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カウンセリング -8-

「チッ、最悪だな…。この沿線はでるって聞いていたのに…」
あたしは女子トイレの個室で、男の精液がついたジーンズを見て心の中で嘆いた。
そう言えば後ろにいた、コートのおじさんかをは見えなかったが、挙動がおかしかった。

究極の選択だ。痴漢の精液がついたジーンズ、下着のラインが見えるミニ、ストッキングなしでTバック…。
もう一つこのままドタキャン…。
頭のなかで全部考えたが答えが出ない。
あ、電話だ。鞄のなかの電話がふるえているのに気がつくと、
あたしはとりあえず気を紛らわすためにでた。
「もう、4時だよ。何してるの、早く来なさい」
電話の向こうの美由紀先輩は、確認もせずいきなりそう怒鳴ってきた。
「す、すみません。今駅に着きました。でも…」
「どうしたの。何かあったの、迎えに行こうか」
「せ、先輩って今先生のところにいるのですか。」
「そうよ、駅にいるなら10分で来れるわね。じゃあ、待ってるから」
そこまで言うと先輩は電話を切った。
「せ、せん…」
あたしは、事情も説明できず。電話の向こうの先輩に何か言おうとしたが、
むなしくツーツーて音だけが鳴り響いていた。
「しかたがない、女の人と先生、50過ぎのおじさんだけだしいっか。
帰りはコンビニでストッキング買うかしよう」
自分に言い聞かせるようにそれだけ思うと、あたしは意を決してTバックの下着とデニムのミニをはいた。
こりゃー、先輩のこと笑えんな。まあ、いいや最悪ジャッケトを膝に引いて占いをして貰おう。
あたしは、先輩にせかされたこともあり先生の家に走りながら向かった。
「こんには、遅れてすみません」
「いらっしゃい。待ってたのよ。早速お部屋にどうぞ。」
あたしは受付のお姉さんとそれだけ会話すると慌てて、応接間に入っていった。


「で、そう言うサイトがあって、あたしが先週受けてことが掲載されてたんです」
あたしは、部屋にはいると先生に昨日のことを説明した。
「じゃ、菜々美くんに、調べておいて貰おう。
ああ見えても、昔はコンピュータソフトの会社に勤めていたんじゃ。
大丈夫ちゃんと、処理して貰うよ」
「ははっは、先生、占い師のおじさんと先生が入り乱れてますよ。
あたしには、もう普通の口調でいいです。それで、先生お願いなんですけど…」
「窓を閉めてほしいと」
あたしの言葉を察したかのように、先生は後を続けた。
「そうです。お願いします。もちろん、変なことなしで」
あたしは、笑いながら先生にそうお願いした。
「ははは。もちろん理由もなしに変なことはしないよ」
「理由…」
「いやいや、もう先週みたいなことはせんつもりだから。安心したまえ。はははは」
先生がそういうと、あたしは耳タブの裏が熱くなるのを感じた。
恥ずかしい。でも大丈夫、先週もそうだったし、先生は 理由 もなしに人に疑われるようなことをする人じゃない。
そして今重要なのは、先生がどういう人なんかじゃなく、あたしと聡がうまくいく方法を手に入れること…。
あたしは、そうい自分に言い聞かせながら、雨戸を閉めてまわる先生をぼーっと眺めていた。


「で、どうだい。常識がコントロール出来るってことまで、先週学んだわけだが、実践してみた?」
先生があたしに聞くから、
「先生が先週いったのは、常識がコントロールできるっていうところまで。
コントロールの仕方は教えてくれなかったじゃないですか」
あたしは、抗議しながら先週の出来事について覚えている範囲で包隠さず話をした。
「なるほど…。キスは出来たわけか。
あ、暑かったら膝に書けてるジャッケトはそこのコートハンガーに掛けておきなさい。」
どうしようかと思ったが、これから話が長くなるかもしれないし、
部屋も薄暗いから大丈夫といい聞かせながら、
あたしはジージャンをコートハンガーに書けた。
「おう、これは僕好みの格好だな」
って好色親父の眼に戻った先生がそういうから。
「変態痴漢に来る前にであって、服を汚されたんです。
でなきゃ、聡以外の人の前でこんな格好しません」
「汚された?」
「いや、まあ、何でもいいじゃないですか。
先生も嬉しいのを隠してください。相談事の続きを…」
なにで汚されたかを言えるはずもなく、あたしは話をごまかした。
「で、続きだね。自分自身と中年男の体か…」
先生はお香の量を増やしながら、何かを考えているようだった。


「うーん。まず、自分自身が見えたってことは自分としてはそういう行為をするかもしれない自分に対して、客観的に見えるようになったのかもしれない?」
「客観的?」
「そうだよ。今まで外国の女性が見ていたってのは、
あくまで他人事、遠い国の出来事って思いだったんだ。
でも、自分自身が見えるようになったのは、
自分自身がそういうことをするかもしれないって心が感じ始めたんだ。
で、その葵くんはどんな顔だった。その顔を見てどうだった?」
先生はさらりと恥ずかしいことを聞いてきた。
「重要なことです?それって」
あたしがいいあぐねて聞くと…。
「葵くん。占星術って知ってる…」
「わかりました。いいます。いいます。先生には隠しごとしません」
あたしは、先生の言葉を遮るように返事をした。
そう、聡とうまくいくのが目的…。
「うーん。まあ、嫌な感じはしなかったかな。どうだろ、よく覚えていないな…」
「今、思い出して。その顔がどう感じるかが大事だから」
「うーん。セクシーと思うかもしれない」
あたしは、あの時見えた顔を思い出しながら、そう答えた。
確かに、男の人を舐めるなんて絶対に嫌だが、
自分のそういう顔がイヤかと聞かれると正直嫌な顔だとは思えない。
まあ、それも実際見た顔じゃなく想像上の顔なんだが…。


「じゃあ、それはそれで置いておいて、何故相手が中年男性だったか考えてみよう。
それはやっぱりそういう行為に対して、嫌悪感があるからなんだ」
「嫌悪感…」
あたしは自分の考えが見透かされたような気がして、
少し照れながら先生の話を聞き返した。
「そうなんだ。簡単にいうけど、実際そういう行為を初めて恋人同士がするときって、どんなだと思う。
だいたい、好きな男の子に頼まれて断り切れなかったとかペッティングの途中で無理矢理入れられたけどはき出したり噛んだりしては行けないと思ったとか、
あるいは初めて同士だったら、妊娠をおそれてそういう行為で代償するとか。
そういうことなんだ。
だいたい、初めてするときにオッシコがでているところを舐めるなんて女の子はそうそうよろこんでできるはずない」
「はい」
あたしは、どう答えていいかわからず、ただ返事をした。
「じゃあ、なぜだんだん抵抗感がなくなって、
例えパートナーが変ったとしてもそういう行為をしていくことが平気になっていくのか」
「平気になって行くんですか?」
「まあ、平気になっていくことが多いね。続けるよ。
何故平気になっていくかというと、その後に続くSEXとかの良さがわかったり男の子が喜んでくれるのが嬉しかったり。
まあ、いろんなそれに付随することの喜びを感じているうちに、その行為自体が感じるようになるんだ」
「本当にそんなもんですかぁ?」
どうも、口でだまされている気がするあたしはそういい返した。


「うん、エッチな話だから信じられないと思う。じゃあ、例えばスポーツ選手で考えてみよう。
練習でただひたすら走ったり、部屋の中でダンベル上げたりするのは楽しいと思うかい?」
「いいえ、でも。試合に勝つために練習するんじゃないですか」
あたしは答えた。
「そうなんだ。でも練習のおかげで、試合に勝てたり上手くできたりしていくと、
そのうち、練習そのものが快感になってくるんだ。
また練習自体に喜びを見つけないとそうそう長続きしない。
だから、中学生ぐらいまでは練習に鬼ごっこ等の遊びをいれたりして、練習そのものを楽しくしようとする。
まあ、つらい練習を楽しいものって思えるようにするんだ。
体は辛い、部屋の中でダンベル上げても面白くない。
それはわかっていても練習は楽しいものって思える力をつける、
これが常識コントロールなんだ」
「はあ、そういうもんでうかねぇ」
あたしは、先生の話が納得できたのかよくわからないのかわからないままそう返事をした。
「続けるよ。要するに、特訓とか男の人を舐める行為は、それそのものの苦痛とか嫌悪感より、その先に見えるものに対して快感を得るんだね。
じゃあ、どうして聡くんでない人間が見えたのか」
「どうしてです」
「それは、葵くん自身はそういう行為に至っても仕方がない、
あるいは聡くんの為にしてあげようとか考えているのに、
そういう行為は不潔だとか出来る限りはしないほうがいいて常識が嫌悪感を抱く人間を見ることによってブレーキをかけようとする」
「はあ?」
「しかし、葵くん自身は夜一人でするとき、そういうシーンも思ってやっているはずだ」
「えーっと。そうですね……」
あたしは、数日前にした行為を思い出し顔真っ赤にしながらも、
この先生の隠し事は無駄だと思い始め、軽く肯定の意を示した。
「でも、そういうシーンを思い浮かべるとき、
必ず聡くんが喜んでるとか照れてるとかそういうことを思いながらしたはずでしょ、
葵くん」


「ええ、まあ」
「しかし、現実にはキスしただけで、そういう行為に対する嫌悪感が芽生えてくる。
これは何故かというと、聡くんはそういうことを強要しない聡くんとのSEXは美しい物だっていう葵くんの思いこみ…、
常識がそういう感情を芽生えさせているんだ」
「じゃあ、どうすればいいんです」
あたしは身を乗り出しながら先生に聞いた。
「あわてない、あわてない。まず、聡くんとの関係をどう進めたいが大事であって、
まさか、聡くんのチ○チ○を喜んで舐める女の子になりたいわけじゃないだろう。
ははははっは」
先生は大笑いしながらそういった。
「え、そ、そうですけど。いや、まあ、何かアドバイスを…の、が仕事ですよ…ね」
あたしは、消え入りそうな声でそう答えた。
「まあ、葵くんの問題点は、心と体と常識が大きく乖離しているだけだから、
そこを修正していけば、自然と解決するよ。
どうなりたいか、どうなるかは自然の成り行きに任せてみるのもいい。
君が、物事を理屈で考えるのもある意味長所なんだから、長所を伸ばすのも一つの手だ」
「長所…?」
泣きそうになりながら、あたしは先生にそう聞いた。


「うん、物事を理屈で考えるのは恋愛にはよくないと思われているが、
なんでも感情にまかせていいかというと、そうとはいいきれない。
こんな密室で変なことされても仕方がないと思って窓を閉めさせたお嬢さん相手に、
感情だけで突っ走ったらもう襲ってるよ」
笑いながら、先生はそういった。
「変なことされてもいいなんて…」
あたしは、最初の先生との話を思い出し苦笑した。
「でも、しないんですよね」
「もちろん。だから、理屈と感情をすりあわせていくことは悪いことじゃない。
世の中、それが出来ない奴が多いから事件も起こる」
あたしは、先生の話に吸い込まれていきそうになりながら聞き入った。
「じゃあ、ちょっと常識コントロールも兼ねて、理論と感情の摺り合せを練習してみよう」
「は、はい。いよいよ本題ですね。エッチなことはなしですよ」
大きな声で耳元にささやかれたあたしは、びっくりしたように返事をした。
「意識と思考の境界を曖昧にするためにちょっと深呼吸してみよう」
深呼吸って覚醒するためじゃないのってあたしは思いながらも、
深呼吸するとお香の香りが頭の中に入ってきて意識が飛びそうになった。
「思考はとばしちゃダメだよ。訓練にならないから。
頭の中にもやをかけて現実のこの部屋と頭の中の空間をシンクロさせるんだ。
で、僕がいった言葉の現実感覚を捉えるんだ。ロールプレイだ。わかるね」
何いってるのかわからない? 
でも、ロールプレね、意識を飛ばさないように…。
あたしはそんなことを考えながら、意識を飛ばさないように集中した。


「じゃあ、思い出しやすいように今日の出来事をシンクロさせながらロールプレイするね」
「例えばボクが痴漢だとして、君が乗客だとする」
そういいながら先生はあたしの横に座ってきた。
「これから痴漢が触るけど、君がどう感じるのか、よーく考えてみて…」
耳元に甘い息を吹きかけながら先生はそういってきた。
あたし何してるんだろ?そうだここは…電車の中、痴漢…え…。
先生の手があたしの胸をもみはじめた。
「や、やめてください。こないだのこともあるし…」
力なくあたしが抗議すると、
「大丈夫、部屋の窓は雨戸まで全部閉まっているよ。もう覗かれたりしない。大丈夫!」
そう大きな声で上からあたしにいってきた。
「そ、そうですよね。大丈夫ですよね。そのために雨戸まで閉めてもらったんだから…」
あたしは何か違うと思いながらも、自分にそう言い聞かせた。
「どうだい、感じないはずだ。痴漢には嫌悪感しか抱けないはずだ」
「あン、そうですね。きゃ…感じ…感じていません…」
あたしは、痴漢に感じるていることが恥ずかしいと思い。
胸の気持ちよさを隠しながら先生にそう答えた。


「そうなんだ。痴漢に感じる女の子なんていない。
もし感じているとしたら、相当変な子だ」
変な子、変態、あたしは違う…。
え、先生の手がシャツの下から胸に上がってきて、ブラの上から胸を弄り、いつしかブラの中にまで手が入っていた。
「どうだい。どんどん嫌悪感が高ぶってくるはずだ。
でも葵くんはあまりの恐怖に声を上げることも出来ない」
「はぁ、はぁ、はぁ。た、確かに感じたり…ハァ…感じたりしません。
常識で…ア、アン…考えても、感じ…ハァ…たりするわけないです」
まさか、ばれたりしなてないよね。あたしは自分に言い聞かせながら、先生にそう答えた。


「は、は、は、時間もないからさらに行くよ」
先生はそういうと、あたしのスカートの中に手を入れ下着の上からあそこを弄り、
おしりを触って…おしりってTバックだから直接触られてるの…イヤ、イヤン。
「ここまできても、葵くんは声も出せずに、心の中で痴漢を拒否するよ」
や、やめてー。変になっちゃう。あたしは、下着の上から刺激される、
あまりの気持ちよさに狂いそうになりながらも、
心の中で痴漢嫌悪、痴漢嫌悪って言葉を繰り返した。
「うーん、乳首がたってるな。でも、生理現象だから大丈夫。まさか、ク○トリスは…」
そういうと先生はあたしの下着のなかに手を入れてきた。
イヤーン、あたしはくすぐったさと気持ちよさといたさと、
いろんな感覚が入り交じった感覚が全身に走り、
もう言葉を話すことも出来なくなっていった。
そう、この感覚、これが、か・い・か・ん…
「じゃあ、葵くんの常識を変えてみよう。いくよ」
「はぁ、ああああん。はい」
もう返事したかどうかもわからなくなっていった。
「例えば、ボクが…」
「例えば、先生が…ハァ、ハァ」
「葵くんの」
「あたしの、ふうー、ハァ」
「最愛の人だとするよ」
「さひはひのひとぉ………ああん、イヤーン、はぁぁぁ」
そこまでいうとあたしは完全にイッテしまった。

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