日比野友華
- 2008/09/27
- 13:56
何と似合いのカップルだろう──三沢孝之と日比野友華が並んでいる姿を見ると、誰 もがそんな事を口にする。長身で甘いマスクを持つ孝之と、彫りの深い西洋美人風の 友華が並ぶと、それだけで絵になるのだ。美男美女、と言ってしまえばそれまでだが、 ここ、S大学においては、法学部に籍を置くこの二人が、ベストカップルに間違いが無い と言われている。...
剣 - Estranged その3 -
- 2008/09/26
- 06:03
-*-*- Estranged その3 -*-*- アイスベルクはサクヤを横抱きに抱えたままベッドへと上がっていった。 そしてサクヤを自分の腹の上に座らせるように下ろしながら仰向けに寝そべり、 腕を動かしてサクヤの下半身を覆っていた唯一の下着を取り去るとベッドの向こうへと投げ捨てた。...
剣 - Estranged その2 -
- 2008/09/25
- 06:01
-*-*- Estranged その2 -*-*- サクヤは覗き穴の向こうで宿屋の制服の白いブラウスを脱ぎ、 紺色の短めのグレイのスカートを脱いで純白のシルクの下着姿となっていた。 軽く片腕を持ち上げて胸元だけを隠すようにしている。 前髪に軽くウエーブの掛かった漆黒の髪をもう片方の手で直しながら 特に焦る様子もなく、アイスベルクの前でベッドのシーツを直している。...
剣 - Estranged -
- 2008/09/24
- 08:40
-*-*- Estranged -*-*- こつんと、背中にかたいものの当る感触を感じて目が覚めた。 売り上げの計算をしている内に、眠ってしまったようだ。 ぼんやりとした頭で机の前を見ると掛けてある古時計が真夜中の3時を示していた。...
剣 - 2 -
- 2008/09/24
- 08:20
「君は心配しているかもしれないが、若い娘の事、店主である君が言えば自分に言い訳も立つし思ったより思い詰めないものだよ。無論抱かれた事は言えまいが、現に他の町では俺達が泊まった宿の評判が上がってそこで働く娘さん達が良い嫁ぎ先に嫁いで行ったなんて話もあるみたいだよ。だから後のことは心配が要らない。」そんな事まで言う。...
剣 - 1 -
- 2008/09/24
- 08:19
まだ尖っては、いない。まだ充分ではない。剣に水を掛け、手を前後に動かす度に金臭い匂いと共にシュイっという鋭い音が部屋の中に響き渡る。放っておいて久しいこの鈍らの剣と共に、自分の心を奮い立たせようとする。...
幼なじみ寝取られ ~4~
- 2008/09/05
- 08:47
「しょーちゃん、晩ご飯できたよ」 キッチンからエプロン姿で真奈美が呼ぶ。 一人暮らしを始めて早半月……実際の所、食事洗濯掃除とすべて真奈美に面倒を見てもらっている……いや、何が一人暮らしだろうな……。...
幼なじみ寝取られ ~3~
- 2008/09/04
- 07:46
「なぁ、真奈美は今日帰りが遅くないか?」 「あなた、野暮なことは言わないの」 「?」 「お隣の翔一くんのところにいるんですよ。ひょっとして泊まってくるかもしれないわね」 「ああ……なるほど。そうか二人ともそんな歳か……嬉しいような寂しいような……」 「翔一くんなら真奈美を任せられますから安心ですけどね」...
幼なじみ寝取られ ~2~
- 2008/09/03
- 05:35
「か、カラオケってどこ行くのかな?」 放課後。私は由里と月夜くんに連れられて繁華街に向かう……と思っていた。 私が由里たちと行ったことのあるカラオケとは方向が違う。 裏路地を通って二人はどんどん人気の無い場所に入っていく。...
忍者学園 その3
- 2008/08/30
- 08:09
たとえば私たちがただの村娘だったら。 恋人を取られたとき、怒ってひっかいて、ひっぱたいて、大騒ぎして、 わんわん泣いて、そして………あきらめるのだろう。 それ以外どうしようもないから。...
忍者学園 その2
- 2008/08/29
- 08:07
翌日、事情を知ったリョウに責められた。 「確かに楓はこんなことでめげるような玉じゃないが、あんまりだろう。 あんたも恨まれるし、第一水樹が……」 ばたり、と戸が開いた。...
忍者学園 その1
- 2008/08/28
- 08:07
クナイは正確に、横一文字に並んだ。 「さすがアゲハ、完璧じゃん」 「あたりまえでしょ、誰が投げたと思ってるの」 私は答え、声の主の後ろに目をやった。 ひょろりと背の高いあいつが、にこにこと微笑んでいる。...
寝取り寝取られ堕とされる
- 2008/08/25
- 05:05
百合子は幼い時に父が交通事故に合い中学までは母子家庭だった。 高校受験が終わった後に、母から再婚話しを切り出される。 百合子は母が今まで自分のためにどれくらい苦労をしてきたかを知っている。 だから百合子はその話しは大賛成だった。...
美佐江
- 2008/08/24
- 13:03
美佐江が醒めた態度で夫の博史を迎えた。妻の胸元から微かに漂う名残汗。カッと頭に血が上った。堪える。 「あなた、お帰りなさい」 そ知らぬ顔の妻──知ってるんだぞ。...
つりあわない男
- 2008/08/22
- 09:13
※ 『盗人に100の鞭打ちを』 その掟は無法の街で定まった。 硬質な革鞭は人間の肉を容易く裂く。100の鞭打ちはすなわち死だ。 窃盗のような軽犯罪で死刑になるとあり、町の治安は多少改善された。...
妻が・・・
- 2008/08/21
- 07:10
佐々木は上司の山田とマンション建設予定地を視察に、雨の降る夜だった。 何時もなら佐々木の運転だが、その夜は山田の運転だった慣れぬ細い道路、 運転を誤り道路脇の溝に転落、山田は軽傷で済んだが佐々木は腰の骨を複雑骨折の重傷だ。...
大事な弟
- 2008/08/19
- 07:09
俺は弟が一番大事だこういうとドン引きする奴が多いけど、別に恋愛感情を抱いてたりするわけじゃない母親が何が何でも自分の子供を守ろうとするような感じと言えば理解してもらえるだろうか?...
寝取りくん
- 2008/08/18
- 15:29
さわやか青春寝取られSS 『寝取りくん』 タカヤとマサシが、喧嘩をしている。 タカヤは、ちょっと古風のヤンキールックで、夏でも長ラン着込んでびしっと決めている。...
SFもの 4
- 2008/08/16
- 07:10
俺は最近はサーリャさんに惹かれてるとはいえ、 それでも一番好きな女の子の事を考え、心の中で謝罪し改めて『敵』を撃破する。 その時だ、別の味方機の戦いが見えたのは! 「あれ…あの機体は!」 「獅子のエンブレム…ニースのですね」 そう、あれはニースさんの特別機だ…つまりあれには今、 本来のパートナだったマナカが乗って操縦している。...
SFもの 2
- 2008/08/15
- 13:08
「驚きました?ふふ…」 「ま、まぁね…」 目の前に居る少女の、その歳頃とは思えない淫靡な姿に、 俺は呆然とさせられていた…こんな世界は初めてだったしな。 確かにニースさんってずっと歳の離れた年上男性だが、 こんな性癖を持ち…こんな少女にここまで堕とすだなんて。 俺にはとてもついていけそうにない世界だと感じたよ…その時だ!...
SFもの 1
- 2008/08/15
- 13:07
俺が生まれた時代、人類は科学の発展の末に宇宙に進出していました… 宇宙への進出は様々な可能性と恵みを人類に与え、 より文化を発展させていき、繁栄を約束されると世界中の人々が信じ… 確かに驚異的な速度で進歩したのです。...
兄妹の再会 2
- 2008/08/12
- 07:15
「兄妹の再会と、私とお兄様の出会いに乾杯」誰かが用意した缶ビールを掲げ、奈美が音頭を取って乾杯が行われた。その横には智生、そして対面には裸の千尋と少年たちがいる。...
兄妹の再会 1
- 2008/08/12
- 07:13
引っ越しました、千尋──そう書かれた手紙の住所を頼りに、稲垣智生は妹の千尋に会うため、電車を乗り継いである田舎町までやってきた。今年、二十四歳になる妹は、この町で高校の教師をしており、実家にはせいぜい、年に一、二度しか帰って来ないので、兄妹は久方ぶりの再会となる。...
幼馴染の智美
- 2008/07/12
- 09:26
俺は陸上部でレギュラーに選ばれていた。 けど、その大会2週間前に誰かに階段から突き飛ばされて 足を骨折。大会には間に合わないとの事。 それに足だけで済んでよかったかもしれない。 頭をうったりして死ぬこともあるからだ。...
平和な日常(2)
- 2008/07/11
- 20:54
この日を境に、敦子は帰宅時間が遅くなるようになった。それと同時に、工藤たちも店へ来なくなっている。継雄の胸中に、何とも言えぬ不安が募る。「姉ちゃん、どうしたのかなあ・・・」近ごろはもう、滅多に話もしなくなった。どちらかといえば、避けられているようだった。そんな日々がしばらく続いたある日、継雄は仕事帰りに通りかかった公園で、三人の少年と、姉の姿を発見する。しかも、彼らはケンカの真っ最中だった。...