだけ話すと、あたしは聡のアパートを逃げるように飛び出した。
「やっぱり、変な絵が見える。常識コントロール…。やっぱり聡とあたしのためにも先生とまた会わないと」
そんなことを考えながら、あたしは家路を急いだ。


その日の夜、あたしは一週間ぶりぐらいにしてしまった…。
いつものように、心の中の聡としゃべりながら…。
「アンっ、聡、そこ、そこがいいのすてき。めちゃくちゃ気持ちいい……」
あたしはいきなり右手を下着の中に入れて激しくあそこを弄ると、
次にク○トリスをやさしく親指と人差し指でつまんでくりくりしながら、
「ふぇーん。気持ちいいよ。聡、知ってるここを赤ちゃんの間に切ってしまう、習慣があるとこともあるんだって。
バカだよね。こんなに気持ちいいのに。
あたしは大丈夫ちゃんとあるし、こんあにかんじることもできるきゃら○×※■☆」
行きそうになる前に指をはなし下着から手を出すと、
今度は下着の上からやさしくあそこを弄り、
「ハァ、ハァ。いつも聡ばっかりだから、今日はあたしがしてあげるね」
あたしは、右手はそのままに、左ての人差し指に舌を絡めると唇でやさしく咥えながら、
指を口の中に入れたり出したりした。
「どう、気持ちいい? あんたが2年の時付き合ってたいう知美先輩より上手い?あたし…」
心の中の聡に意地悪をしてみたら、怒ってあそこを強引にあたしの口に出し入れしてきた。
人差し指と中指を口の中に入れて強引に出し入れしながら、あたしは指の気持ちよさと嗚咽感と上あごと喉のくすぐったさで、
おかしくなりそうになりながらも止めることが出来ずに、
ふーん、ふぁーん声にならない声を上げてどんどん上り詰めていった。
いつの間にか右手も下着のなかに入れていた。
「聡、イキそう、あたしもうイキそう。いっしょにいってーおねがい」
心の中であたしはそれだけいうと、いってしまった。
「ハァ、ハァ」
息を切らしながら、あたしは濡れている右手と左手で鼻の頭やほっぺや耳たぶを汚しながら火照った体を沈めていった。


エ…、オシッコモラシテル…。
体が静まってくると、パジャマのパンツも下着もびちょびちょなのに気がついた。
ま、まさか、シーツに手をやると信じられなくらい濡れていた。
あたしはパジャマを脱ぐとすぐにバスルームに入った。
実家でなくてよかった。
ああいうのって、おねしょみたいに世界地図になるのかなあ干せないよ。
本物の聡のって指二本より太いよね…。
完全に落ち着いたあたしは熱いシャワーを浴びながらそんなことを考えていた。
シャワーからでると、とりあえず洗濯のことは明日考えるとしてシーツのそこの部分にバスタオルをひいて眠ることにした。
もう、さすがに乾いていると思ったけど。
パジャマ代わりになるものはだいたい洗濯してしまってるのかあ…。
もう、聡が夜ご飯作りにこいっていうからたたんだりする暇ななかったんだよ。
あたしは自分の運の悪さに笑うしかなかった。
「まあ、暖かいし、いっか」
そうつぶやくと、ロングスリーブのTシャツを出して、朝たたもうと思っていたピンク色の下着をはいて眠りについた。
そういえば今日は、胸を弄らなかったな…。
ベッドの中でそんなことが頭をよぎった。
「例えばボクが…医で……患者だとすると……感じないだろ」
そんな言葉が頭をかすめながらあたしは深い眠りについた。


「で、火曜日と水曜日は何もなかったんだ、月曜日のキス以来」
美由紀先輩と来ないお客さんをレジで待ちながらあたしたちは今日も喋っていた。
「もう先輩、そういうの先生に絶対いわないでくださいね。
いう必要のあることは、あたしの口から先生にいいますから」
あたしはこないだのことを先輩に抗議していた。
「でもよかったじゃない。さすが、先生ね。後2、3回通えば、ばっちりよ」
「できれば、次回くらいで終わりたいんですけど…」
「まあまあ、あなたの目的は聡くんとうまくいくことなんだから、うまくいかなきゃずっと通うことになるよ」
「そういえば先輩、相談料っていくらなんですかぁ?
初回は無料って聞いてたけど、2回目からは…」
「だいたい、1回につき150円ね」
「150円!? そんなんでどうやって食べていけるんですか?
まさか、信者が貢いでいるとかじゃないですよね。うさんくさいな」
「まあまあ、私も詳しくは知らないなあ。
まあ、いかがわしい宗教とかと違って資産家の息子とか何かでしょ。
だいたい先生は自分の風貌とかも客観視して心得ていらっしゃるから、
必要以上にセクハラ問題とかにお気遣いなさるしね。
相談者自信が閉めてって言わない限り絶対ドアは開けておかれるし、
季節によっては窓も開けておくことが多いし。」
「窓…」
あたしは、あの日のことを思い出して、耳まで真っ赤になった。
「どうしたの?」
「いえ…」
「ま、とにかく金銭問題も一緒ね。とっても叩かれるし、とらなくても叩かれる。
そういったことに対しての先生なりの精一杯の皮肉が150円って値段じゃないのかな」


「叩かれてるって、どういうことですか?
それと先輩って部屋の窓もドアも全部閉めて部屋を暗くして占ってもらっているって本当なんですか?」
あたしは先輩に聞いた。
「まあまあ、いつもは9割以上聡くんの話なのに、今日は先生のことばかりね」
「え…」
あたしは、聡に告白されたときの先輩の話を思い出してさらに赤さが増してしまった。
「とにかく、先生がどういう人とか、あたしがどういう風に相談を聞いていただいているのかが大事ではなく、
あなたにとって一番重要なことは…」
「あたしと聡のことですよね」
「そういうこと、いらっしゃいませ」
今度は本当にお客さんが来て話はとぎれた。
そして、こんな日に限ってそれからゆっくりと話す時間もなく、バイトが終わると先輩はいつも通りに素早く帰り、
あたしも本当にスカートをプレゼントしてくれるっていう聡と洋服を見るために渋谷へと向かった。


「こっちの方がよくない」
うーん、勢いでOKしたもののスカートなんて高校時代の制服以来はいてないからなあ。
どんなのがいいんだろ。男の人はやっぱり、見えそうなぐらい短い方がいいのかな?
はずかしいなあ。あのスケベな先生は短ければ短いほどいいんだろうな。
でも聡も健康的な男の子だもんね。どうだろ。
いや、丈よりまずはデザイン、デザイン、どうも最近思考がスケベな方に行くよな。
そんなことを考えながらふたりで渋谷の町を見て回り、
結局デニムのタイトミニのスカートにすることにした。
うーん、ウエストはこれで余裕すぎるぐらい何だけど、ちょっとおしりがきついかな、
おしりのかたちがわかりすぎるかな。
試着室で試着しながらあたしは見慣れないミニスカート姿の自分を鏡を通してみていた。
「ジャーン、どうだ聡」
試着室のドアを勢いよく開けて聡にミニスカート姿の自分を見せてみた。
「うーん、めちゃくちゃ綺麗。足も普段ジーンズかジャージしか見たことなかったけど、
こんなに綺麗だったなんて…。
水泳の時はスタイルの良さに眼がいってたもんね」
おー聡めちゃくちゃ感動してる。もうワンサイズ大きいのにしようと思ったけど、
こんなに感動してくれるなら恥ずかしいけどこれでいいや。


「でも、もうワンサイズ上げない?葵」
「なんで」
覚悟を決めたあたしは、ちょっとむっとしながら聞いた。
「まず第一に、他の男どもに見られたくない。
第二に屈んだとき下着が見えそうで、不安だ以上」
「えー、見えそうで、ああいうのって見えないんだよ」
どっちが男だ。
「じゃあ、確認するからこの場で屈んでよ。」
「ばーか。わかったよ。もうワンサイズ大きくするよ。他
の男に見せたくないっての嬉しかったし」
試着し直してみるとウエストはぶかぶかだったがおしりの収まりはちょうどよく、
丈も短くもなく長くもなくちょうどいい感じだった。
聡が会計を済ませわざわざプレゼント包装にしてるのを待ってると。
きゅうに心の中から
「例えばボクが聡くんだったとして君にミニスカートをプレゼントするとするよ」
って先生の声が聞こえてきた。
え、いや焦らない、焦らない。
心の声は深層心理の訴え、こないだ先生がそんなこと言ってたじゃない。
いや、何かの本で読んだのか?
まあ、いいや。
「葵くんの恥ずかしそうな顔を見たら、気遣って本当のことは言えないじゃない。
本音を言えば、ミニスカートをプレゼントする時点で短ければ短いほど、
タイトならタイトなほどいいに決まってる。
恥ずかしさとかを考えなければ、絶対にその方が綺麗なんだから」
「綺麗?」
あたしは独り言をつぶやいた。
「え、どうしたの」
声が聞こえたのか聡が顔をのぞき込んできた。
「ううん、何でもない」
あたしは、心の会話が聞かれたんじゃなかったかなと思ってちょっとドキドキした。
店を出るとあたしは
「これってさっき試着したやつ」
「そうだけど」
「えー、さっき着てたの中糸がちょっとほつれてたの。変えてもらってくる」
あたしは、あわてた風を装いながら聡にそういった。
「俺が行ってくるよ」
「いいの、いいの、あたしはこれプレゼントされたの本当に嬉しいんだから。
あのビルの3階の居酒屋さんでご飯食べようっていてたんだよね。
先に行って待ってて。すぐに追いかける」
あたしは聡の手から鞄をとるとさっと店に入っていった。
「あのー、もうツーサイズ小さいのに変えてもらえますか」
「御試着なさいますか」
「いいです、いいです。試着の感じからいうと絶対に大丈夫です」
「でも、お丈の方はだいぶ短くなりますよ」
「構わないんで、お願いします」
短ければ短い方が聡も絶対喜ぶ。
おしりもきついかもしれないが、あたしの場合ただ大きいだけじゃなく上に向いている。絶対大丈夫。
もし、下着のラインがばっちり見えるのなら、土曜日にでもラインが見えない下着を買いに行けばいい。
あたしは何かに突き動かされるかのように、スカートの交換を店員さんにお願いした。

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